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日暮れ竹河岸
著者 藤沢周平 (著)
盛りを過ぎた吉原の花魁、自分の不注意で子を亡くしてしまったおんな、嫁入り前の不安な心をもてあます娘……作者秘愛の浮世絵から着想を得て、江戸に暮らすおんなたちの心の揺れを描...
日暮れ竹河岸
日暮れ竹河岸
日暮れ竹河岸 (文春文庫)
商品説明
盛りを過ぎた吉原の花魁、自分の不注意で子を亡くしてしまったおんな、嫁入り前の不安な心をもてあます娘……作者秘愛の浮世絵から着想を得て、江戸に暮らすおんなたちの心の揺れを描いた12の掌篇。かつて「江戸おんな絵姿十二景」という題で雑誌連載されたもので、各篇約4000字の小品とは思えないくらいの味わい深い読後感を残す。さらに安藤広重「名所江戸百景」から触発された、市井の人々の陰翳ゆたかな人生絵図を描いた7つの短篇も収録。生前最後の作品集。
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僅かな紙数で上手いなぁ
2020/03/09 07:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
文書表現の上手さでは志賀直哉かなと思うけれど、掌の小説の川端康成も流石と思った。今回、この短編小説を読んで藤沢周平も上手いと思う。上手いというよりも、味がある。情感がある。話そのものはハッピーエンドといった類の終わり方は少ないけれど、どの話も余韻を残し、その先は読者に任せるような形の作風と感じた。