英国庭園の謎

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投稿者：たあまる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

アリス・火村シリーズの短篇集です。主人公が関西在住なので、いつか来るかもと思っていましたが、ついに来ました。
　　冒頭の短篇の舞台が、地元西宮。甲山森林公園が殺人の舞台です。と、書くと、あまり喜ばしいことには思えませんが、作中に「関西学院大学のある方に下っていきながら」とか、被害者の「友人が何人か仁川にいます」とか、重要な証言者が百合野町に住んでいるとか、よく知っている場所が作中に出てきたら面白いじゃありませんか。
　　まあ、それはともかく、笑っちゃったのはアリスが有名な暗号文を暗記していて披露する場面。それに対して火村が「自分の限られたメモリーの容量は大切に使いたまえ」と返すセリフが面白い。
　　でもね、人間って、必要なことはなかなか覚えられないけど、いらんことって、けっこう覚えちゃいますよね。テスト勉強で英単語や歴史の年代はなかなか覚えられへんのに、そのときかかってた歌の歌詞はすんなり覚えてたりしてね。

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投稿者：りこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

国名シリーズの短編集。
表題作の英国庭園、実際にあったら行ってみたい気になりました。
短編集なのでミステリーとしてはあっさりめですがサクサク読めます。
火村さんとアリスさんのコンビ大好きです♪

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投稿者：りこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

古い本で注文しても見つからず、初めて電子書籍を買いました。
やっぱり読みにくい感はあり(確認するのにページを戻すのが大変！)、なんだかストーリーが入ってきにくかったです…
でも大好きなシリーズなので満足してます

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投稿者：真　　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

表題作「英国庭園の謎」をはじめ６つの短編を集めた「国名シリーズ」第４弾。アリバイもの、暗号もの、倒叙形式のもの、サスペンス風のものとかなりバラエティ豊かな短編集。

ミステリとしては、不満も少なくなく、「おいおい、そりゃねーだろ」と突っ込みたくなるような真相もないことはないが、話としてはどれも面白かった。解説の喜国雅彦は、本書が「稚気」あるいは「遊び心」に満ちている、と言っているが、僕もそう思う。「いまどき暗号なんて……」と思いながら、楽しく読んでしまう。

「月光ゲーム」や「双頭の悪魔」で見せた論理的な解決ではなく、どれもアイディアひとつで作ったような話。なんというか、「ちょっとしたアイディア」を使った軽めの本格ミステリといった感じ。ガチガチの本格が好きな人は、ちょっと肩透かしを食らうかもしれないな。気軽に読める、親しみやすい本です。

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投稿者：hid　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

作家さんはいろんな知識がないとやっていけないなあと。
しかも、出来栄えはともかく、それをミステリーとして成り立たせるとか、大変。

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投稿者：有栖川有栖　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　犯罪学者・火村英夫のシリーズには短編が多いんですが、中でも「英国庭園の謎」にはバラエティに富んだ事件が並んでいると思います。言葉遊びが好きな人向けですね。火村シリーズは数が多いんですが、このシリーズを気に入ってもらえたら、長編も合わせて楽しんで欲しいなと思います。