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鼠(ねずみ) 鈴木商店焼打ち事件
著者 城山三郎 (著)
利潤を追求する企業と、不況にあえぐ大衆、大衆を扇動するかのようなマスコミ。まさに今日的問題を、歴史上の事件を題材にえぐる。大正七年、一介の商店から三井・三菱と並ぶ大商社に...
鼠(ねずみ) 鈴木商店焼打ち事件
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鼠 鈴木商店焼打ち事件 (文春文庫)
商品説明
利潤を追求する企業と、不況にあえぐ大衆、大衆を扇動するかのようなマスコミ。まさに今日的問題を、歴史上の事件を題材にえぐる。大正七年、一介の商店から三井・三菱と並ぶ大商社に成長した鈴木商店は、米の買占めを噂され、大衆をあおる新聞の論調もあって、米騒動の群集の焼打ちにあった。第一次大戦による好況から戦後の不況へ、そして昭和初頭の恐慌に至る激動の時代に諸悪の根源と指弾された同店の盛衰とその大番頭・金子直吉の劇的な生涯を描く異色作。
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趨勢の中で
2001/05/23 03:28
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投稿者:岩竹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一介の商店から大商社に成長した鈴木商店は、米の買い占めを噂され、大正7年、米騒動の群集の焼き討ちにあう。第一次世界大戦の戦後の不況から、昭和恐慌に至る時代に、あたかも諸悪の根源のように一身に批判を浴びた鈴木商店と、大番頭である金子直吉の生涯を描きながら、時代の変転と群集心理の本質に迫った作品である。