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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2013/02/01
  • 出版社: 新潮社
  • ISBN:978-4-10-100505-8

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猫と庄造と二人のおんな

著者 谷崎潤一郎 (著)

一匹の猫を中心に、猫を溺愛している愚昧な男、猫に嫉妬し、追い出そうとする女、男への未練から猫を引取って男の心をつなぎとめようとする女の、三者三様の痴態を描く。人間の心に宿...

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猫と庄造と二人のおんな

税込 440 4pt

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猫と庄造と二人のおんな 改版 (新潮文庫)

税込 506 4pt

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商品説明

一匹の猫を中心に、猫を溺愛している愚昧な男、猫に嫉妬し、追い出そうとする女、男への未練から猫を引取って男の心をつなぎとめようとする女の、三者三様の痴態を描く。人間の心に宿る“隷属”への希求を反時代的なヴィジョンとして語り続けた著者が、この作品では、その“隷属”が拒否され、人間が猫のために破滅してゆく姿をのびのびと捉え、ほとんど諷刺画に仕立て上げている。

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みんなのレビュー132件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

異様なまでのリーダビリティの高さ

2010/10/09 18:34

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:analog純 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 このお話は、昔、たぶん大学時代に一度読みました。
 そしてこの度、全く久しぶりに読み直してみて、少しびっくりしました。
 異様に高いリーダビリティであります。
 全くもって見事な文章であります。

 読んでいて私は、身体の中に広く染み渡ってくるような快さを感じましたが、文章を読んでこんな快感を覚えたのは、全く傾向の異なる文体でありながら森鴎外の小説作品(特に小説から史伝へと向かう間際あたりの)以来だと思いました。

 そんな、少し「異様」とまで感じてしまう名文であります。
 しかし、この「ワン・シッティング」のリーダビリティの高さは、やはりかつて何かの小説で経験したことがあるぞと、あれこれ思い出して、見つけました。

 あ、村上春樹だな、と。

 具体的に僕が「ワン・シッティング」のリーダビリティとして思い出した作品は、『ねじまき鳥クロニクル』でしたが、うーん、なるほどねー。

 かたや、日本人初のノーベル文学賞受賞作家の最右翼と再三言われながらも、結局受賞することなく天寿を全うしてしまった作家と、かたや今年こそ今年こそと、こちらもいわれ続け、おそらく数年以内には間違いなく受賞するだろうといわれている作家との接点であります。

 (これは、閑話ですが、村上春樹はかつて「主夫」をしていた時に、暇に任せて『細雪』を三度読み返したと、確かエッセイに書いていたのを思い出しました。)

 ともあれ、圧倒的な名文によって一気に読んでしまった本作ですが、それでも読後感想として気になる点がないでもなかったです。これです。

 疑問……「谷崎はなぜこんな作品を書いたのか。」

 本来は谷崎の作品については、このような疑問はあまり抱かないものですね。
 なぜかと言うに、谷崎は、我々が思う以上に、自らの私生活上の内面的な姿に直結するような作品を「素直」に書き続けてきたからです。
 つまり、作品を読めば、その時の谷崎の「欲望」がわかる、と。

 『痴人の愛』を読めばその頃の、『春琴抄』を読めばその頃の、谷崎が女性に対して抱いていた欲望(女性以外に対する「欲望」はほぼないと考えて、まー、いいでしょう)がわかると。
 実際はもう少し複雑ではあるでしょうが、大筋においてはそう考えて大過ないと思われます。

 ところがさて、本作であります。
 あの一世一代の名作『春琴抄』の翌年に書かれた本作からは、上記の「ルール」のようには、作者の意図は読めないように思いました。

 そこであれこれ考えたのですが、……ふーむ。
 実は谷崎潤一郎は、僕の大学卒業論文であります。恥ずかしながら、かつて学んだことを、少しずつ少しずつ、ぽつぽつと思い出してきたんですね。

 今回思い出したのは、『痴人の愛』=『赤い屋根』関係でありました。
 『痴人の愛』は有名な名作ですが、『赤い屋根』は、たぶん現在では全集以外では眼にすることが出来ない、未完の、はっきり言って余り出来のよくない作品であります。

 しかし、『痴人の愛』の翌年に書かれたこの「不振作」には、見事に『痴人の愛』の種明かしが書かれています。
 『痴人の愛』的陶酔の舞台裏が書かれ、そしてというか案の定というか、完成することなく歪な姿を曝してしまった小説であります。

 そもそも谷崎的陶酔・谷崎的世界には、リアリズムは不要であります。
 そしてそのことを『赤い屋根』で学んだ谷崎が、今回『春琴抄』という名作の舞台裏を、リアリズムを駆使することなくお伽噺のように描いたのが、本作ではなかったでしょうか。

 登場人物は、作者の姿から大きく離れ、かつ今までの作品世界の人物をも遙かに突き抜けた「痴人」の男女の姿と、そして、一匹の恐ろしく見事に造形された猫でありました。

 今回の再読を通して僕は、この舞台裏に、尋常には存在しえない魅力的な迷宮が含まれていることに、ただただ舌を巻きながら感心するばかりでありました。

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紙の本

猫と庄造と二人のおんな

2021/06/08 20:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

男が美的性質を持つ女性に徹底的にかしずき、尽くし抜くという印象がある谷崎文学だが、この小説では猫のリリーを愛する怠け者の庄造という男に対し、庄造に身一つで追い出された元妻の品子が、庄造の新しい妻に手紙を出してリリーを引き取り、それに庄造がやきもきするという内容である。
結婚していた頃は、リリーを愛していたのは庄造だけで、品子はむしろリリーを毛嫌いしていたのだが、一緒に暮らす上で馴れてきたリリーを可愛がるようになる。この変化が詳しく記されているが、これは猫を飼っていた自分としても良く分かる。
大の大人がたかが猫にここまで喜怒哀楽を見せるのは滑稽かもしれないが、私には理解できる事が多かった。ひょっとしたら、これまで変態的だと感じていた谷崎文学も私の人生経験が足りないだけでわかる人にはわかるのかもしれない。

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紙の本

猫と二人の女との対比が面白い。

2020/10/20 20:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

猫が主人公かと思いきや、二人の女、いやいや主人公は結局庄造でしょう。ん?微妙です。読み手が読み手なりに解釈すれば良いと思います。
 私自身が本書で面白いなぁと感じたのは猫に関する描写でした。まるで今目の前にリリー(本書に登場する猫の名前です)がいるかのようです。谷崎潤一郎の筆のなせる技ではないでしょうか。
 また猫を通じて描かれる庄造、福子、品子・・。猫を通してしか分からない人間模様が絶妙です。

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紙の本

異常なほどの猫愛

2022/05/09 17:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

生前は自宅に10匹以上猫を飼っていたという著者、今では多頭飼育と非難されそうですね。主人公・石井庄造の職業が荒物屋の店主だというところにも時代を感じました。

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紙の本

老猫リリーの大冒険

2002/06/08 17:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よりどりみどり - この投稿者のレビュー一覧を見る

猫好きなら純粋に楽しく読める物語です。
長さもほどよい中篇で、「細雪」のような、ねっとり濃厚な大長編で、途中息切れする心配もありません。逆に「刺青」のような、場面場面を鮮烈に切り出して見せる短編よりは、きりり度が低いかも知れませんが、歌舞伎でいうなら世話物風、軽妙な語り口でいっきに読ませてくれます、ええ、それはもう、猫好きなら、百パーセント。

登場する猫は「イギリス人が鼈甲猫と呼ぶ」洋種で、齢10歳になろうという老猫です。昨今の飼い猫ならいざ知らず、谷崎が生きた時代の猫にとって、10歳はかなりの長寿でしょう。
谷崎自身、猫を二匹飼って、かなり現代的な猫ヤマイ症状を呈していたようですが、庄造もまた、気は弱いが女にはもてる、みたいな典型的ダメ男でありながら、いや、だからこそ? 猫命。

谷崎文学の解説者は、いろいろしかつめらしいことを言って、登場する猫に何かの象徴性を読み取りたいのかも知れません。でも猫好きなら、ただもう猫がどうなってしまうか、それだけが気になってどんどん読んでしまいます。
同時に、昔の日本家屋のたたずまいや町並み、今より人々の心がわかりやすく短命でもあった時代の空気が、行間にいきいきと浮かび上がって見えてきます。
やはり、この語り口、半端じゃありません。

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紙の本

小説でよかった

2021/10/13 01:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読人不知 - この投稿者のレビュー一覧を見る

谷崎潤一郎が関西移住後に書いた作品。
 解説部分には、ちょっとした地域の歴史紹介や、古い関西弁講座などもあり、関西人もその他の地域出身の読者も楽しめる。

 但し、登場人物は揃いも揃ってクズばかり。
 特にタイトルに唯一人名前が載る「庄造」のクズっぷりが群を抜く。本文の「不服を聴いてくれる友達もなく」の一文が庄造の人物像を如実に物語る。
 母親のおりんは近所の住民から煙たがられ、現妻の福子は下半身事情がアレな悪女として新聞沙汰になった札付きの人物、前妻の品子はしっかり者だったが嫁いびりのストレスを猫のリリーにぶつけていじめ、また、冒頭の手紙に精神状態の危うさが表れる。

 唯一の救いは、品子が一定程度、心の平安を得て、猫のリリーと慎ましく小さな幸福のある暮らしを送れるようになったことだろうか。

 阪神パーク跡地は、二〇〇四年にショッピングセンター「ららぽーと甲子園」になり、久々に「阪神パーク」の名称を目にして懐かしくなった。
 人間観察としては、小説なので安心して読めるが、人間の身勝手に翻弄されるリリーが可愛そうで、猫好きの人にはあまりお勧めできない作品。

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紙の本

猫好き男の気持ちを知る為に!

2004/06/08 15:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こひつじちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

普通、こういう親バカみたいな話って、猫好きじゃない人にはホントに苦痛な内容だったりするものじゃあないですか。でも私、別に猫好きって訳じゃないんだけど、これ読むと猫がものすごく可愛らしいヤツに思えて、友人で「俺、猫がいれば女いらない」と言っていた男がいたけど、そいつの気持ちが解る気がしなくもなくもない。という感じでした。

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2005/01/06 17:04

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2005/05/13 20:07

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2009/01/27 04:19

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2006/04/30 21:33

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2006/07/13 00:43

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2007/02/12 22:04

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2007/04/18 19:17

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2007/09/07 11:47

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