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たとえばそれが恋なら
著者 著者:白城るた
「俺、変態じゃねえ?今も――昔と同じことしてほしいって言うたら」浪人中の夏、本間祐二が4年ぶりに再会した従兄弟の真は、両親の不仲に深く傷つき、心を閉ざしていた。真に縋りつ...
たとえばそれが恋なら
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たとえばそれが恋なら (角川ルビー文庫)
商品説明
「俺、変態じゃねえ?今も――昔と同じことしてほしいって言うたら」浪人中の夏、本間祐二が4年ぶりに再会した従兄弟の真は、両親の不仲に深く傷つき、心を閉ざしていた。真に縋りつかれるままに、4年前と同じように身体を重ねるふたり。しかし、次第にエスカレートしていく真の行為に、祐二はいいようのない不安を感じはじめ……。焼けつくようなオマエの熱だけが消えない――白城るたのセンシティブ・ラブストーリー!! ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください
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もどかしさがおもしろく。
2001/06/08 14:31
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投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
4年前は小さくて可愛かったはずの年下の従兄弟が、4年ぶりに会ったら、随分大人びてはいたものの、その寂しい目に、4年の間に家族がどんな状態であったのかを知り、甘えさせてやりたいと思うようになる祐二。
だんだん昔のように甘えてくるようになる真だが、昔は自分が悪戯を仕掛けていた行為を、いつのまにか真の方から求められるようになって戸惑い、怖くなって拒絶してしまう。
なのにやっぱり真を放っておけないその理由は———、恋しかないじゃない、というようなお話。
どこか真への想いのハッキリとしない祐二が、独占欲の高まりから真が暴挙に、怒って突き放すくせに、両親の不仲という過去から、自分が必要とされていないことにトラウマを持つ真が、祐二の怒りにシュンとなってしまう姿を見ると、いてもたってもいられなくなって結局許してしまう。
そんな二人は、何だかんだ言って仲のいいバカップルと言えるとは思うけど、甘々な感じメインではなくて、自分が真への気持ちをハッキリと自覚するまでに、浪人時代から社会人に至るまでかかってしまう、というもどかしい部分がメインという感じ。
私は、好きという気持ちを振りかざせば、全て許される、というような話は好きじゃないし、許してしまう祐二を見ているともう勝手に好きにしちゃってください、と突き放した考えになってしまう(笑)けど、そういうのを、しょうがないやつだなぁと言いながら(攻)キャラの独占欲からくる暴挙を可愛い、と思える人にはいいかもしれない。