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電子書籍
風雲児たち 幕末編(13)
著者 みなもと太郎 (著)
将軍・徳川家定と島津斉彬の養女・篤姫が結婚。幕藩体制が強化されたと思われていたが、老中・阿部正弘が死去。江戸城が大混乱に陥った頃…歴史大河ギャグ、最新刊。
風雲児たち 幕末編(13)
【セット限定価格】風雲児たち 幕末編(13)
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風雲児たち 幕末編13 (SPコミックス)
著者紹介
みなもと太郎 (著)
- 略歴
- 1947年京都生まれ。まんが家、まんが研究家。手塚治虫文化賞特別賞受賞。
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紙の本
坂本龍馬の剣道の試合も見てみたいのはやまやまですが
2008/09/28 18:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み継いできました「幕末編」も、もう13冊目になりました。安政3年から5年にかけての話なので、もうあと10年で大政奉還となります。いよいよ(と、ずっと言い続けている気もしますが)徳川幕府瓦解に向けて様々な人々が活躍することになりますが、メインはハリスの将軍謁見のくだりということになるでしょうか。そこに長崎海軍伝習所の話や吉田松陰の後日譚が並んでいます。
と、ここまではこれまでの「風雲児たち」にならって、時間の経過に合わせて様々な人たちの行動を追ってゆけばよかったのですが、この第13巻はやや趣が違っています。
土佐藩主山内容堂が主催した御前試合の話が110ページにわたって続くのです。全体でも230ページですから、およそ半分が御前試合に費やされているわけです。もちろんここには坂本龍馬をはじめ、今後活躍する人たちが集まってきているので、それなりに意味はあるのでしょうが、でもここまで描かなければいけない重要なエピソードなんですかねえ。
「風雲児たち」が一時期雑誌連載を休んでいた時に、作者は坂本龍馬をメインにしたマンガを描いていたこともあるくらいに、幕末の多くの偉人たちの中でも龍馬に入れ込んでいるところは確かにあるのですが、それにしてもここまで描かないと「風雲児たち」が成立しないというわけでもないでしょうに。
と言うわけで、もちろんこれだけでこのマンガの価値が下がってしまうというわけではありませんが、少し寄り道しすぎではないかという思いで、星4つ(本当のところは3つ半というところでしょうか)としておきたいと思います。描きこむことも大切ですが、もっと話を進めて欲しい気もします。もう「幕末編」も13冊目ですよ。それなのにまだ大切な10年があるではありませんか。