紙の本
ドラマのキャストがぴったり
2018/05/05 22:12
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビドラマが面白かったので、有栖川有栖の『火村英生に捧げる犯罪』を読んでみました。短篇集で、関西一円が舞台なので関西在住の私には親しみも持て、本格推理として楽しめました。
犯罪学者の火村と推理作家のアリスが警察の捜査に協力するという設定が面白い。ドラマのキャストの斎藤工と窪田正孝のイメージでスムーズに読めました。こんどは火村シリーズの長篇も読んでみようと思います。
紙の本
さらっと読める短編
2016/04/14 08:18
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集がたっぷり8編も含まれている今作です。
掌小説もあり、さらっと読めます。
そうくるか!と思わせるような犯行内容もあるが、最後の雷雨の…が読みごたえあるので順番に読んでいくと気持ちよく読み終えられた。
また、筆者のあとがきが面白い。語り手が火村である鸚鵡…はかなり短編となっているが、語尾からにじみ出る火村の話し方でというのが面白い。これ、有栖川に話してるんだよなと設定を考えるとずっと話し続けていてるのが面白い。この名探偵と作家のコンビも素敵である
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理想的な信頼関係
2015/03/26 09:59
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
火村先生とアリスのこういう何でも話せる信頼関係が理想的に思われる。互いに自分のスタイルを持ちながらも、持ちつ持たれつとはいかないまでも、 そこにいて当然で「どう思う?」という一言が何も考えずに出てくるような 友が欲しいのです。
電子書籍
短編集
2022/04/15 00:48
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
佳作と、そうでないのが、差がありますね。中でも長い影、と、オウム返し、は、佳作です。オウム返しは、あしべゆうほと池田悦子のデイモスの花嫁、に似たようなお話が、あったのを思い出しました
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2011/6/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2023/10/2〜10/4
2年半ぶりの有栖川作品。オール読物と携帯サイトJ-ミステリ倶楽部に掲載された色々なパターンのシチュエーションのショートショートや中短編。最初の「長い影」が一番かな。
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作家アリスの短編集。
ショートショートがどれもなかなか好きな感じ。短いページ数の中できちんと本格として成立しているのがすごい!『偽りのペア』は火村とその下宿先の婆ちゃんの雰囲気も楽しめました。
長めの短編では『あるいは四風荘殺人事件』未完の推理小説を火村が推理するという体制の話でロジックだけでない、いろいろな仕掛けが楽しめました。
そして表題作の『火村英生に捧げる犯罪』あとがきを先に読んでいたので犯人にはあまり期待せずに読みましたが、ちょうどいいくらいのスカシ具合というか(笑)アリスの意外な活躍にも注目してほしいです。
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火村英生シリーズの10作目。
短編集で、作者と同じ名前の有栖川有栖が活躍するお話も載っていました。
どれも読みごたえがあって面白いですが、私のオススメは表題作『火村英生に捧げる犯罪』と『雷雨の庭で』。
簡単に読めるのは『鸚鵡返し』という作品。
10頁ほどのショートストーリーで、マヌケな犯人に出会えます。
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火村&アリスシリーズ、久々に読んだー。
火村センセ好き(笑)世にもだらしなくネクタイ締めてたって、ココロの中に不穏なものを抱えてたって好きだなぁ。
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ハードカバー版は既読。メインターゲットと言われてほんのり嬉しがるアリスに会いたくなって(笑)買い置いていた文庫にて再読した。勢いよく読んだハードとは違う、ちょっとした会話の機微やアリスの述懐に感じ入る読書となった。今回は『雷雨の庭で』にあった“ファッションのセンスを欠いているだけかもしれないが、ある種の鈍感さの発露のようにも見えた。”という文章に目が止まり、その後猛烈に怖くなった。じぶんが気づいていない側面を鈍感さと呼ぶのかもしれないと。それにしても、何度読んでも本人不在時のアリスのいじりはおもしろい(笑
2011/10/20
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作家アリスファンには堪らない表題作きました^^
「火村英生に捧げる」なのに、本当の主役はアリスっていう非常に美味しい作品です。物々しい表題作にしては物足りない犯人像ですが、犯人指摘の方法がなかなか見ないものだったのが面白い〜^^
掌編はサラッと楽しめるし、相変わらずの掛け合いも健在。
ですが、今回ミステリーファンとして取り上げるべきは、やっぱり「雷雨の庭」でしょう。なかなかの力業(笑)。時々こういうビックリトリック、あるよね〜^^見せ方がやっぱりスマート!流石です。
●長い影…「犯行現場から立ち去る犯人と思しき影を見た」。目撃者のその証言が、最重要容疑者に決定的なアリバイを作っていた。犯行時間と逃亡時間の齟齬、第二の証言との食い違い、時効が迫る未解決事件。全ての情報が出揃った時、火村の真相解明が始まる。
●鸚鵡返し…鸚鵡返しが癖な男が弄した鸚鵡のトリックは、予期しない形で見破られる。火村のモノローグで語られる、策に溺れた犯人の末路。
●あるいは四風荘殺人事件…社会派推理作家の死後、彼が鼻で笑っていた「本格推理小説」の形式を取った遺稿が発見される。「雪に残った足跡は一組しかない。その先で死んでいた2人は差し違えたのか?」アリスが推理する亡き御大の本音と、火村が指摘するアクロバティックなトリックとは。
●殺意と善意の顛末…検出されない筈の犯人の指紋は、何故襖から出てきたのか? 被害者の善意が、ステレオタイプな犯人を告発する。
●偽りのペア…火村の下宿先の婆ちゃんがヒントを与えた、「ペア」を先入観にした写真のトリック。
●火村英生に捧げる犯罪…火村を挑発する犯行予告文が警察に届けられた。時同じくして、相棒のアリスには「パクり疑惑」が浮上する。事態は女性が首を切断された殺人事件を巻き込み、意外な「あの人」が犯人指摘に一役買うことに。
●殺風景な部屋…携帯が圏外の地下室で、メールの文字を打てない脅迫男が携帯を握り締めた姿勢で死んでいるのが発見された。床を部屋中央まで這った形跡のある被害者は、何故仰向けになっていたのか? 彼が示そうとしたダイイング・メッセージとは?
●雷雨の庭で…クレーム男が雷雨の激しい庭で撲殺された。容疑者は謂われのないクレームを受けていた隣人。だが、彼には犯行時刻、パソコンのモニターでやり取りをしていたアリバイがあった。10分に満たない中座では、犯行は不可能かと思われたが…。
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短編は苦手ですが、この著者の短編は読みやすくて好きだ。
内容に関しては、“新婚ごっこ”並みの萌えかもしれない…
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今更はまった、有栖川有栖作品。まだ何冊かしか読んでいませんが、とても面白い。ざっと作品タイトルを見たときに一番心惹かれるのはこの本のタイトル。いかにも推理小説という感じがして好きです。短編集でさらっとしてるし、読みやすいです。
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短編集。
出だしでさりげなく情報を提示してそう繋げてくるかっていうのがあった。
さくっと読めてよかったかな。
次は学生アリスか国名シリーズのどっちがいいかな。
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以前単行本で読んだけれど、本棚の奥に行ってしまったので文庫で買い直し。表題作が一番印象に残らないって何でだ・・・。
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火村英生シリーズの短編集。ロジックの妙と肩の力を抜いた感じが良い。しかし「朱色の研究」みたいな長編も読みたいです。