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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2011/03/01
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • ISBN:978-4-16-767916-3
一般書

電子書籍

悪いうさぎ

著者 若竹七海 (著)

女探偵・葉村晶(あきら)は、家出中の女子高校生ミチルを連れ戻す仕事を請け負う。妨害にあい、おまけに刺されてひと月の安静をやむなく過ごした矢先、今度はミチルの友人・美和を探...

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悪いうさぎ

税込 794 7pt

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悪いうさぎ (文春文庫)

税込 858 7pt

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商品説明

女探偵・葉村晶(あきら)は、家出中の女子高校生ミチルを連れ戻す仕事を請け負う。妨害にあい、おまけに刺されてひと月の安静をやむなく過ごした矢先、今度はミチルの友人・美和を探すことに。やがて見えてくる高校生たちの危うい生態──親への猛烈な不信、ピュアな感覚と刃物のような残酷さ──その秘めた心にゆっくり近づく晶。打ち解けては反発するミチル、ナイスなゲイの大家・光浦たちとともに行方不明の同級生を追う。好評の葉村晶シリーズ、待望の長篇!

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みんなのレビュー119件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

タイトルの「悪いうさぎ」の真相に辿り着いたとき、かなり寒い思いをします。

2004/07/07 17:13

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る


手加減しない探偵・葉村晶、彼女に降りかかる数々の事件や災難の中でも今回はスバ抜けて最悪です。
単純な女子高生の家出から始り、連続して起きていた少女達の失踪に繋がる今回の物語。
その裏にあった「ゲーム」の真相に辿り着いたときは胃の中に鉛を飲み込んだみたいな気分になりました。
しかも失踪事件と平行して晶に降りかかる問題は結婚詐欺師の牛島や歪んだ正義感を降り回す世良とタチの悪い連中ばかりと関わり合うこと。
でも二人とも現実の世界にいるタイプなんですよね。
読みながら晶に感情移入してしまうので心の中で色々な人達に毒づいてしまいました。
葉村シリーズ初の長編ですが、やはり長編だけに毒はかなりキツイです。
それでもこのハラハラ感と真相に近づいた時のドキドキ感は若竹さんならではの迫力!

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紙の本

「葉村晶」シリーズ初の長編

2017/07/07 14:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

「葉村晶」シリーズ初の長編です。
いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜もう最高でした。
さらにクールにさらに魅力的に格好良くなった葉村晶がいました。
自分の弱さも欠点も受け入れ、それでも自分らしく生きることを諦めない姿。

正義を振りかざすことも、他人を批判することもせず、救いの手を求める者に自分ができることを仕事として淡々とこなしていく。
そのことをあくまでもヒロイズムではなく生活の糧を得るための仕事として自覚しているあたりがより魅力的なのかもしれません。

ストーリーは途中に緩みも滞りなく次第に次第に緊張感を高めながら一気にエンディングへ至り、読み終えた時の満足感たるや感動ものでした。

今年になって読んだ中では最高の一作かもしれません。

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紙の本

このかわいらしい表紙との落差も、後味の悪さを引き立たせて。

2016/10/17 02:57

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

『さよならの手口』に入る前に、葉村晶シリーズ前作『悪いうさぎ』を復習。
シリーズ物とはいえ、それぞれ独立した作品なので復習する必要性はまったくないのであるが、「後味が悪くて、結構打ちのめされた」という強い印象は残っているものの、肝心の物語のほうはまったくといっていいほど覚えていない、ということに愕然としたからである。 いったい何に打ちのめされたのか、もすっかり忘れている。
子供の頃から記憶力がいいのだけが取り柄だったのに(が、実際のところ、ここ10年ぐらいは、読んだ本の細かい筋は忘れていることが多い。 印象や読後感は覚えているのだが)。 そんなわけで、再読。

一行目からインパクトのあること書かれているのに、まったく覚えていないとはどういうわけだ! 自分にびっくりだ!
しかし20%ほど読み進めば、さりげなく書かれてはいるが事件に関係する部分が浮かび上がってきて、繋がっていく。 あ、そうだった、そうだったね。
だから私は「あ、そこをスルーしちゃダメだ!」と葉村晶を叱咤激励する立場となり(一回読んでいるのだから当たり前である)、多分余計にハラハラしたかもしれない。
二回目もこんなに楽しめるとは・・・『依頼人は死んだ』も読み返そうかなぁ(しかし、どこにしまってあるかちょっとわからないのであった)。

が、あれほど強烈な印象であった<後味の悪さ>に、どうも今のあたしは耐性ができてしまったのか、それほどでもなかったのであった。 これもびっくり。 あれ以降、どれだけイヤミスを読んできたのだ、私は・・・。 海外ものは容赦ないものが多いからかしら。

いや、読んだ年齢というのも関係あるかも。 その当時の私は作中の葉村晶と年齢も近かったし(逆に今、『さよならの手口』では同じくらいの歳かもしれない)、彼女の感じた焦りやもやもやとしたなにかに共感していた部分もあったから、余計に衝撃だったのかも。
となれば、今のあたしは『さよならの手口』にも痛い目を見るかもしれない。
読むのがとても楽しみになってきました。
再読してよかった!(2014年11月読了)

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紙の本

痛いイヤミス

2014/11/11 00:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RYOUOU - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙は、かわいいけれど、中身は全くまぎゃくの作品。

かなり、痛みを伴います。

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電子書籍

男たちの欲望に立ち向かう

2022/02/19 23:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

おばあちゃんっ子調査員から、少女を食い物にする親父会まで。不甲斐ない男共にひと泡吹かせる孤高の女探偵、葉村の逆襲にスカッとしました。

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紙の本

いやだなあ

2020/03/22 07:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひややっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ハムラアキラは変わらずかっこよいです。がんばってがんばってハードボイルドを保っている。いやあ、巻き込まれる事件がいやあな流れでたまらんです。毒々しい。
大家さんの光浦さんが唯一のほっとするスポットになっています。

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紙の本

かわいいカバー画ですが・・・。

2017/04/30 07:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まんだかず - この投稿者のレビュー一覧を見る

かわいいカバー画に不思議なタイトル。
葉村昌シリーズの長編です。

今回は女子高生失踪の事件に取り掛かる。

あいかわらず葉村昌という女性、可愛げがない。
リアリストというか冷ややかというか、
作者を代弁しているのでは?と思うくらいです。

なるほど、「悪いうさぎ」とはそういうことですか。
さしずめ「いいうさぎ」はバニーガールかな?

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紙の本

ラスト

2018/10/03 17:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る

ラストの、後味の悪さは読んで後悔なし。表紙のかわいらしさが、さらに作品の魅力を引き立てているなと感じました。

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2004/10/12 21:45

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2005/04/24 18:32

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2005/11/03 06:29

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2006/02/05 01:41

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2006/03/13 20:42

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2006/12/09 20:56

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2007/03/13 16:19

投稿元:ブクログ

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