アミダサマ

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まほかるの中でも図抜けてダークサイドな一作。死生観、宗教観、愛と憎しみを例によって禍々しく描く。正直途中で読みたくなくなるほどのやるせなさ。

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冷蔵庫に入れられた少女の「コエ」を聞き、呼び寄せられる二人の男。そこから物語は始まります。この二人の話が交互に語られながら、最後にはまた二人の男と少女が交錯していくのですが…

とにかく気持ち悪い話で、性と暴力と死の匂いが絶えずつきまといます。特に、千佳子の描写など、この世ではないものになりつつあることをグロテスクに（ある意味上手に）描いていますね。

作者の経歴には「僧侶」ともあるので、仏教的な思想が物語には込められているのでしょう。私はその辺りはあまりわからず、最後まで話のポイントが見えずに読み終わってしまいました。

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沼田まほかる2冊目。
ホラーなのかミステリーなのか、どっちつかずになってしまっている気がしてすわりが悪かった。

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暗くねっとりとした読後感。
コエとミミ。因縁。様々な歪んだ愛。胎内と冷蔵庫。輪廻転生。
カタカナのアミダサマだから少しだけ救われるんだな、この物語。

しかし、ミハルの周りで起こる小さな変化・異変らしきものの多くは、話の伏線にもなっていないように感じたが、仏教的なバックヤードがあれば意図が読み取れるのだろーか。それともホラーサスペンスだからさ、程度なのだろうか。

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「九月が・・・」が面白かったので買ってみたのですが、いまいちだったかな。誰にも感情移入できる登場人物がいなかった。

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ちょっと期待はずれ・・・
最近、話題の作家だから期待しすぎた。

ただのホラーと思って読んでたら、かなりおもしろかったと思う。

初めて読む作家さんだと思ってたけど、猫鳴り読んでた。
即、売却しちゃったけど・・・

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九月を最初に読んで、おもしろかったので、期待を込めて二冊購入。猫鳴りも、うーんでこちらも更に微妙。やっぱり一冊だけか…と思ってくる。文章の運び方が好みand面白いだけに残念。

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沼田まほかるさんの本5冊目。
なんでだか購入してしまう（笑）。
僧侶とサラリーマンが一人の少女と出会い「ミハル」この子はいったい誰なのか？僧侶は「2人が一緒にいてはいけない」とサラリーマンとミハルを引き離す。

その後僧侶の周りには理解できない渦巻く黒い出来事が立て続けに起こる・・・。

場面は僧侶の場面とサラリーマンの場面と別れており、サラリーマンのほうは恋愛妊娠、売春・・・といった感じ。それと僧侶との場面がラストでカラミあうので引き込まれるように読んでしまった。

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何とも表現の難しい本でした。いつもの筆致のとおり、リアルで露骨な表現の海なのですが、渡り切ると清々しい、、という感じです。何故か、「野沢尚」さんの世界観を思い出します。

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9月が永遠に続けばの二作目に挑戦。
仏教の世界。難しい世界観。
最後までよくわからず読破。
魂の浄化と考えていいのだろうか。

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『九月が永遠に続けば』みたいなものを期待していたが、この作品は私には重すぎるホラーサスペンスだった。とても気軽に読める本ではない。
読み終わってから知ったが、沼田まほかるさんて、お寺で生まれた僧侶さんなのね。

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この人の本は、「九月が…」がそうだったように、読むと気が重くなる。でもまた次を読みたくなる不思議な力がある。