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大菩薩峠(3)
著者 中里介山 (著)
甲州白根山麓での安息の日々もつかのま、机竜之介は甲府市中に出没し「人を斬らねば生きていられぬ」とうめきつつ魔剣をふるう。竜之介を追う宇津木兵馬は、冤罪で甲府の獄に囚われた...
大菩薩峠(3)
大菩薩峠 3 (ちくま文庫)
商品説明
甲州白根山麓での安息の日々もつかのま、机竜之介は甲府市中に出没し「人を斬らねば生きていられぬ」とうめきつつ魔剣をふるう。竜之介を追う宇津木兵馬は、冤罪で甲府の獄に囚われた。それを救出すべく、江戸をあとにする娘お松。一方、数々の悪行で甲府へ左遷された神尾主膳は、新任の上司たる駒井能登守に激しい敵愾心を燃やしていた……。「女子と小人の巻」「市中騒動の巻」「駒井能登守の巻」「伯耆の安綱の巻」を収録。
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紙の本
お銀様登場。
2002/05/10 19:44
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新キャラ、お銀様が良い。大富豪の娘で、幼い頃に顔に大火傷を負ってしまい、驕慢な性格を募らせた。驕慢、という言い方は可哀想な気もするのだが。後に目の見えない竜之介と結ばれるわけだが、顔に大火傷を負わされた美女、忠実な男奉公人、盲目ゆえの愛の成就、というあたり、谷崎潤一郎の「春琴抄」を思い浮かべてしまう。春琴抄にも元ネタがあるという話だが、それでは中里介山も同様の作品の影響を受けたのだろうか。山本昌代氏の「化け物退治」は、明らかに「大菩薩峠」のお銀様を元ネタにしていると思われる。