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エール
著者 鈴木光司 (著)
裕福な家庭で育ち、大手出版社に勤め、恋人はエリート。そんな梅村靖子の前に突然現れた若き格闘家・真島一馬。「俺はあんたのために闘うよ」。しなやかな獣と運命の恋に堕ちた靖子。...
エール
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エール 愛を闘え、女と男
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エール 愛を闘え、女と男 (徳間文庫)
商品説明
裕福な家庭で育ち、大手出版社に勤め、恋人はエリート。そんな梅村靖子の前に突然現れた若き格闘家・真島一馬。「俺はあんたのために闘うよ」。しなやかな獣と運命の恋に堕ちた靖子。その人生に初めて、闘いのゴングが鳴り響く。
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紙の本
ちょっとカバーはムードが違うかな?なんだかこれじゃあイケイケ・カメラ・ウーマンみたいだもの。小説の中身は、ホラーでもなんでもない、まさに大恋愛小説
2004/09/02 21:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
鈴木光司といえば、どうしても『リング』三部作が頭に浮かんでくる。この本も、三文字のタイトルから、ホラー小説と思い込んでいたせいで、カバーのモダンさにも違和感を抱いてしまった。とはいえ、考えてみれば、初期の『光射す海』『楽園』、近作の『シーズザデイ』、どれも運命的な愛がテーマなのだ、読み始めてそれを思い出した。
出版社に勤める梅村靖子が、作家の山極恵子の講演に駆けつける道すがら目に留めた格闘技のポスター。それが真島一馬との出会いだった。全く知らない名に、何故か靖子は彼の活躍を確信する。そして自分が担当する51歳のベテラン作家 松浦弘和から「今までの作風とは違う、格闘技を主題にした作品を書きたい」と言われた彼女は、インタビューの相手に真島を選ぶ。
その時、靖子28歳、一馬23歳。以来、編集者と格闘家として付き合ってきた二人。靖子は早々に結婚し、一馬も後を追うように結婚、そして三年で離婚。靖子も今は、責任を他人に押し付け自分では何一つ決定しようとしない夫に我慢が出来なくなり、離婚をしようかと迷っている。癌が転移して入院した山極恵子、恵子に依存しきる息子の亮。
タイトルは、靖子が格闘技界の頂点に向かう一馬に送るものだけれど、癌に立ち向かう恵子や、自立していく亮、そして靖子自身に対するものでもある。正直、甘い部分もある。でも、文章の粘りみたいなものはいかにも鈴木らしい。厚い本では無いけれど、思わずじっくり読んでしまう一冊。
紙の本
随分イメージが違うし…
2005/01/12 10:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
世を席巻したリング・らせん! もう、最近のホラーの大ヒット作。その後も何冊か読んだ。ホラーからは徐々に離れつつあるな、という感があった。今作は、すっかりホラーからは離れ、「男の闘い、女の闘い」がテーマらしい。作者の格闘技好きは有名だし、昨今の格闘技ブームに乗って?生み出された作品なんだろうけど…。
男は格闘家、女はキャリアウーマンだが夫とうまく行かず離婚を考えている。二人は惹かれ合い、男のビッグイベント勝利と共に、ベッドを共にする。で、腹上死。おいおい。で、終わり。っておいおいおい。文章の読みやすさは良かったと思うし、考えさせられる部分もあったけど…ちょっとなあ。