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電子書籍
李陵・山月記 弟子・名人伝
著者 中島 敦
漢の最盛期、武帝の時代。が、北辺の地に匈奴の来襲があいつぎ、時代に影が兆しはじめた。李陵は、五千の少兵を率い、十万の匈奴と勇戦するが、捕虜となった。その評価をめぐり、華や...
李陵・山月記 弟子・名人伝
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李陵・山月記 弟子・名人伝 アニメカバー版
李陵・山月記・弟子・名人伝 (角川文庫)
商品説明
漢の最盛期、武帝の時代。が、北辺の地に匈奴の来襲があいつぎ、時代に影が兆しはじめた。李陵は、五千の少兵を率い、十万の匈奴と勇戦するが、捕虜となった。その評価をめぐり、華やかな宮廷に汚い欲望が渦巻く。司馬遷は一人李陵を弁護するが、思いもかけぬ刑罰をうける結果となった。讒言による悲運に苦しむ二人の運命に仮託して、人間関係のみにくさ美しさを綴る「李陵」他に、自らの自尊心のため人喰い虎に変身する李徴の苦悩を描く「山月記」など六編を収録。
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紙の本
ともかく具体的に動いてみなくちゃね。そしたら具体的な答えが出るから。と相田みつを氏も言っているし。
2002/05/15 14:21
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:猫山まどか - この投稿者のレビュー一覧を見る
『我とはなんだ。世界の意味とはなんだ?』
そんな疑問に日々鬱々としていた悟浄は、賢人を訪ね真理を問う旅に出る。だが数々の真理になるほどとは思いはすれ、完全に納得させられるものには出会えず5年の月日が経つ。
しかし、彼は自ら気付く。自分は幸福を求めているわけではなく、世界の意味を求めていたつもりだったが、実は本当の所は最も執念深く自己の幸福を探していたのだということに。そして、自ら動き失敗することを恐れ、頭の中でうだうだと想いをめぐらしていたということに。
そしてそれに気付いた彼は、初めて結果を考えずに動いてみようという気になる。
頭でっかちだったなーと思い返す10代の頃、中島敦 特にこの悟浄出世・悟浄歎異に惹かれた。涙が出るほど「そうだよ。そうだよ。」と胸をえぐられたが、その理由が今はわかるような気がする。頭だけでなんでもやっちゃおうとするのが私の最大の弱点だったということを、それほど強く意識していなくても、判っていたのだろうなー。
紙の本
枯れ野のような寂しさ
2016/01/25 22:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アリョーシャ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中島敦の作品を読むのは、高校の教科書で「山月記」を読んで以来だ。とにかく漢字と言葉が難しいが、内容自体ははっきりと書かれているので読みやすかった。いずれの作品においても、秋や冬の北風吹きすさぶ枯れ野のような寂しさが覆っている。主人公たちの独白の多くは、それぞれが抱える迷いや苦しみである。全体を覆うこの寂しさは、作家が病に苦しんだこととも影響しているのだろう。もう少し、年を取ってから読んだら、また違った感じ方ができそうだと、思う。
紙の本
山月記
2023/06/11 09:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Mitsuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が特に気に入った作品は山月記です。
学生の私には難しい言葉もありましたが、その分読み終わった後に達成感を味わえると思いました。
紙の本
中国古典を日本語を基に楽しむ
2021/03/08 17:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:帛門臣昂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中島敦といえば、彼の家系からも滲み出る漢籍への教養であろう。この詞花集はその特性が色濃く出ている。
しかし、単なる中国古典の模倣ではないのは、言うも更なり。近代的な人間の葛藤、日本的な精神が底流している。
紙の本
それは所詮射之射といふもの、好漢未だ不射之射を知らぬと見える。
2016/06/29 13:22
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:寅年太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いい文章にはいいリズムがある。何度も音読したくなる。暗唱したくなる。
ちょっと難しいけれど、噛みごたえがある。
中国史や漢字の勉強にも。
個人的には「名人伝」がおすすめ。
紙の本
文庫
2022/12/19 06:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
縦書き。日本語は本来縦書きで成立したのだけど。目は横の方が動きやすく出来ているそうだ。採用する出版社は無いみたい。