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大菩薩峠(17)
著者 中里介山 (著)
駒井の率いる無名丸からマドロスともゆるが脱走した。駆落ちである。探索に向かった絵師白雲は二人を発見し、そのまま恐山へと足をのばす。それより先、薬草探しに出かけた道庵は山中...
大菩薩峠(17)
大菩薩峠 17 (ちくま文庫)
商品説明
駒井の率いる無名丸からマドロスともゆるが脱走した。駆落ちである。探索に向かった絵師白雲は二人を発見し、そのまま恐山へと足をのばす。それより先、薬草探しに出かけた道庵は山中で道に迷い、偶然にもお銀様の胆吹王国にたどりつく。時を同じく、遊魂のように竜之助が現れ、長浜の町で夜な夜な辻斬りの横行におよぶ。一方江戸では、お絹が築地の異人館に入り浸り、神尾は根岸の屋敷で酒に荒れていた……。「新月の巻」「恐山の巻(一~百四十六)」を収録。
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紙の本
もゆる、福松……。
2002/07/04 11:17
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マドロスと駆け落ちしたもゆる。案の定、我侭し放題でマドロスを哀しませる。ここの描写は滑稽で笑える。福松もまた兵馬を困らせる。大菩薩峠の女性キャラの魅力は本当に凄い。
そして兵馬の元にも、自害した仏頂寺弥助や丸山勇仙の亡霊が現れ、幻想の趣が色濃くなってゆく。机竜之助は再び辻斬りを始め、丑の刻参りの鬼女を惨殺。夢と現実の狭間は何処か。幻想と現実の狭間が分からないほど巧みな描写が続いてゆく。