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京大・鎌田流 知的生産な生き方
著者 鎌田浩毅 (著)
▼ベストセラー『一生モノの勉強法』の第2弾、満を持して刊行!京大人気No.1教授の鎌田センセイの第2弾です。仕事ができて、かっこいい――それが京大・鎌田流。鎌田センセイは...
京大・鎌田流 知的生産な生き方
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知的生産な生き方 京大・鎌田流 ロールモデルを求めて
商品説明
▼ベストセラー『一生モノの勉強法』の第2弾、満を持して刊行!
京大人気No.1教授の鎌田センセイの第2弾です。仕事ができて、かっこいい――それが京大・鎌田流。鎌田センセイは日々何を考え、どんな行動をとっているのか! 鎌田センセイの仕事、趣味、本、旅、ファッションの世界を見ることで、センセイの知的アウトプットの方法がわかるのではないか。そんな思いから出来た企画なのです。
▼良きもの、美しいものを求めると
東京生まれ、東京育ちのセンセイが京都にやってきて12年。東京にはない、「良きもの」「美しいもの」を有形・無形を問わず人生の目標とするもの(ロールモデル)とし、自らの生活に活かしたそうです。その結果が知的でイキイキとした生活となり、生産性の高い毎日となったのです。
▼写真入りで知的な生き方を披露
そんな鎌田センセイの毎日を写真入りで披露していただきました。知的生産を上げるための情報が満載で、読みごたえ十分です。
目次
- 第1章 知的生産の現場で
- 第2章 本は手元に置きたい
- 第3章 知的な生き方には教養が不可欠だ
- 第4章 京都に暮らす
- 第5章 食と豊な人生
- 第6章 旅行──非日常という楽しみ
- 第7章 瞑想的な生活とオフタイムの効用
- 第8章 人と人とのかかわりから生まれる「活きた時間」
著者紹介
鎌田浩毅 (著)
- 略歴
- 1955年東京生まれ。東京大学理学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。専門は火山学・科学コミュニケーション。著書に「一生モノの勉強法」など。
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紙の本
東京出身の「キャラ立ち」教授による、京都の知的風土のなかから生まれてきた、ワンランク上の「知的生産な生き方」について語ったエッセイ集
2010/02/24 22:45
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「知的生産」にかんする本はむかしから読んできたが、最近のものでは火山学者の鎌田浩毅・京大教授のものが面白い。
ド派手でオシャレなファッションで、テレビでも十二分に「キャラ立ち」している鎌田教授の一般向けの一連の著作は、理系の思考法を豊かな教養で裏付けた、プラクティカルで、しかも平易な語り口によるものだ。
この意味においては、梅棹忠夫の『知的生産の方法』にも連なる、京都の知的風土が生み出してきた、きわめて良質な部分を継承しているといってもいいだろう。
この本は、『一生モノの勉強法-戦略とノウハウ-』(東洋経済新報社、2009)が生まれてきた背景を探った、ビジュアル・エッセイ集のような趣の本である。前者が、大学生からビジネスパーソンまで、知的生産にかかわる者であれば、すぐにでも使えるスキルやノウハウを紹介した内容の本であるとすれば、後者は、むしろライフワークともなるべき長期的なテーマを探して、じっくり取り組むためには何が本質的に必要であるのかについて語った内容の本になっている。
いっけん軽く読み流せるような体裁の本だが、中身はけっこう本質的なことに触れている。それは「京都」のもつ意味について語っているからだ。個と自由を尊び、人間関係においては適度な距離を保つ風土の京都は、いつの時代も外部の才能を受け入れ、自らを活性化してきた歴史をもつ。東京生まれで東京育ちの著者もまた、ヨソからきて厳しい京都の風土で鍛えられ、京都で自己実現した一人である。
京都の風土で培われた、精神的に豊かな「知的生産な生き方」をつづった本書は、豊かな教養があってこそ知識が生きたものとなり、また自分のペースを守ってこそ創造的な良い仕事ができることを自ら実証している。
氾濫する情報に日々追いまくられる効率一辺倒の東京から、物理的に身を離していることで可能になる「知的生産な生き方」。たとえどこに住んでいようと、自分のなかに「心の京都」をもつことをすすめる著者のアドバイスは傾聴に値する。
なによりも、副題になっている「ロールモデルを求めて」いる著者自身が、読者にとってはロールモデルとなるわけだ。
この本は、必ずしも即効性はないが、より深いレベルでの知的生活を志向するする人にとっての、またとない「自己啓発本」となっているといえよう。