紙の本
できる人の考え方
2008/04/13 22:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
レバレッジを意識した「考え方」を身につけ、成果を出していくための本。その考え方とは労力、時間、知識、人脈の4分野に自己投資し、パーソナルキャピタル(自分資産)を構築し、レバレッジをかけて、少ない労力と時間で大きな成果を上げる、というもの。従来の考え方では「労力×時間」が1なら成果も1だったが、レバレッジ・シンキングをベースとした仕事のやり方で成果を∞(無限大)にできると謳う。
既出の「レバレッジ・リーディング」ではパーソナルキャピタルの「知識」の部分にレバレッジをかけるノウハウを書いていた。本書のタイトルのレバレッジ・シンキングはそれよりも上位の概念だという。本書では先の4分野のそれぞれにレバレッジをかけるノウハウについて4つの章を割いて述べている。労力、時間、知識、人脈の4つはいずれも互いに関連するもので、互いを補強するものと考えられる。それらにレバレッジを効かすと、仕事の効率が上がり、労力や時間に余裕ができ、余った労力、時間を再投資することで更にパーソナルキャピタルが増えていく。その繰り返しの結果、成果が無限大になるという論法だ。
本書に書かれていることはある程度経験を積んだビジネスパーソンなら普段やっていることばかりかも知れないが、それを後進に教える立場になったとしたら容易ではないだろう。本書のようにまとめられていれば、「これを読め」と言えば、部下と共通認識が生まれるだろう。教える労力も節約できる。
自分自身、時間の使い方が下手だと思う私は、第3章の「時間の固定費を削れ」というのが印象に残った。1日24時間から固定的な時間(固定費)を引いたのが自由時間(変動費)と捉える。それを自己投資に費やす、という。「自己投資の時間を天引き」にするという考え方も新鮮だ。
巻末には「レバレッジ・シンキング・チェックリスト」なるものが付いているのだが、本書で書かれている考え方が一覧できる。「今までの考え方」と対比されており「レバレッジ・シンキング」的な考え方との違いが分かるだろう。このチェックリストの使い方は、レバレッジ・シンキング的な考え方ができるまで常に持ち歩いて、眺め、頭に刷り込むのだそうだ。勿論、本書の内容をよく理解した上で眺めなければいけない。
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『無意識的に小事に取り組んでいるのは、意識的に大事に取り組まないのと同じ事である』
⇒耳が痛い。小事で忙しい時間を送って満足している場合がある。優先順位を意識しないと。
『仕組み化』まで落とし込む
⇒確かにここまでやらないと、また同じ手間・労力がかかる可能性が高い。課題発見→対策→実行、までで終わらない様、日々の業務を見つめなおす。
『チェックリスト』
⇒これもやっている様でやれていない。
部署で共有する所まで行かないと。
『一日でも抜けたりすると気持ち悪くなり、気づいたら習慣化』
⇒飽き性なので、これはハードルが高いが、小さな事からでも始めたい。
『トヨタの役員は会議に出るとき、別の仕事を持ち込む』
⇒これは少し勇気がいるが、自分の発言が少ない場合から、トライしてみる。
『人間が変わる方法は3つしかない。時間、住まい、付き合う人を変える。無意味なのは、決意を新たにすること』
⇒時間と付き合う人から変えてみる。
『一から百を生む』
⇒成功人のマネをする。ゼロからクリエイトは困難。もっと勉強が必要。
『本の内容を実践してこそレバレッジ』
⇒今まで欠けていたので、このレビューから実践。
『マインドの高い人と付き合う』
⇒最近、忘れていました。
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[目的]思考、行動のOSとする。
最近迷っているので、自分の価値観を強固にしたい。
自分の考えに近い本。
レバレッジという考え方
プロスポーツ選手は4:1、ビジネスマンは1:99
4つのパーソナルキャピタルを構築する(労力・知識・人脈・時間)
パーソナルキャピタルをためるにはある程度の経験が必要
効率重視なので、夜9時以降は働きませんではだめ
成果が上がるから余裕時間ができる
ゴールを定め、しないことを見つけよ
労力のレバレッジは、1仕組化、2無意識化・習慣化、3KFSを見つける
マニュアルは状況が変化しているのに、マニュアルどおりに使ったらダメ
小さな習慣を行うことは、脳科学的に良いと証明されたもの
KFSを見つける(前例を調べる、うまくやっている先輩に聞く、ビジネス書から学ぶ)
二毛作で更なる効率化
労力のレバレッジには体調が大きく関係する
複雑な決断を下す際の能力が向上した人が70%多かった
時間のルーチン化(インプット、アウトプット、生活、プライベート)
時間割を使ったら、反省をする。意味のないこと、意味のあることに分ける
平日のランチは人脈投資
自分に似たタイプの人のやり方を参考にする
1.メディアとして体系だっているもの(知識的)
2.スクール、セミナー、通信教育として体系立っているもの(試験の合格方法)
3.体系たっていない他人の体験(実践的)
本で得た知識を、繰り返し読んで条件反射的に行動できるようにする。
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レバレッジ第三弾。
ここまで来ると著者の主張が一貫して強く伝わってくる。
まずは「時間は有限」という事実に早く気づく必要がある。
それを意識することによって日々を有効的に生きることができる。
ゴールを設定することはやり易いときもあれば設定が難しいケースがある。どうシナリオを作るか。
取捨選択をすることも今の課題。
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レバレッジシリーズで最後によんだ本。
相変らず内容は似たり寄ったり…(苦笑)
このシリーズの本の限界効用は、一冊読むごとに下がっていくので悪しからず。
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何をやるにも効率よくやりましょうよ。
個人には、労力・時間・知識・人脈の資産がある。これらを、うまく考えることで少ない労力で大きな成果を上げましょう。
労力・資産に関しては、時々無意識にやっているけど、よ〜く考えると無駄に行動していることが多い。ちゃんと先を考えてやることで、無駄も無く、効率も良くなる。
知識は、得ることに注力して終わるのではなく、活かしてナンボ。
人脈も意外と大きな資産になる。改めて言われると、そりゃそうだと考えるけどさ。”人脈”と考えず、隣の人が自分のトレーナーになってくれたりすることを考えればさもありなんか。
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こちらがシリーズ中もっとも面白い一冊。いや、最も有用な一冊と言うべきか。彼の思考(志向)が体系的に纏められた、良書。
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自分への負荷を減らしながら、投資すべきところに集中して成果をあげるための方法論。
労力のレバレッジ
・マニュアルやフォーマットを大事にする
・ゴールからの逆算発想のスケジュールとチェックリストの管理
・いい行動の無意識化、習慣化を目指す(人間の行動の95%は無意識で行われている)
・小さな習慣をたくさん作り、大きな習慣を作る
・作業を始める前にゴールへの最短距離を考える
・「80対20の法則」から100のやるべきことの中で、本当に必要なものは20
・自分はできると暗示をかける
・体調管理をしっかり行う
時間レバレッジ
・ゴールを決め、現状からゴールまでを俯瞰し、逆算でタスクを決める
・時間割を作り、時間をルーチン化する
・インプット/アウトプット/生活/プライベートでスケジュールを管理する
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『レバレッジ〜』シリーズの最新作。人生で成果を上げるには「人脈」「時間」「知識」「労働」の4つの観点からの事故投資が大切だと唱え、既刊の本と同じように実践アイディアを紹介してくれている。面白い本です。
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この手の啓発本は時々読みますが、本書ではこれといって実践に繋がる何かを見つける事が出来ませんでした・・・
良書なんでしょうけど、自分に役に立って実践に繋がったかが重要なわけで・・・
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2007年8月17日
語り口:軽い・現代風 内容の密度:中 役立度:高い 所要時間:1.5時間
時間の管理を習慣にして、雑念を少なく生きることをこれから目指す。
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4つのカテゴリーでのレバレッジ(てこ)を掛ける考え方を記述している本。
・労力
・時間
・知識
・人脈
30〜50際のビジネスパーソンが「学習・研究」「スポーツ」「交際・付き合い」に費やす時間は1日40分足らず。
「学習・研究」だけ見ると1日10分
というデータに衝撃をうけた。
効率よく自分への投資を行えば簡単に抜け出せる。
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レバレッジ(てこ)の力を利用して、最大限の効果を得るという思想は、効率的な、仕事や勉強がしたい人には参考にすべき方法だと思われる。ゴールを明確にすれば、無駄な時間や労力を使わないで済む。時間も、ただ、長く取れば良いというわけではなく、集中力を発揮するには、ルーチン化することも大切なのである。読書量も、している人としていない人では、大きな差が出てしまうので、1日1冊の習慣は、続けていかなければならないと思った。
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子供の頃に集中して出来ていたことが大人になるといつの間にか時間に追われてしまい、結局手がつけられないことが多くなってきてしまった。そこで時間を無駄にしない工夫が必要である。そんなアイデアや最大限に活用する内容が含まれている。
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経営者でレバレッジリーディングがベストセラーとなった著者の考えの本質が分かる一冊。
今までのものよりも、より深く著者の生活が見えてくる。
モデリングするならこの本からかな。
労力・時間・知識・人脈という面からレバレッジの利かせ方を作者の行動を元に記している。
なるほど、これが本田氏を形作っているんだなと思った。
若干、ステレオタイプな人なのかなという印象も受けるが、習慣というのはこういうものなのだろう。
これのくり返しが、年を重ねたときに含蓄のある言葉を発せる元になるのだろう。
いかに時間の中で物事をこなすか。
確かに時間が有限であるかぎり、いつまでも同じことを続けるわけにはいかない。
ずっと同じことを同じ時間でやっていては何の進歩もない。
同じ量をこなして、結果はそのたびに大きくしていく。
レバレッジの本質か。