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死者の灯す火 英国妖異譚5
著者 篠原美季
死者の魂が蘇るという万聖節の宵祭(ハロウィーン)を目前にひかえ、英国の全寮制パブリックスクール、セント・ラファエロでは、ヒュー・アダムスの幽霊が出没すると囁かれていた。亡...
死者の灯す火 英国妖異譚5
死者の灯す火 (講談社X文庫 White heart 英国妖異譚)
商品説明
死者の魂が蘇るという万聖節の宵祭(ハロウィーン)を目前にひかえ、英国の全寮制パブリックスクール、セント・ラファエロでは、ヒュー・アダムスの幽霊が出没すると囁かれていた。亡き友、ヒューが蘇ろうとしているのか? ヒューの死に関わって、ひどく負い目を感じていたユウリは、交霊術で本物の霊を呼び出してしまう。死者が灯したランタンに誘われ、広がる闇に向かっていくユウリは、そこで……!?
目次
- 序章
- 第一章 浮かれ騒ぐ人々
- 第二章 死者の忘れ物
- 第三章 幽霊の正体
- 第四章 ジャック・オ・ランタン
- 第五章 万聖節の宵祭
- 終章
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紙の本
肉体の死と魂の死。ユウリから見た、その差異。
2004/02/17 19:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:見城 月都 - この投稿者のレビュー一覧を見る
英国パブリックスクールを舞台にした、ボーイズラブ系怪奇譚、5巻目。
ボーイズラブでも軽めなので安心。ユウリはかわいく、シモンは凛々しく、アシュレイは悪魔系なかっこよさで、それぞれに魅力的。今回は一巻で死んでしまったヒューも登場。
お話は、寮で行われるハロウィン祭にまつわるエピソードを主軸に、妖精や聖杯など、ケルト伝説を絡めて進んでいきます。表紙や挿絵も綺麗で、物語を盛り上げています。寮のメンツの政治的駆け引きも読みごたえがあり、ケルト伝説に関する記述も細やかなので、知識を深めたい人にもお勧め。
でも一番印象に残るのは、ヒューの魂の行き場についての文章。ちょっと沁みます。