電子書籍
城
著者 渋沢竜彦 (著)
「おそらく城とは、何よりもまず、専制君主の夢想のための場所なのだ」―自らカステロフィリア(城砦愛好)を認ずる渋沢龍彦の珠玉のエッセイ集。そこでは、ばさら的創造力で安土城を...
城
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
城 夢想と現実のモニュメント (河出文庫)
商品説明
「おそらく城とは、何よりもまず、専制君主の夢想のための場所なのだ」―自らカステロフィリア(城砦愛好)を認ずる渋沢龍彦の珠玉のエッセイ集。そこでは、ばさら的創造力で安土城を築き上げた織田信長が“戴冠せるアナーキスト”ヘリオガバルスに重ね合され、サド侯爵の秘められた“サディズムの実験室”がラコストにひろがる廃墟のなかに幻視される。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
自らを城砦愛好者と自認されていた渋澤龍彦氏による「城」に関する興味深いエッセイ集です!
2020/07/06 09:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、昭和期に活躍され、我が国にはじめてフランス貴族で作家であったマルキ・ド・サド氏の作品を紹介したことや、西洋や我が国の芸術に対して非常に深い造詣を有しておれらたことで有名な澁澤龍彦氏のエッセイ集です。同書の中で著者は、「おそらく城とは、何よりもまず、専制君主の夢想のための場所なのだ」と主張されています。澁澤氏ご自身が城砦愛好者であることを自認され、その城を見る鋭い鑑識眼から、同書を読むことで、ばさら的創造力で安土城を築き上げた織田信長が「戴冠せるアナーキスト」ヘリオガバルスに重ね合され、サド侯爵の秘められた「サディズムの実験室」がラコストにひろがる廃墟のなかに幻視されます。同書の内容構成は、「会津城」、「千代田城」、「多宝塔」、「ストゥーパ」、「ラマ塔」、「天壇の祈年殿」、「サン・タンジェロ城」、「隅櫓」、「望楼」、「女牆」となっています。