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大学時代に池田信夫さんの講義を聴き、池田さんの講演会?で城さんのお話を聞いた時から、この方はすごい切れ味のあるお話をされる方だなと思ってました。そしてやはり、この本もやはりものすごくズバズバとわかりやすい物言いと様々なデータを駆使して、格差の問題やその背景をついてくる本でした。
現在の雇用制度とその成立背景がわかりやすく面白かったです。
ぜひ城さんのTwitterもフォローすることをお勧めします。
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SPA連載の単行本化
切れ味はだんだん上がっている?かもだけどネタは相変わらずかな。問題があまり解決されていないからね。政治はあいも変わらず迷走しまくりで、突っ込むネタには事欠かない。
根本的には政治マターであり、民主主義の構造的な欠陥である。
処方箋はあるし、変化の兆しはあるのだけど、まぁ暗澹たる気持ちになるね。。。顔の見えない老人は憎めるが、顔の見える身近な老人は憎めないっす。
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城さんのファンで、著者はだいたい読んでいます。
世代間格差があるとわかりやすく啓蒙された功績は大きいと思います。
しかし毎日忙しいと時々忘れかけて高給とりの上司やたっぷり年金を貰っている高齢者に優しくしてしまいます。
だからといって選挙に行っても投票する人がいないし、いきなり暴れるわけにもいかず、問題はわかっているのに解決できないことがストレスです。
よって日々の煩雑さに一旦忘れる、時々思い出してイライラする、考えてもしょうがないので忘れる、の繰り返しなのが残念です。
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著者の挑戦的な文体がすごく惹きつけられた。政治も含めて、この国の行く末が心配な方はぜひ読むことをお勧めする。
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20121121 考えさせられる本、どうあるべきかをイメージして選択して行かないと結局は自分に帰ってくる。動かなければと思わせる本。
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このひとの本、あまり読んだことないけど、なかなか馴染めへんねんなあ。本書もそうでした。
まあそれはただ単に自分の知識がないからなんやろうけど…。
というか、この著者さんは、こんな若いひとなんやって思いました。
皮肉っぽい言い方が目立ったので、もうちょっと、やわらかな口調で語れば、もっといろんなひとに聞いてもらえるのに、と、ちょっとだけ残念でした。
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僕が好きな城繁幸さんの本なんだけど、ちょっと荒削りな感じがしたなあ。あと、もうちょっと対象となる部分を絞って深堀りした方がよかったんじゃないかと思う。それでも城さんの既得権益層に対する怒りは十分すぎるほど伝わってくるし、「なるほど!」と思える部分も多い。派遣の規制強化が大企業による派遣切りにつながったという主張etc。
ただ、あんまり「バカ」とか乱暴な表現は使わない方がいいんじゃないかと思う。週刊誌連載だったから、多少ラフな表現になるのは仕方ないと思うけど、本の品位を落としてしまっている気がする。
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SPA!での連載をもとにした、城繁幸による世代間格差にまつわる現状まとめ。既得権益を握って離さないグループがいて、彼らはその権益を守るために、声をあげない若者から「奪って」いる。
城さんのほかの本やら、メルマガ、ブログなどを見ていれば、そこまで新しい何かが書かれているわけではないけど、選挙を前にして、多くの人に読まれるべき本でないかと思う。まずは誰が「彼ら」に含まれるのか、見分けるところから。
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この人のtwitterとかで主張が自分と非常に近い(というかほとんど同じ)なあ、と感じていたので、読んで非常にすっきりしました。
挑戦的な書き方を敢えてしているから、それで趣旨を誤解されることもあるんだろうけど、これからの世の中に対する現状認識としては、ぜひ共有していきたいと感じた。
今後については、消費税の増税+社会保障制度の変更、年金は積立式に+転職できる社会に、の3つがポイントだと思う。
これくらいやっても、おそらく数十年は日本は沈没すると思うし。
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日本経済にも大きな影を落としている、みんなに合わせる空気・価値観の構造。これは医療の問題構造と同じだ。
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著者の考え方に同意できるところもできないところもあったが、いろいろと参考になる知識と考え方を得ることが出来た。
この本についていえば、少々荒削りな主張が目立つ気がした。他の著作も読んでみてから、著者の評価は決めようかと思っている。
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著者の論調はブレないな。今作品は、以前のものと比較して、政治により目を向けた内容だった。
政治に期待するためにも、自らがきちんと色々勉強して、その上で投票=意思表示を行いたい。
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この表紙と著者の知名度で、あまり売れていないのではないだろうか?
分かりやすく、そしてたとえ著者の指摘や物言いが気に入らなくても要所要所の著者のポイントは確信を突いているので、見事な本。
AIJ投資顧問の失敗の件、自分は関係ないと思っていました。
建物でいえば3階にあたる厚生年金基金の運用を失敗したということは、我々が支払っている2階部分の厚生年金を溶かしてしまったということ、その穴埋めは行わなければならないので、税金という形で埋めなければならない=我々にも関係してくる、という事実。
公務員給与削減の一環として、新卒採用を半減するという効果の無い案に56%の国民が評価する、と言ってしまっている事実。
特に鋭い、と感じた指摘は、日本のネットでの閉塞感についての記述。
個人が個人の利益を前面に出して何かを訴えた場合、そこには顔の見えない”ぬらぬらとした巨大な世論”が出てきて、攻撃の姿勢を見せてくるという部分。
これが公益についての論調となると、この”ぬらぬら”は出てこなくなる、ということもその通り。
結局これは、(一番日本の嫌なところ)ねたみ・嫉妬の精神が、簡単に表れてきてしまう証なんだろうと思う。
この”ぬらぬらとした巨人”という例えは、非常に今の日本の陰湿なネット社会をパーフェクトに表現していると思う。
新聞・ニュースは読んだり聞いたりしている方だと思うが、本質まだまだ分かっていないなぁと自分を反省するきっかけにもなる。
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たまには新書も読まないと、ってことで手にしてみました。
「若者はなぜ3年で辞めるのか」の城さんの本。相変わらず切り口するどい、労働問題の論客の作品として読み進めたけど、結局前作以来の、年功序列悪玉論に終始。年功主義より成果主義・能力主義がいいのはわかるし、個人的には解雇規制を弱くすべきという論調は支持できるけど、ムラ社会にどのように導入すれば成功するか(当然、能力開発と再就職とセットでなければならない)、もちろんそんな「解決策や提言」はない。世代間格差の問題に警鐘をならしたいのは、氏より年下の世代として、子を持つ親として十分理解するし、そこは頑張ってほしいけど、専門家としてならすのであれば、もう少し踏み込んでほしい。後半以降に期待。
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内容はヘビーですが、新書仕立てでもあって読みやすいです。
一面的見方ではなく「そこにはこんなウラもある」という細かな解説があって、社会福祉に興味があるけれどどこから入っていいやらという方に
良いのではないでしょうか。
今まであった「おじちゃんたちの論理」じゃなくて「今の現役世代」の論理になっているところが良いです。著者も略歴拝見しましたら、もう中年と言って良い世代ですもの、真剣です。
個人的には「それはどうかな」とか「そこは納得いかんな」というところも
ありますけれど、言ってることは大筋間違ってないでしょうし、そもそも
この方の言ってる段階に思考が行っていない若い方が多いのでしょうから
とにかくたくさん若い人に読んでほしいな、と思いました。