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炎のなかの休暇
著者 吉村昭 (著)
空襲の華麗なまでの炎の乱舞、焼けこげた死体の間を抜けての父親捜索、終戦直前に焼跡で受けた徴兵検査、そして誰もが生きるのに精いっぱいだった敗戦直後。その間の結核発病と手術…...
炎のなかの休暇
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炎のなかの休暇 (新潮文庫)
商品説明
空襲の華麗なまでの炎の乱舞、焼けこげた死体の間を抜けての父親捜索、終戦直前に焼跡で受けた徴兵検査、そして誰もが生きるのに精いっぱいだった敗戦直後。その間の結核発病と手術……。生れ育った東京下町の家並の記憶をたどるうちに甦ってきた作者の少年時代と、その眼に映った人びとの暮らしを、思い入れや誇張を排して描き、戦時下の生活の息吹きを伝える自伝的連作小説集。
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終戦前後の記憶アーカイブ
2019/06/09 22:09
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投稿者:ニック - この投稿者のレビュー一覧を見る
終戦前後の記憶を三十数年後に回想して私小説化した、8つの短編からなる作品集。著者がさまざまなエッセイで記している当時のエピソードが恐るべき記憶力と想像力で克明に描写されており、戦争にまつわる記憶のアーカイブ集ともいえる。氏の代表作に数えてもよい作品なのに現在は絶版状態の模様。ぜひ新装改訂してほしい。