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タイム・リープ<上> あしたはきのう
鹿島翔香。高校2年の平凡な少女。ある日、彼女は昨日の記憶を喪失していることに気づく。そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えのない文章があった。”あなたは今、混...
タイム・リープ<上> あしたはきのう
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タイム・リープ あしたはきのう 上 (電撃文庫)
商品説明
鹿島翔香。高校2年の平凡な少女。ある日、彼女は昨日の記憶を喪失していることに気づく。そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えのない文章があった。”あなたは今、混乱している。若松くんに相談しなさい・・・・・・” 若松和彦。校内でもトップクラスの秀才。半信半疑ながらも、彼は翔香に何が起こっているのかを調べはじめる。だが、導き出された事実は、翔香を震撼させた。”そ、んな・・・・・・嘘よ・・・・・・” 第一回電撃ゲーム小説大賞で金賞を受賞した高畑京一郎がくみ上げる時間パズル。最後のピースが嵌まるとき、運命の秒針が動き出す--。 '97年初夏、映画も公開もされ、多くの読者を魅了した話題作が遂に文庫化!!
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紙の本
上質のミステリでも読むようなタイムトラベル小説
2009/02/06 15:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1995年(平成七年)6月に単行本刊行というから、発表されてから早いもので10年以上の時が経過したわけだけれど、異色のタイムトラベル小説として、これは今読んでも十分面白いですね。上質のミステリ小説でも読むスリリングな面白さがあって、堪能させられました。
上巻の「序章 はじまりとおわり」「第一章 最初は火曜日」にかけて、高校生の鹿島翔香(かしま しょうか)が体験する奇妙な出来事に、「んんん? 一体、何が起こっているんだ???」と、訳が分からないままに頁をめくっていくうちに、話のからくりが徐々に見えてきます。この辺の、次第に霧が晴れていくような謎解き、からくりの種明かしが上手いんだな。
ここで使われているタイムトラベル(あるいは、タイムリープ)のアイデアは、魅力的なSF短篇の名品、バズビイの「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」(新潮文庫のアンソロジー『タイム・トラベラー』所収)に通じるものがあります。
また、国産のタイムトラベル小説の中、このくらい風変わりで面白い作品ていうと、西澤保彦の『七回死んだ男』もいけますね。こちらも、ぜひ!
あと、本文庫版では、カバー表紙と口絵のイラストも魅力的。とりわけ、主人公・鹿島翔香のイラストがイメージにぴったり。イラストを描いた衣谷 遊(きぬたに ゆう)に、乾杯。
電子書籍
ややこしい
2022/02/12 18:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
短い期間の間でタイムトラベルを繰り返すので、いつ何があったか覚えながら読み進める必要がある。でも読みやすいし、この手の作品が好きなひとならハマるはず。
電子書籍
時かけ&あしきの
2015/09/28 12:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:城のない町住み - この投稿者のレビュー一覧を見る
『時をかける少女』好きには読んでもらいたい、『時かけ』と双璧といえるタイム・リープものです。
文体はやや古いです。登場人物にもやや感情移入しにくいかも。80年代な雰囲気です。その意味でも『時かけ』と似ているかもしれません。
もちろん、上に書いた点を補って余りあるストーリー展開の妙と緻密な構成。上下巻ですが、一気読みさせられます。
著者が寡作なので、これが電子書籍で読めるのは貴重だと思います。