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嘆きの肖像画 英国妖異譚2
著者 篠原美季
赤ちゃんの泣き声に呼応するかのように肖像画の周囲で起こるポルターガイスト現象。描かれた母親の睨むような視線に恐怖を感じるユウリ。だが、赤ちゃんの行方不明と同時に、その眼差...
嘆きの肖像画 英国妖異譚2
嘆きの肖像画 (講談社X文庫 White heart 英国妖異譚)
商品説明
赤ちゃんの泣き声に呼応するかのように肖像画の周囲で起こるポルターガイスト現象。描かれた母親の睨むような視線に恐怖を感じるユウリ。だが、赤ちゃんの行方不明と同時に、その眼差しは慈愛に満ちた微笑みで、ゆりかごに向けられていることに気づく。赤ちゃんは、絵の中に――!? 湖畔に建つ全寮制のパブリックスクールを舞台に、霊感少年のユウリが大活躍!! 大好評「英国妖異譚」シリーズ第2弾!!
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見事にツボを当てられてドキドキ。
2002/02/13 23:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miyagiaya - この投稿者のレビュー一覧を見る
英国のパブリックスクールを舞台にしたホラー小説の第二弾。ミステリーとしてはやや弱い部分があるものの、妖精や幽霊など、古くから伝わる伝承などを違和感なく現代のパブリックスクールに溶け込ませている手法が見事。しっかりと読み応えがありました。
主人公のユウリとシモン、アシュレイの関係は恋愛には至らず、しかしそれに近い微妙なやり取りにドキドキさせられます。だいたいこんなものかしら? というツボな位置を見事に当てられてしまった感じで脱帽でした。