- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2011/11/09
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-375523-7
電子書籍
チェーザレ 破壊の創造者 (5)
チェーザレ暗殺を命じられた刺客がピサに潜伏した。黒幕を探るチェーザレは、祭りの喧騒の中、自らの命を餌に危険な賭けに出る。一方大学ではボルジア家の宿敵一派、フランス貴族のバ...
チェーザレ 破壊の創造者 (5)
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チェーザレ 5 破壊の創造者 (モーニングKCDX)
商品説明
チェーザレ暗殺を命じられた刺客がピサに潜伏した。黒幕を探るチェーザレは、祭りの喧騒の中、自らの命を餌に危険な賭けに出る。一方大学ではボルジア家の宿敵一派、フランス貴族のバリュー兄弟が帰還し、十字軍を模した大規模な騎馬試合が開かれることに。政治、復讐、野心が入り交じり、熱き戦闘が始まる。
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電子書籍
模擬戦
2016/03/22 16:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランス団とのいざこざで復讐されると予想があった模擬戦、いよいよ開幕です。重装騎兵のフランス団相手に、小回りの良さで戦うチェーザレたち。チェーザレの雄姿に続いてアンジェロの活躍も見ものです!
電子書籍
模擬戦。
2022/04/18 20:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:michaq - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKの漫勉でも取り上げられていた作家の、細かいディテールの作画が本巻も素晴らしい。模擬戦は戦略で圧倒しながらアンジェロが美味しいところを持っていくあたり漫画っぽさがあるけれど、それすら楽しく思える話の持って行き方は流石です。
紙の本
チェーザレ様と呼ばせてください!
2008/08/10 03:30
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校の頃、塩野七生さんの「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」を読んで、うっかりチェーザレに惚れました。なのに授業は眠たくなるようなひと撫でで終わってしまってとても残念でした。あの頃にこんなアートで華麗な教科書があったらよかったのになあと思いながら読んでいます。
シンプルな表紙に色鮮やかな帯のきりっとした美しさが、いつも最初の楽しみです。
5巻ではそろそろ少年の凛々しさに青年の猛々しさが加わってきたチェーザレ様。暗殺の危機を積極的に回避しつつ、下町見聞や大学での模擬戦などを通じて、着々と支配者としての基礎を固めてゆかれます。
その背景にある性格や状況が、かわいいアンジェロ、シブめのミゲルなど、名わき役たちの活躍で克明に見えてくるのが面白いです。絵も端正で迫力があってすごく丁寧なので見ていて気持ちいいです。構成がまた良くて、最後から数えて4・5ページ目のチェーザレ様の台詞と、巻頭カラーの見開きタイトルページの絵が自分の中できれいに重なった瞬間、クラッとくるほどかっこよかったです。
世界史の年表に載っている名前、ではなく、確固たる実在人物としての存在感をもつ登場人物たち。それが過去の現実である、中世の宗教観や倫理観のなかでより肉感的に浮かび上がって、馬上の勇姿にもっと笑顔が見たいと思うレベルでチェーザレ様に惚れ直しました。
たった31年の人生で100年分は行動したような人物を、ここまで精密に描いている作者の根気と挑戦に敬意を表したい作品です。
紙の本
あえて低評価
2017/05/28 18:17
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アルテミス - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずお断り。
現時点で、このシリーズは11巻まで刊行されている。
このレビューは11巻までの全体についてのものだが、下に述べるエピソードが5巻のものなので、こちらへの投稿とする。
ほかにレビューが全く投稿されていないのであれば、私は星四つをつける。
高評価の理由は、ほかに既に挙げられている多数の星五つのレビューと重なる部分が多いので割愛する。
ここでは、あえて本シリーズの欠点を挙げて見よう。
絵柄が緻密で重厚なのはこの作品に合っているのだが、しかし、アクションシーンとなるとそれは欠点となり、躍動感が得られない。特に本巻で描かれるような騎馬戦のシーンでは顕著である。
そしてそれはストーリー展開にも当てはまる。
丁寧にエピソードを積み上げて社会の仕組みや国家、人物の相関関係を読者に理解させていくのはよいが、そのため物語にスピード感がない。
一触即発かという緊迫感あるべきシーンであっても時がゆったりと流れているような感じで、一言で言えば盛り上がりに欠ける。
私はこの著者のほかの作品を読んだことがないので、それらがこの著者の作風であり味であるというのであれば、単に私の好みに合わないということなのだが。
ただし、私の好みの問題とは別に、明らかに誤りである記述が本巻にある。
騎馬試合の後のチェーザレとアンジェロの会話、カテリーナ・スフォルツァについてのチェーザレの台詞である。
「果たしてゴンナ(引用注:スカートを意味するイタリア語)をはいた女が城壁をよじ登れるものかどうか
第一あんな所でゴンナをめくられても下からは何も見えやしないぞ
もちろん声だってまともにはききとれん」
私はラバルディーノ城塞の下に立ち、城壁を自分の目で見上げたことがある。
残念ながら非公開であったので中へは入れなかったが、同時代の同規模の城塞ならいくつか見ている。
第一に、カテリーナは城壁を「よじ登る」必要はない。
城壁の中から登ったのだから、彼女は当然、城壁の内部に設けられた守備兵のための階段を使ったであろう。
また、城壁は外からよじ登るのであれば確かに苦労しそうな高さではあるが、ここ一番のハッタリを効かせようという時であれば、高所恐怖症でもないかぎり狭間の上に立つのをためらうほどのものではなく、従って城壁の縁ぎりぎりに立てばスカートの中を見せるのは不可能ではない。
同様の理由で、ある程度の声量があれば城壁下の敵にもその台詞は聞き取れよう。
同時代の人々であればカテリーナのエピソードに無理があれば容易に判断がつくはずであり、不自然と思われれば今日まで語り伝えられることはなかろうと思う。
従って、ここでチェーザレが「風評」と断じている方が間違いである。
巻末の参考文献を見ても、またその内容の緻密さを見ても著者が大変な調査の上でペンを取っていることはよくわかる。
しかし、一般に言われていることに異を唱えるのであれば、せめて現地を見てからにするべきではないか。
これほど力を注いで紡いでいる物語であるのに、不用意に主人公に誤りを語らせたがために、私のこの作品に対する評価は星二つ分落ちた。
以後はこのようなことがないように願いたいものである。