紙の本
何度でも読める作品
2022/08/13 16:31
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投稿者:ルリノツキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻も非常に面白いです
ここに凝縮された謎解きの一つ一つが解ると
日本の歴史の中で埋もれてきた数々の事柄を
スムーズに理解することが出来ます
後書きには歴史ミステリーではないと書かれていますが
その方の視点だけでミステリーのジャンル分けがなされるわけではございません
この作品は歴史ミステリーに該当します
紙の本
竹取物語
2020/02/12 13:36
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
「式の密室」から繋がっているので、やはりシリーズ物は順番に読まなければと反省。殺人事件の方は、人物相関図を出して欲しいくらい誰が誰だか混乱しました。いつもながら、お酒が美味しそうです。
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QEDシリーズの6作目。今回は本当に歴史物。事件は付録。今までは歴史と事件が結構いいバランスで書かれていたんだけど、今回は歴史に走りすぎてしまった感があり、残念。
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2007/9/2~9/8。QEDシリーズ。竹、ささ、丹、七夕などに潜む歴史の裏側を考察しながら、現在の奥多摩での殺人事件の謎に挑む、タタル。歴史の裏好きにはたまらない一品。
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「鷹群山の笹姫様は……滑って転んで裏庭の、竹の林で右目を突いて、橋のたもとに捨てられた」。不吉な手毬唄が伝わる奥多摩の織部村で、まるで唄をなぞったような猟奇殺人事件が発生。ご存じ桑原崇が事件の鍵を解きつつ、「かぐや姫」の正体と『竹取物語』に隠された真実に迫る。大好評シリーズ第6弾!
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シリーズ六冊目。
今回も歴史的考察と殺人事件の解離性が気になった。
とはいえ、出だしが好き。あの不気味さと恐怖が読書欲をそそる。
今回も歴史の裏側を堪能できる作品ではある。
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竹取物語と七夕に隠された「騙り」が現在に蘇る。この作品の定番である「騙り」が今回も登場します。今回の題材は我々に身近な物語である竹取物語です。竹取物語は非常に押さない時分に「童話」として聞かされ、高校生の時分に「古典」として習います。そして、今、その世界をさらに超越した「高田ワールド」の中で竹取物語の世界を調理してみてください。
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QEDシリーズ第6弾。
前作「式の密室」と時事的に連続して物語が始まる、新鮮味のある導入。
この作品のみ単体でも存分に楽しめる作りはさすがパズラーでもある著者の才能を窺わせる。
今回のテーマは日本最初のファンタジーにして世界最古の物語「竹取物語」を歴史の謎に、それに見立てた殺人事件の謎を沿えて語られている。
著者云く「最初の作品から通しで読んでもらいたい」このシリーズ。
私も同感である。
高田崇史氏の呪に染まってみようではないかw
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竹取物語と奥多摩の事件を絡めながら進行。笹姫様伝説がキーワード。微妙に前作「式の密室」の続き。やっぱり面白いです(2008/02/16読了)
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何を隠そうこの作家のこのシリーズの大ファンなわけですが。
ただ現実に起こっている事件を解決するだけでなく、歴史の謎を同時に解き明かしていくミステリーです。
それだけにやはり歴史に興味を持つ人にオススメですが、題材が百人一首とか日光東照宮とか陰陽師とか結構知名度の高いものを選んでいますので、歴史が苦手でも楽しく読めるかもしれません。
本シリーズ六作目となりますこの作品ですが、今回の題材は竹取物語。
奥多摩の大自然の中にある斐田村と織部村の二つの村にまつわる笹姫様の伝説。さして急でもないカーブなのに交通事故が多発する魔のカーブ。その犠牲者が口にする言葉「竹が光った―――」
そこに絡んでくる竹取物語の新事実。作者は誰なのか。なぜ竹から生まれてきたのか。かぐや姫の帰った月とは一体どこなのか。なぜ題名が竹取物語なのか。そして、かぐや姫とは誰なのか。
薬剤師桑原崇と棚旗奈々が再び歴史の謎を解き明かし、今までの常識を覆す歴史ミステリー。是非ご一読あれ。
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「鷹群山の笹姫様は…滑って転んで裏庭の、竹の林で右目を突いて、橋のたもとに捨てられた」。不吉な手毬唄が伝わる奥多摩の織部村で、まるで唄をなぞったような猟奇殺人事件が発生。ご存じ桑原崇が事件の謎を解きつつ、「かぐや姫」の正体と『竹取物語』に隠された真実に迫る。
シリーズ第6弾。
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かぐや姫=衣通姫=小野小町
出雲=雲(=蜘蛛、朝廷に逆らう者)が出る場所
笹=砂砂(砂鉄)
タタラ場を風景として使ったもののけって、実はなかなかハードだよなぁ。
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諸説ある中でこの話を選んだのは作者が一番信憑性があり、説明出来るからなのか?
相変わらず、タタルから説得力あるお話を聞けるわけですが、今回はなんか言葉遊びというかゴロ合わせみたいな感じが非常に目立ち過ぎなのではないかな?と個人的に思ってしまいます。
でも、昔の言葉を知らない自分にはわかりかねてしまうんですが。
さて、タタルが証明する竹取物語は置いておいて、今回の事件
まだ、シリーズも途中までしか読んでない自分だけど、他の方の書評などでも指摘が多いようにミステリー部分は弱い部分があるんですが、今回は過去4作と比べても、え~ってちょっと言いたくなるかも・・・。
犯罪の動機はここまでシリーズ通り、昔からの言い伝え的なものがある。
そして、事件のキーとなりそうな人が早々にピンとくる構成、多くの人が気付いたでしょう
だれが犯人なのか・・・。う~んこの部分が強くなれば!!って思ってしまいます。
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このQEDシリーズは歴史の考証が奥深くって、納得させられてしまいます。
「お正月」も「節分」も「ひな祭り」も「端午の節句」も実は全然おめでたいものではなかった・・・「松竹梅」もしかり。そんでもって、「かぐや姫」も実は、悲しいお話でこれら全てに「騙り・秘密」が隠されていて・・・。
もうドキドキの連続でした。この本書は前作の「式の密室」から続けて読むとなお面白い。
このシリーズを読んでいると「言霊」や「呪」「騙り」とかでずいぶん隠された歴史をかいま見る事が出来る。「鬼」「怨霊」「土蜘蛛」「河童」・・・これって実は・・・。もう目からウロコ。みたいな感じでしたよ。
このシリーズで私が好きなのは、「東照宮の怨」です。江戸を作るときの天海憎正が仕掛けた巨大な「深秘」。謎。とっても面白かったです!!
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竹取物語を巡る謎(というよりうんちく)と、現代の殺人事件が絡むミステリ。歴史ミステリというのには、両者の謎がかみ合っていないような気がする。
現代の殺人事件のほうは、ちょっとワンアイデアのトリック。ある意味では意外で盲点を突かれた感じがしたけど、それほど感心はしなかった。
竹取物語のほうは、いろんな知識がずらずらと尻取り的に提示されていくだけの感じ。小説のネタとしては、あまりおもしろくない。研究所として読めば、なかなかおもしろいのだけど。
全体として、ミステリとしては今ひとつ。ちょっと発想のおもしろい短編ミステリに、アマチュア研究家のうんちくが詰まった論文を足して量を増やしたような印象だった。
2006/11/26