まついなつきのムーンチャイルド占星術

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投稿者：しのはら　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

西洋占星術で、０歳から７歳までのこども時代を表す天体は「月」だといいます。また、毎日繰り返す家庭での私生活や、母性を表すのも「月」。
そんなわけで、本書は母と子それぞれの月のサイン（星座）に着目し、お互いの相性や上手な付き合い方を探る「子育て占星術」本なのです。
（しかも、著者は男子３名育成中「笑う出産」のまついなつきさん。現場の経験、活かされてます）

　たとえば、私のこどもは月射手座。「スポーツや勉強など日常を離れた世界に生きる喜びを感じる一方、日常生活のルールはさっぱり」だとか。あ、当たってる！（汗）対策としては、「ルールの理由を、理屈っぽいかなと思うくらいこんこんと説明する事」ですって。ふむふむ、めもめも・・・φ(.. )

　１５歳くらいまでの学童期を表す「水星」に関する章もあり、「子育て期」は０歳から１５歳までばっちりカバー。
雑誌の占いページ的に自分やこどもに該当するタイプを探して読むのも楽しいし、じっくり読めば、ホロスコープの仕組みや天体・サインの意味など西洋占星術をもう一歩深く知るきっかけにも。
また、夫との相性やＰＴＡでの人間関係などのお役立ち情報もきっちり網羅。至れりつくせりであります。

　思えば、ある時は天使のコーラスの中にいるように感じ、またある時は孤独な牢獄のようにも感じられる、母親業というこの特殊なポジション。
「牢獄」と感じるほど煮詰まってしまう前に、この本で自分とこどもの関係を客観的に見つめ直してみてはいかがでしょう。
　「こどもは親の持ち物でも分身でもオマケでもない、まったく別のホロスコープを持つ、別個の生きものなんだ」と教えてくれるこの本は、時にはしんどい母親業に解放と救いをもたらしてくれるのです。