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つっこみどころ多いけど
2012/07/26 20:35
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投稿者:おかぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
マツコデラックスのテレビ番組を見てるかのような気分でした。
対談をまとめただけの本ですが、時間つぶしと言っては
失礼ですが、単純な娯楽本として読むには
気楽に読めて良いかと
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マツコ・デラックスという字面を初めて見たのは確か13〜14年前の雑誌「relax」だったと思う。
衝撃だった。ドラァグクイーンという職業(?)、「デラックス」を名前に選んだセンスのよさ、性別のわからなさ、すべてがただものではなかった。10センチにも満たないスペースで異彩を放っていたのだ。してやられた感じは忘れられない。
仕事の合間や電車待ちの時に「デラックス、か…」と呟くこともしばしあったと思う。
で、時が流れて2010年代。
マイノリティであったはずのマツコ様がこんなにブレイクするとは全く想像できなかった。
普通にバラエティにでているのを見て驚くとともに、やっと時代がついてきたのかナ?と思ったりした。
そしていつでもスタンスが変わらない。あの覚悟の決め方は生半可なことではできないだろう。
本書ではそんな彼女が様々なモノゴトをある程度「割り切った」自分の目線でクールに論じる姿勢が清々しく、かつものの見方や思想の賢さに舌を巻いてしまう。
教授・池田清彦氏(彼もまた素晴らしく割り切った物言いをする方だ)の対談形式で送られているこの本。個人的には非常に共感できる点が多く、読んでいる間はただ頷いてしまうばかりであった。読後感もよい。ぜひオススメしたい。新幹線の移動中などのお供にどうだろうか?ライトだけれど深い。良い本だと思う。
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帯背
「ヘンな人」と思われてもちゃんと生きられる技術
帯裏
情報化社会の気持悪さ
いまの情報化の過剰な便利さは、たぶん、人間の「考える」という行動を止めてしまっているんじゃないかと思うのよ。
-マツコ・デラックス
「なぜそうなるか」ということを考えなくなってしまって、どっちが「正しい」かとか、どっちが「合っている」か、ということしか問わなくなっている。
-池田清彦
差別の構造
気をつけないと怖いなと思うのは、差別されているマイノリティの当事者は、自分よりもさらにマイノリティになっている存在を差別することによって安心感を覚えるときがあるということ。
-マツコ・デラックス
自分が差別されるというなかで自分も差別してしまう危険性を自覚しないと、悪循環から抜け出せない。
-池田清彦
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テレビをあまり観ないのでマツコ・デラックスさんについては完全に無知。池田先生のお話はだいたい了解しているつもりなので、献本いただいても普通かな、と思ったら思いの外(失礼)とても面白かったです。マイノリティだからだな、共感できたのは。
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今、とても興味がある二人の対談集。
池田清彦さんは、毎週読んでいる週刊朝日のエッセイがとても面白いし、読んでみたい本がたくさんある学者さん。
マツコさんは、見た目は特殊だけれど、至極マトモな意見を真面目に語る人、といった印象です。
池田清彦さんのインタビュー記事で、二人の対談集が出ていることを知り、手に取りました。
文中で特筆すべきは、マイノリティへの考察。
二人とも、自らがマイノリティ(少数派)であることを強く意識している。それは苦しいけれど、ある種の突き抜けた自由がある。自由でいるためには負うべき責任がある、といった当たり前のことをしっかりと語っていてとてもよかった。
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フジテレビのほんまでっかTVで共演中のお二人の対談形式の本。マツコ・デラックスの書いた本が人気なので読んでみましたが、意外に深い話が多くて面白かった。マツコ・デラックスの他の本も読んでみたいと思う。
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お2人の対談を纏めた一冊。好き、嫌いをハッキリ言うお2人は読んでいて爽快感あるかも。ただ、対談の内容がわりと真面目なテーマだったので、もっと軽い内容だともっと楽しめたのに、って感じでしょうかねぇ。
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マイノリティだと自覚しているからこそ、多勢が団結し何の疑問も持たずに一斉に同じ方向を向いて走り出すという現象に恐怖を訴えているんだな。
情報化社会の中で「自分で考えること」を止めてしまっている人たちの多いことは気になる話。
高校生ですらレポートを書く際にネットからパクッたりしているもんね。ヤマシい気持ちを持ってやるならばまだしも、それでいいと思っている奴がいること自体おかしな話。
マツコはよく「アタシなんかがおこがましいんだけど」って言葉を使う。
ワタシもよく使うほうだけれど、それってその対極にある「厚かましい」奴に対して『オマエ、気が付けよ!』と暗にメッセージを送っているときがあるんだよね、当の本人はあまり気が付かない場合が多いけど(笑)。
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ホンマでっかTVに出てる二人の対談。回りくどくせずに物事の真ん中をストレートに抜いていって、いろんな物事がストンと腑に落ちる感じがします。震災のあとでの対談ということでどうしてもそのあたりの話が中心になってはいます。誤解を恐れずにいってしまえば、頭のいい人同士の会話なんでしょうね。読んでいて打てば響く同士の掛け合いで楽しめました。
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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
世間的な価値観から大きくはみ出している“異端”のふたりが、震災で露わになった差別のしくみや、ネット社会の気持悪さを、舌鋒鋭くえぐり出す。
マツコデラックスの言うことってうなづけるところが多いからといろいろ著作を借りたけど、民主党支持ってので、やっぱり考え方は違うんだなと思っていましたが、池田先生とどう話すのか気になって借りてみた。
そしたら故中川昭一をほめてるんじゃないの!
すごいな、中川昭一。これだけで彼女(?)の著書もうちょっと読んでみたいと思う気持ちになりました。
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ラオスはビエンチャンが昭和の風景で、だんだん奥に入ると明治、江戸と溯っていけるらしい。面白そう。
マイノリティの処世術としては面白い。いろんな人と繋がって、且つつるまないというのが大切なのだろう。マツコ・デラックスは意図的にゲリラ的な占術を採っている。
一方、原発についての対談には多くの疑問が残る。2011年4月当時の対談なので、正確な情報を手に入れろというのが酷なタイミングではあるのだが、石炭を掘ればいいという結論は問題を日本国内の電気供給のみに限定しており、極めて浅薄。
それでもマツコ・デラックスさんのことは好きだし、応援しています。
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あー、やっぱりマツコ嫌い。
バラエティのマツコは好きなんだけどね。
マツコが好きと言わなくちゃいけない風潮も嫌い。
「私なんか」と控えめにしてるつもりだけど、やっぱりこの人って「そんなことないですよ」って言われるのを前提に言ってる感じなんだもの。
マイノリティ派なのもまだやっぱりマジョリティ派よりも特別って思ってるよね?
だから、マイノリティって騒ぐんだよね。
そういうの恥ずかしいって書いてあるのに。
「ほんまでっか」の池田先生との対談でそれはそれで面白いのだけど、「怒り新党」みたいに的外れで理解できない妄想部分もあるので、ついていけない私はバカなのかな。
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TV番組(おそらく「ホンマでっか!?TV」?)の共演を機に実現された、池田清彦氏(生物学者、早稲田大学教授)とマツコ・デラックス氏の対談。
対談日が東日本大震災の後だったことで、地震や原発問題が多くなってしまってはいるが、軸は「マイノリティの生き方」。
市立図書館の貸出予約で半年近く待ったけど、待った甲斐あった。
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さーーーーーっと読めて何も残らなかったというか、震災直後でもあったのでそのことの興奮冷めやらぬかんで、全体的にふわふわしているようにも思えた。
とはいえ、私の読みが浅いだけというお粗末なかんじかもしれない。
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池田先生とマツコって、すごく好きなんだけど
この対談はよかった。
私はもともと「どうしてなんだろう?」とか「なぜなんだろう?」って
考えるのは苦手なんだけど
この二人は、本当に色々なことを考えているなってことが分かる。
だって、考えてなければ、これだけ明確に自分の意見を
持つことはできないもんね。
脱力系に見えて、実際はとっても頑張って
考えている二人の人となりのが見える対談だし、
斬新な考え方はとても勉強になりました。