紙の本
羊頭狗肉ってのはウソの一種だわな。
2010/01/24 00:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鳥居くろーん - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は波乱万丈の人生を歩まれたようで、その人生経験たるや凡人の数百倍の密度を持っているといって過言ではないが、いかんせん、この本自体に中身はない。
これはもはや、だまされたと言ってよかろう。
この本をもって著者は示したかったようだ……円滑な人生を歩むために嘘は必要なのだ、と。
ま、750円っぱかしで騙されることへの免疫が得られるんだから、詐欺にひっかかるのに比べりゃ安いとも言える。おーきに。
投稿元:
レビューを見る
もっとウィットにとんだ話しかと思ったがちょっと違った。たしなみと言うよりは使い方と言うか、気をつけることとか・・・・・あまり深みを感じない。著者は色んな経験をされてようだし深いのかもしれないが。
投稿元:
レビューを見る
「タイトルから想像していたほどの面白みはない」というのが、正直な感想です。
「嘘」をテーマに、恋愛や借金の話、北朝鮮・ライブドア問題まで、色々な話が書かれていますが、「嘘(のたしなみ)」については、新鮮味はありません。
著者の波乱万丈な人生について語られている部分もあるので、著者のファンの人は、違った楽しみ方が出来るかもしれません
投稿元:
レビューを見る
「嘘つきは泥棒のはじまり」と言われるが、我々の暮らしから嘘をなくすことなどできない。多くの嘘は、様々な人間関係において余計な波風を立てないための「大人の知恵」なのである。本音だけで生きようとすれば、無用な衝突を繰り返す。ささやかな嘘を上手に使うことで、自分も相手も気持ちのいい時間を過ごせるのだとしたら―。波瀾万丈な半生の中で多種多様な嘘にまみれてきた著者が、嘘の功罪を独創的な視点で綴る、現代人必読の書。
良い嘘と悪い嘘がある。一流の詐欺師の話は驚いたが、その他の話は結構分かりきった話ばかりだった。
投稿元:
レビューを見る
世の中、嘘をつくのは必要であるという内容であるが、読んでいると、途中から何が嘘で何が本当かという境目が分からなくなってくる。嘘をつく例も、死ぬか生きるかのようなあまりにも過激な内容では、一般読者の共感も得られまい。
投稿元:
レビューを見る
前半があまりためにはならないが、筆者の経歴やお金に対する価値観が面白かった
嘘が苦手な私には勉強になる一冊でした。
新年一冊目です。
投稿元:
レビューを見る
この本は『嘘』と上手に付き合うための本です。人生の前半を『嘘』にまみれてきた作者だからこそかける嘘との付き合い方。
白川道先生の「嘘」にまつわるエッセイ集です。『時には嘘も必要』というのは『汚れた大人』になってしまった自分が言うことではないのかもしれませんが、この本の内容に書かれていることは嘘にまつわる四方山話や嘘で失敗したこと。そして、自身が経験した先物取引にまつわる嘘や株式市場にまつわる嘘について、淡々と書かれています。
僕も最初に就職した会社が(現在では実質的に倒産しているが)白川先生がかつて経験した東京は日本橋蛎殻町のとある商品先物取引を事業においている会社だったので、白川先生がかつて北浜の先物会社で見聞きしたりまた経験されたこと(とはいっても僕は白川先生のように優秀な『営業マン』ではなくダメ社員でしたが…。)とほぼ同一のものを僕自身もまた見ているだけに
「あぁ、業界の本質って変わらないんだなぁ」
ということを思わずにはいられませんでした。
ですので、自分は「正直者」と言う気はまったくありませんが、いろいろと考えさせられる内容でした。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
「嘘つきは泥棒のはじまり」と言われるが、我々の暮らしから嘘をなくすことなどできない。
多くの嘘は、様々な人間関係において余計な波風を立てないための「大人の知恵」なのである。
本音だけで生きようとすれば、無用な衝突を繰り返す。
ささやかな嘘を上手に使うことで、自分も相手も気持ちのいい時間を過ごせるのだとしたら―。
波瀾万丈な半生の中で多種多様な嘘にまみれてきた著者が、嘘の功罪を独創的な視点で綴る、現代人必読の書。
[ 目次 ]
第1章 嘘は悪いものとは限らない(嘘は社会生活に不可欠なもの そもそも嘘とは一体なんだろう? ほか)
第2章 嘘といかにしてつき合うか(生きている環境でつく嘘は違う 嘘をつく際に気をつけること ほか)
第3章 こんな嘘は許されない(希代の大嘘つき・金正日 博打と金、そして嘘にも人間性は表れる ほか)
第4章 私を唖然とさせた嘘つき、そしてロクデナシ(写真を見せられたら疑え 騙されたほうもロクデナシ ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
良い嘘、悪い嘘、いろんな嘘があるけれど、根っこにあるのは自分自身の弁護か利益のため。でもそれが悪いことではないので、相手に対して悪くない嘘は良いね。
投稿元:
レビューを見る
人間は環境に適応しながら嘘を覚えていく動物だと思う。
嘘は人間が持って生まれた物ではない気がする。社会構造や学習によって
嘘という概念が生まれたのだろうか。
世の中には三種類の人間がいる。社会通念の中で生きている人、分かってはいるが共通の社会通念の中では生きられない人、社会通念すら理解出来ない人。その種類を見極めないと人を見る目は養われない。
アメリカでは能力のない人間が持ち上げられることはない。完全に実力主義、一方日本では音程がへなちょこでずれまくってる歌手などプロダクションとテレビ業界が資金を投入すると人気が出ることになる。素質などまるでない人間が持ち上げれて外部の力で恣意的に作られたものが偶像になるのが日本だ。
投稿元:
レビューを見る
最終学歴をどこにするかは個人次第なのだからできるだけ自分の将来にとって有効な通行手形を持っておくに越したことはない。
最終学歴は社会において‘有効な通行手形’によって何が保証されるわけでもない。その最大の重みというのは、その大学に入ろうと努力したし合格するだけの要領と理解力もあった、ということを己の人間性を知らない者にアピールできる。
「努力するために自由も時間も拘束されたけれど成し遂げた。その努力を放棄することはなかった」
ということはアピールできる。
P119
金が人間をどのように幸せにしてくれるかと問われたら、「金は幸せになんかにはしてくれない」と答える。金は人間に必要なものである。しかし必要以上の金は絶対にいらない。金がなければいやなものであるが、それにも限度というものがあるからだ。
投稿元:
レビューを見る
小説家 白川道氏の著書。
前半は嘘についての一般論であるが、後半は実体験に基づいた具体例が多く面白い。
ギャンブル、金、株、先物取引・・・
昔、先物取引の勧誘電話がしつこくて「あなたが自分で借金してもやればいいだろ!」と言ったら、「私は十分儲けましたので、皆さんにも儲けていただきたくて」と返してきた。
「そんな殊勝なヤツはいねぇよ!」と言ってガチャと切った。
そんな出来事を思い出した。
投稿元:
レビューを見る
筆者は自身を真人間と表現しているが、さまざまなロクデナシと接してきてしまったせいで、考え方はだいぶイっちゃっていると思う。
しかし、株や先物取引は、幻想や嘘が多いということは確かだと思う。そして、欲に塗れず慎ましく生きていくことが、面白みはないかもしれないが最も充実した生き方だと教えてくれた気がする。
また、6:4の割合で善いこと悪いことを行い、トータルで善いことをたくさん行えばよいという考え方もとても参考になった。これくらいハードルを低く設定しておけば、心の余裕も生まれて気楽に生きられそう。
人生経験の少ない自分にとってはなかなか面白い作品でした。
投稿元:
レビューを見る
著者の主張は「嘘は悪いものとは限らない」である。これは大人になってみると理解出来る主張である。要は他人に迷惑をかけない嘘は許されると言っているのだ。と同時に「許してはいけない嘘もある」と書いてある。著者は破天荒な生き方をしてきたらしいが、主張はいたって平凡である。第4章の「私を唖然とさせて嘘つき、そしてロクデナシ」はこんな人もいるのかと本当に唖然とさせられた。タメになった。