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魔法戦士リウイ9
二人の女性に愛を告白されリウイは悩んだあげく、逃げるように他の冒険者の旅に同行する。その冒険の中で、自分が本当に望むことに気がついたリウイはひとつの決断をする。好評のリウ...
魔法戦士リウイ9
05/02まで通常506円
税込 253 円 2pt魔法戦士リウイ 9 (富士見ファンタジア文庫)
商品説明
二人の女性に愛を告白されリウイは悩んだあげく、逃げるように他の冒険者の旅に同行する。その冒険の中で、自分が本当に望むことに気がついたリウイはひとつの決断をする。好評のリウイサーガ、クライマックス!
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紙の本
そして、本編へと…
2002/02/28 04:33
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投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編シリーズの最終巻。「前作で、とうとう、アイラとミレルから愛を打ち明けられたリウイ。その告白を受けて、深く悩んだ彼が出した結論とは?!」…というのが今回の概要。この彼の悩みとその末に彼が出した結論が、新たな物語をうむのだが…。
とうとう、というか、ようやくというか、駆け出し冒険者としてのリウイの冒険は、この巻でひとまず終了ということになる。プレストーリーとして、もう何冊か出る予定らしいが、「剣の国の…」へのつなぎである事には違いない。
やはり、通して作品を読んでみると、アイラの存在が後半キーになっているのが良く分かる。「もしも、彼女がいなかったなら…」という想像をするのも、それはそれで面白いかもしれないが、作品の幅が広がったという意味では、やはり、アイラなのだろう。
これまでの流れ通り、最終巻はリウイとアイラの話で終始するが、話の収束のさせかたは相変わらず上手い。特にラストの戦闘場面は、なかなかにみせてくれている。彼がまさか本作品中に出張ってくるとは…という部分が、読んでいて面白かった。『彼』がだれだかは、実際に作品を読んで貰えれば分かるだろう。まずは一読していただきたい。
ただ辛口な事を少し言わせてもらうならば、本シリーズがかなりマンネリであった事も否定できない。評者は、本編である「剣の国…」を常に有りきで一連の短編集を読んできたが、途中から話に詰まってか内容が酷くおざなりな部分も目に付いた。水野氏がいつも言っている「決めてあるのはラスト」が、今回は世界を広げるのではなく、狭く縛ってしまっていたのではないか、とも読んでいて感じた。ある意味、アイラ中心に話が進んだのは、そのためではないか、とも思う。読みやすい反面、「次はどうなるの?」という期待感があまり持てなかったことが、評者としては難点であったと思う。
ともあれ、先日からとうとう「砂塵の国…」の連載がスタートしたこともあり、このリウイ熱が益々加速するのは間違いない。先の読めない、かつ期待通りの作品になってくれることを祈りたい。
紙の本
序章シリーズ最終巻
2002/03/21 13:32
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投稿者:十二番目の男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「リウイ・サーガ、序章シリーズ大クライマックス」という帯の文句通り、怒濤の収束部であります。
これまでこのシリーズを読んできてそれなりに思い入れのある方ならば、ストーリーに飲み込まれて最後まで一気に読めることでしょう。
が、文章面を細かく見てみると、少々雑ではないかと思える部分がいくつかありました。なんというか、忙しさを感じることができる文章です。
とはいえ、このあたりのことはなにもこの第九巻に限らず、連載作品である本シリーズに共通するマイナス要素であります。これまで読んでこられた方は慣れているでしょうから、気にする必要はないかと。