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淫女と豪傑 - 武田泰淳中国小説集
著者 武田泰淳 (著)
「私がたまたま作家にならざるを得なかったのは、中国でのぬきがたき因縁による」。累々たる死屍の上に君臨する女帝、廬州の秋に散った日本人看護婦、戦時に横行するきなくさい軍人た...
淫女と豪傑 - 武田泰淳中国小説集
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淫女と豪傑 武田泰淳中国小説集 (中公文庫)
商品説明
「私がたまたま作家にならざるを得なかったのは、中国でのぬきがたき因縁による」。累々たる死屍の上に君臨する女帝、廬州の秋に散った日本人看護婦、戦時に横行するきなくさい軍人たち……。古代から現代までさまざまな時代の淫女豪傑の物語を、広大な風景を背景に描いた中国小説九篇を収める。
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紙の本
武田泰淳氏の思考の世界が垣間見られる一冊です!
2020/09/15 10:15
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、戦後文学の代表的旗手としてかずかずの創作を発表し、『快楽』(日本文学大賞)、『目まいのする散歩』(野間文芸賞)など文学界に不滅の足跡を残した武田泰淳氏の作品です。同書の中で著者は、「私がたまたま作家にならざるを得なかったのは、中国でのぬきがたき因縁による」と告白し、そこから同書は始まります。同書は、累々たる死屍の上に君臨する女帝、廬州の秋に散った日本人看護婦、戦時に横行するきなくさい軍人たちといった、古代から現代までさまざまな時代の淫女豪傑の物語を取り上げ、広大な風景を背景に描いた中国小説9篇を収めた作品です。武田泰淳氏のもう一つの思考の世界が垣間見られます。