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損をして覚える株式投資
著者 邱永漢 (著)
時代の変化に敏感な「お金の神様」も、いまだに何度も損をする。株の世界はルール通りには動かず、毎回違ったことが起こるからである。「株は儲かる人より損する人のほうが多い」「知...
損をして覚える株式投資
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損をして覚える株式投資 (PHP新書)
商品説明
時代の変化に敏感な「お金の神様」も、いまだに何度も損をする。株の世界はルール通りには動かず、毎回違ったことが起こるからである。「株は儲かる人より損する人のほうが多い」「知恵のはたす役割は10%ていど」「株式投資は精神修業の場」「成長株は宝の山」「株は社会の覗き窓」――かつて著者が「株の神様」と呼ばれたのは、“相場”より“未来の成長”を重視する成長株理論を提唱し、世の中の株価を大きく動かしたから。低成長と経済のグローバル化が進むなか、株の舞台は日本から海外に移ったが、お金儲けの原則に変わりはない。明日の投資家たちに贈る50のアドバイス。「株で成功するためにはシロウトであれ」と説く。時代の変化を読み、世の中を感じ、お金を増やすためには株式投資のリスクを肌身に感じるのが何よりも大切である。
著者紹介
邱永漢 (著)
- 略歴
- 1924年台湾・台南市生まれ。東京大学経済学部卒業。小説「香港」にて第34回直木賞受賞。以後、作家、経済評論家、経営コンサルタントとして活躍。著書に「邱永漢の初めての中国株」ほか。
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紙の本
やっぱりシナ人は信用できないのかな
2007/01/04 18:47
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
邱永漢氏は数ある投資アドバイザーの中でも含蓄のある警句を教えてくれる貴重な存在である。「株の儲けは我慢料」「不動産投資の要諦はロケーション、ロケーション、ロケーション」などという言葉は、実際に自分で株式投資なり不動産投資なりを実践し、損したり苦労したりして体で覚えた「血と汗」の結晶のようなセリフである。こういうことをタダで教えてくれるのだから、彼の本は読む価値があるのである。ただ、こいつも「所詮はシナ人だな」と鼻につく部分が最近増えてきているのも事実だ。いわずとしれた中国投資の煽りで、中国株投資、中国不動産投資をむやみやたら煽りまくるのがこいつの最大の欠点だ。なんでも日本はもはや高度成長時代をすぎた成熟国家で、成熟国家なら株で財を成すのは困難で、株で儲けたければ、不動産で儲けたければ中国へ金を注げ、中国へと煽りまくるのである。しかし、みなさんご存知通り、中国は朝令暮改の共産党一党支配の専制主義国家で、あんな不透明な、あんな危険な国に、おいそれと命の次に大事なお金を投資するわけにはいかないのである。しかしそういう「常識人」に対し邱永漢は「そうやって逡巡するような人は金儲けとは縁遠い人」みたいな罵声を浴びせる。「急成長しているのは中国だけじゃないでしょう。インドもあるしベトナムもあるよ、ロシアもあるよ」という極めて常識的な問いかけに対しても「そういう人は思いつきを口にしているだけのことで、着実な投資実績をあげている人ではありません」と一刀両断に切り捨てる。なぜならお金儲けに関心のある人は「中国株投資で手一杯で、ほかに手を広げる余裕はないはず(あるようなら、そいつは投資のドシロウト)」などという。私はここへきて笑わざるを得ない。せっかく前半に黄金のような投資の箴言がテンコ盛りなのに、後半のシナ人によるシナ人のための中国バンザイ記事で全部帳消しになっている。かのウォーレン・バフェットも言っているではないか。「私は、私が理解できないものには投資しない」と。私は今日一日だけでウン百万円も株で儲けたが、中国株に手を出すことは向こう10年はないだろう。そして10年以内に中国経済は大混乱に陥り、中国株は暴落している可能性が高いと信じている。