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私の男(文春文庫)

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  • 販売開始日:2011/03/01
  • 出版社:文藝春秋
  • レーベル:文春文庫
  • サイズ:16cm
  • ISBN:978-4-16-778401-0

一般書

私の男

桜庭一樹 (著)

電子書籍

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紙書籍

724(6pt) 私の男 (文春文庫)

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商品説明

私は腐野花(くさりの・はな)。着慣れない安いスーツを身に纏ってもどこか優雅で惨めで、落ちぶれた貴族のようなこの男の名は淳悟(じゅんご)。私の男、そして私の養父だ。突然、孤...続きを読む

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商品説明

私は腐野花(くさりの・はな)。着慣れない安いスーツを身に纏ってもどこか優雅で惨めで、落ちぶれた貴族のようなこの男の名は淳悟(じゅんご)。私の男、そして私の養父だ。突然、孤児となった十歳の私を、二十五歳の淳悟が引き取り、海のみえる小さな街で私たちは親子となった。物語は、アルバムを逆からめくるように、花の結婚から二人の過去へと遡ってゆく。空虚を抱え、愛に飢えた親子が冒した禁忌、許されない愛と性の日々を、圧倒的な筆力で描く直木賞受賞作。

ユーザーレビュー

全体の評価 3.8
3.8
評価内訳 全て(466件)
★★★★★(108件)
★★★★☆(153件)
★★★☆☆(113件)
★★☆☆☆(31件)
★☆☆☆☆(9件)

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父と娘の近親愛。

14人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2010/04/17 00:31

評価5 投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 第138直木賞受賞作です。

 一部のファンには兎も角、1回直木賞を候補になるも落選したのも兎も角
世間的には、本書で桜庭さんは、一大ブレイクしたのだと思います。
 そんなに熱心なファンではなかったけど、もう一流作家の世界にいっちゃった感じです。
 北上次郎さんも、本書あたりから、桜庭さんを大プッシュしだしていました。
(しかし、私的には、そんなに化けたって感じもしないのですが、、、)

 震災で家族を失った、花とその養父となった腐野淳悟との近親愛を描いています。
 お互い、欠損家族だと認め合い、お互いをもっとも必要としている二人。
世間からどう思われようと、絆も強く、求め合っています。
 だが、第三者として、いや、感情移入しながら、
2.何人か称で読んでいる読者にとって
なにか、釈然とせず、どこかおぞましい感じさえする二人の愛。
 本書は、時間が逆行するように構成されていて、淳悟の若いときが徐々に描かれていくのですが、ストーカーのように花がおさないときから追いかけていたことも判り、余計にそれを感じます。 
 二人が求め合い、合致すればするほど、違和感を感じていきます。

 どんな親子でも、母親と息子と関係もそうですが、父親と娘の関係もどこか例えようのない
恋愛とはちがう絆というか、愛情の間柄をもっています。
 それが、小説として作品として描かれることによって、なんともいえない雰囲気とともに表現されているように思いました。
 これは、実は、桜庭さんの得意技なんですね、、。
しっかりした純粋な想いなんだけど、異常性、狂気みたいなものを含んでいる
家族いや、関係を変だということを全面に出さず、
読者にはしっかり違和感を持たせながら伝える。

 一大メジャーになった桜庭さんですが、
文壇の稼ぎ頭の中心選手として物凄く変わったんだろうなぁ、と思って読んでみて
意外と変わっていなかったのでちょっぴり安心したかもです。

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2008年直木賞受賞作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/28 09:45

評価4 投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

熊切和嘉監督によって映画化された際には、物語が過去から現代へと展開していく構成だった。本書では時間を遡っていくので、花と淳悟の孤独感がより深く伝わってきた

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考えさせられる小説です!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/28 09:05

評価4 投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、直木賞受賞作です。読者は読み始めてすぐに筆者のすさまじい筆致力によって作品に引き込まれていきます。何かつかみどころのない落ちぶれた主人公「淳悟」は、孤児となった10歳の少女「花」を引き取ります。そして、彼女を大切に育ているのですが、彼らの年齢の差はわずか。とうてい父と娘という年齢差ではありません。彼らはいつの間にか、心からお互いに惹かれていきます。これはすでに親子を超えた愛でした。さて、一体彼らはどうなるのでしょう。ぜひ、読んでいただきたい作品です。

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電子書籍 うーん…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/05/26 16:37

評価4 投稿者:はるまま - この投稿者のレビュー一覧を見る

花と淳悟の関係性というか、何故そこまでお互いに依存してしまうのか、という点が全然理解できなかった。。
でも全体を通せば面白いストーリーだったし、あっという間に一冊読み終わりました。
映画は観ていないけど、私の中で淳悟はトヨエツなんだよな〜!

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未だにどう評価していいのかわからない。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/02/15 18:17

評価2 投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

何度読んでも自分の中で評価の定まらない作家がいる。
桜庭さんはその一人だ。
この本では嫌悪をかきたてられるが、別の作品では感嘆をひきだされる。
いずれにせよ、強い感情を揺り動かす作家であることは間違いない。

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評価4 投稿元:ブクログ

2010/05/10 21:50

アマゾンのレビューに、
要するに淳悟を好きになれるかなれないかで、
この作品を好きと思えるか、気持ち悪いと思うかが決まる、
とあった。それに共感。

私は淳悟が好きだ。

2年前に読んだとき、どうしようもない嫌悪感でいっぱいだった。
読後の、気持ち悪さ。
面白いとは思ったけれど、テーマ自体についていけなかった。

今でも私は近親相姦というテーマが嫌いで、
いつも気持ち悪くなってどうしても感情移入できない。

でも今回は、感情移入してしまった。
どうしようもなく求めるということを、
うらやましいとすら思った。
内容を知っていて読んだからかもしれないけれど、不思議。


おそらく、
近親相姦であるということを知る衝撃が今回はなかったから、
純粋に二人の関係に陶酔できたんだろうな、と思う。


この汚らしい愛の形が嫌いではない。
自分は一生こういう関係を築くことはないだろうと思い、
だからこそ、少しうらやましくもある。


あともうひとつ、レビューから引用。
タイミング、その通りで、
今の私のどうしようもなく土臭い心境にぴったりだったんだ。




本は、人の肌に合う合わないは必ずあって、タイミングみたいなものも絶対あって。
今の私の肌や波長にどうしようもなく合ってしまったのですね。

淳悟を愛しいと思ってしまいました。抜け出すべきなのに、抜け出せない。そんな恋愛をしているからかも知れません。

評価4 投稿元:ブクログ

2011/03/03 19:24

途中までは、花の淳悟に対する感情がただ気持ち悪いと思っていた。それなのに最後まで読むとなぜかすがすがしく思えてビックリした。時間を逆行した構成の妙なのかな。

謎は謎のまま終わってしまうし、これからの2人のことを思うと、救いも何もない話なのに。

評価5 投稿元:ブクログ

2011/04/14 20:49

ほんと気持ち悪い話なんだけど面白くて、気付いたら花と淳悟のことを考えていた。たぶんふたりは愛し合うってことを、ほかのやりかたであらわす方法もあるなんて知らなかったんだろうな。わたしは完全に依存しあう男と女というふうに読んでいたから、これは性的虐待の話でもあるという意見を読んではっとした。あと3/11のことがあったので、花が遭った震災の描写は涙が出ました。

評価3 投稿元:ブクログ

2014/03/05 21:17

面白い構成。時系列がバラバラなものって結構あるけど、遡るのは初めてかもしれない。
もう一度はじめから読み返したら違う感じ方ができそうだけど、そこまでの気力はないかな。
名前の呼び分けに法則があるのか気になったけど最後までわからなかった。

評価3 投稿元:ブクログ

2010/04/26 02:09

親子の境界線を越えてしまった2人のお話。描写が生々しくも痛々しくて、罪悪感と共に息苦しくなりました。
第三者の視点も挟みつつ時間軸を遡っていく所が巧妙だと思う。
読後感よりは、読んでる時ジワジワくるものがあったような気がする。

評価0 投稿元:ブクログ

2015/12/06 06:24

9歳に震災で家族を失った少女が25歳のおじに引き取られて、洗脳されていく。彼女は、夫の下では幸せにはならないだろうなぁ。「俺のもの」とか「父と娘がいれば他に何もいらない」とか気持ち悪すぎる。子供も家族も誰のものでもない。冗長的な文章と感じ、時折斜め読み。

評価0 投稿元:ブクログ

2012/04/16 00:56

ねっとりベタベタした印象。
愛情が誠実に歪んでいる。
って禁断の愛だから当然なのかな。
文体が濃厚すぎてちょっと苦手でした。

評価4 投稿元:ブクログ

2011/08/26 06:59

それほど高評価していなかった桜庭一樹、こんな本も書けるのかと意外。腐臭を放つ純愛小説とでも言うのかな。ひとつのお話として結構好きです。未読の他作品にも手を出してみようかな。

評価4 投稿元:ブクログ

2010/05/17 23:26

序盤ずいぶん印象が違うけど、最後までいくと少女と父だったり、海だったり道具立ては「七竈」とか「砂糖菓子」とかと近いんだろうな。
主人公が傍観者じゃなかったり、時間軸のレンジが大きくなったりで、作品世界が広がったのかな…。そんでなんか、重い。

時間軸を逆行しつつ、未来のミスリードを過去でひっくり返すってのはなかなか面白いけど、そもそもミステリーな感じではないのが勿体ない。

評価4 投稿元:ブクログ

2010/07/09 01:55

直木賞受賞作、ということで当時話題になりました。
これは愛情か虐待か。
私にはちょっとよく分からないですけど
でも、性的虐待とか近親相姦とかいう言葉で括られたくないなと
思う程度には、この二人の生き方に惹き付けられました。

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