- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2011/10/01
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-314521-2
電子書籍
もっけ(8)
著者 熊倉隆敏 (著)
妖怪を視る力を持った姉・静流(しずる)と、妖怪に憑かれやすい妹・瑞生(みずき)。心身ともに少しずつ成長した瑞生は、憑かれても祖父に頼らずとも対処できる場面が増えていく。一...
もっけ(8)
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もっけ 8 (アフタヌーンKC)
商品説明
妖怪を視る力を持った姉・静流(しずる)と、妖怪に憑かれやすい妹・瑞生(みずき)。心身ともに少しずつ成長した瑞生は、憑かれても祖父に頼らずとも対処できる場面が増えていく。一方で、全寮制の女子高に通う静流は、その力を友人に打ち明けたことで、かえって人間関係に亀裂を生じさせてしまう……。悩み落ち込む静流を救ったのは、今までは姉に頼るばかりだったはずの瑞生だった。
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紙の本
田舎料理のなつかしい味がする妖怪漫画
2009/06/13 23:22
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
怪しいモノが見えたり、魑魅魍魎の妖物に憑かれやすい体質の檜原(ひばら)姉妹、静流(しずる)と瑞生(みずき)の日常を描いた化け物・怪異譚の漫画。他の人にはない能力を持っていることで、それぞれに悩みを抱えるふたり。殊に、姉の静流の悩み、友人の百瀬(ももせ)さんとのトラブルがかなりヤバいですね。家族と離れて高校生活を送っているだけに、静流が孤独感を深めていく姿は見ていてつらいです。
「カゲトリ」「モノミゴイ」「カクレザトウ」「ノブスマ」「アクガレ」の五つの話を収めた第8巻。なかでも、おしまいの「アクガレ」がよかったですね。一種の離魂病譚というか、瑞生の意識(あるいは魂)が幽体離脱しちゃうてぇ話。身体から抜け出た瑞生の意識がある人物のもとに赴くという展開が、とてもよかった。ふたりの心の絆があたたかく描き出されていて、胸にじんわりしみるものがありました。ある人物の手に瑞生が手を重ねて励ます場面が、特に好きです。
昔なつかしい作品の肌触り、雰囲気に心惹かれますね。地味ですけど、好感の持てるシリーズです。