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死体置場(モルグ)の舞踏会~西連寺剛の事件簿~
著者 都筑道夫
妻の依頼で不倫中の夫を尾行していた私立探偵・西連寺剛は、当の夫・桑原にあっけなく見破られて面食らう。そればかりか愛人のマンションに同行を求められ、その愛人は殺されていた。...
死体置場(モルグ)の舞踏会~西連寺剛の事件簿~
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死体置場の舞踏会 西連寺剛の事件簿 (光文社文庫)
商品説明
妻の依頼で不倫中の夫を尾行していた私立探偵・西連寺剛は、当の夫・桑原にあっけなく見破られて面食らう。そればかりか愛人のマンションに同行を求められ、その愛人は殺されていた。しかもそれは、妻であるはずの依頼人だった!(「砂時計」)。西連寺は、男と女の事件の真相をクールに浮き彫りにしていく……。ミステリーの名手の傑作探偵小説、ここに復活!
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紙の本
元ボクサーの私立探偵のハードボイルドミステリ
2001/12/16 00:00
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投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハードボイルド・ミステリ「西連寺剛の事件簿」シリーズの第5弾。試合中に相手をノックアウトして死なせてしまい、リングを降りたという過去を持つ、元ボクサーの私立探偵が主人公の連作短編集。「夫は自殺なんかしない。殺されたんだ」という妻からの依頼で事件を調べる「迷い猫」、「夫を尾行してほしい」という依頼が思わぬ結末にいたる「砂時計」など、一見すると地味な事件なのに、ラストで「えっ」と思わせてくれるところがさすがは都筑道夫、と思う。
西連寺は、傍観者的な立場で事件を追い、どこかしら冷めた視線を感じさせるのだけれど、それゆえにかえって優しさが感じられたりもする。
不思議な雰囲気が漂う短編5編収録。