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穢れと神国の中世
著者 片岡耕平
東北から九州まで共通して見られる、死と出産を「穢」とみなす民俗習慣。その観念の起源をめぐる探究は九~十世紀に制定された『延喜式』に行き当たる。数多くの史料を、当時の息づか...
穢れと神国の中世
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穢れと神国の中世 (講談社選書メチエ)
商品説明
東北から九州まで共通して見られる、死と出産を「穢」とみなす民俗習慣。その観念の起源をめぐる探究は九~十世紀に制定された『延喜式』に行き当たる。数多くの史料を、当時の息づかいがわかるように参照し、「穢」という不可思議な意識と社会秩序感覚が生み出された過程を明らかにする。挑戦的な歴史学の試み。(講談社選書メチエ)
目次
- 序 章
- 出産・死をめぐるしきたり/しきたりの由来/二つの筋書き/〈われわれ〉意識の歴史へ
- 第一章 清浄なるものを探る
- 先学はどう考えてきたのか/「キヨメの都市的構造」とは/治承二年冬、六波羅/邪気と神気/跳梁する魑魅魍魎、戦う人々(1)/跳梁する魑魅魍魎、戦う人々(2)/邪気・神気と穢/「穢悪き疫鬼」の正体/清浄なるもの
- 第二章 秩序が動揺した時に
- 何が起こるのか/如何なる意味があるのか/春日社の場合/もう一つの事件/全てを終わらせるために/石清水八幡宮の場合/絶対の終点/怒れる神の分布/神々の正体/もう一つの枠組み
- 第三章 秩序を維持するために
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穢れとは
2020/11/16 23:09
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
穢れの思想がなぜ全国に広がっているのかという疑問から本書は始まる。詳細は本書を読んでほしいが朝廷と神社が穢れについてどう対処したのか、その対処法(穢れを忌む行動)がなぜ全国に広がったのかが書いてあり面白い