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明治人の姿(小学館101新書)
著者 櫻井よしこ (著)
名著『武士の娘』から明治人の美徳を読む激動の明治時代を生きた女、杉本鉞子(えつこ)(1872―1950)。戊辰戦争で賊軍と呼ばれた長岡藩の筆頭家老の娘として生まれた彼女は...
明治人の姿(小学館101新書)
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明治人の姿 (小学館101新書)
商品説明
名著『武士の娘』から明治人の美徳を読む
激動の明治時代を生きた女、杉本鉞子(えつこ)(1872―1950)。戊辰戦争で賊軍と呼ばれた長岡藩の筆頭家老の娘として生まれた彼女は、13歳での婚約、渡米、二女の出産、夫の死などを経て、アメリカで自伝的エッセイ『A Daughter of the Samurai』を著した。その本はたちまち大きな反響を呼び、世界7か国で翻訳され、日本でも『武士の娘』として出版された。
武家の躾、男の覚悟、女の道、夫婦の絆、親の看取り――名著に活き活きと描かれた「明治人の美徳」を、鉞子と同じ長岡出身の櫻井よしこ氏が読み解く。
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紙の本
日本人が取り戻すべき道徳
2010/05/17 22:35
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤタガラス - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近の日本では、親が平気で子供を虐待し、はたまた夏になれば必ずといってよいほど自動車内に子供を放置し、子供を死なせるという事件が発生する。無欲の愛は既に死後なのであろうか。子供を育てるよりも、自分が遊ぶことに熱中している身勝手な親の存在を認識させられることの多いことか。生物学的に親というだけで、何ら精神的に好影響を与えない親は、親ではない。
昨今の情勢に比較すると明治の教育はなんと立派なことであろうか。武家の躾、男の覚悟、女の道、夫婦の絆、親の看取りなどについて明治の教育を紹介している本で、一言で評価するならば、この国には「武士道」が必要とされることを主張した本と理解して読んだ。
法の前にあるのは「道徳」であるという。日本の道徳は「武士道」でなければならないとの感想を抱かせる内容。激動の国際化時代にあって、日本が立ち行くためには、武士道を基本として家庭、学校教育を再生することにより、政治や経済活動が機能するであろう。
日本のよき歴史に目を向けるべきことを教える1冊である。