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白の情熱
弁護士のジュヌヴィエーヴは、クライアントである大富豪ハリーのサインをもらいに、停泊中の彼のクルーザーに立ち寄った。やがて現れたピーター・ジェンセンという個人秘書は不自然な...
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白の情熱 (MIRA文庫)
商品説明
弁護士のジュヌヴィエーヴは、クライアントである大富豪ハリーのサインをもらいに、停泊中の彼のクルーザーに立ち寄った。やがて現れたピーター・ジェンセンという個人秘書は不自然なほど地味な男だったが、ジュヌヴィエーヴは妙に彼のことが気にかかる。実はピーターはハリーの命を狙う組織の殺し屋であり、今回クルーザーが向かうのはまさにハリーの“処刑地”なのだ。まずい時にまずい場所に居合わせたという理由で、暗殺リストに名を連ねたジュヌヴィエーヴ。はたして彼女は本当にピーターの標的になるのか、それとも……?
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ヒロインが・・・
2008/01/25 15:34
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
弁護士のジュヌヴィエーヴは、書類に大富豪・ハリーのサインをもらうため、停泊中の彼のクルーザに向かいます。そこで出会ったのは、ピーター・ジェンセンというハリーの秘書でした。ジュヌヴィエーヴには地味な印象しかなかったピーターですが、、ハリーの命を奪おうとしている『委員会』という組織の一員だったのです。
ジュヌヴィエーヴは、ピーターが暗殺しようと準備をしているところへやってきた、やっかいな客でした。彼は彼女をも暗殺の巻き添えにするかどうかの決断をせまられます。
ピーターは冷静な表情と態度でジュヌヴィエーヴに接します。ジュヌヴィエーヴをどうするかで心の内で幾度となく迷います。しかし、後半の彼女を助けようと自分の命も顧みない姿勢は、ヒーローとして文句ないと思います。
しかし、今作のヒロイン・ジュヌヴィエーヴがとる行動に、少しイライラさせられてしまいますが。それは私だけなのでしょうか。「もう少しでいいから、状況をみて!」と言いたくなるほどでした。
まあ、運の悪いときに運の悪い場所にいた、というだけで殺されそうになる状況を考えたら、冷静な判断なんてできないでしょうが。
私的には前作の方が好きです。好き嫌いが人によって分かれるかもしれない作品だと思います。
ヒーローや物語の展開だけを考えれば、好きになれるのですが。