紙の本
インタビュー集
2022/02/27 11:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いて座O型 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化もされてそれなりに面白かったんだけど、原作はもっと面白い。
ゾンビ化する疫病による影響の広がりと、人々の対応を、当時その場に直面していた人たちへのインタビュー形式で描いていく。
普通だと主人公とその周辺が中心になるんだけど、いろんな人へのインタビュー形式になってるので、世界各地各階層のそれぞれの状況が見えてくる面白い作り。
紙の本
少し読みずらかったけど
2016/05/31 18:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:I am dog - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白い作品で、読んで損はない作品だと思う。
投稿元:
レビューを見る
まだ上巻、インタビュー形式で淡々と綴られる物語。
必然的に軍事、政治関係者の比率が高い。最終的な感想は下巻を読まないとダメですね。
投稿元:
レビューを見る
ゾンビが世界に現れたら・・・
インタビュー形式で、出現してからが語られる。
いかにも、各国あるある的な対応をしたり、
リアリティがあって面白い。
映画化?どうよ?
投稿元:
レビューを見る
世界が「ゾンビ世界大戦」を経験した後、生き残った人達のインタビューを集めた疑似ドキュメンタリー風作品。
非常に面白い。強烈な吸引力のある作品ですね。複数の人々のインタビューで、世界が遭遇した事態を浮かび上がらせる手法は想像力を刺激させられます。
投稿元:
レビューを見る
これはきっと最大級の「世界大戦」。ゾンビがあふれかえってしまった世界で、それぞれの地域での戦いの物語。小説だけれどドキュメンタリーのような形式で、登場人物たちの語りに引き込まれます。
勇敢に戦おうとする人々、どうにかして逃げ出そうとする人々、ただただ絶望する人々、それぞれだけれど。少しがっかりしたのは……日本人、案外打たれ弱いんですね(苦笑)。オタクの底力には感服しましたが。もうちょっと頑張ろうよー。
投稿元:
レビューを見る
アメリカンゾンビな物語は初めて。ゾンビ戦争で生き延びた人々へのインタビュー形式で人類滅亡のストーリーが進んでいく。
どうにも戦争の背景が見えてこない。一人称で描かれるのはいんだけれども、個人個人の見解から戦争が語られていて、世界中の話のはずなのに話が進んでいるように思えないまま、どんどんストーリーが進んでしまう。やたらと軍事用語や専門用語・略語が使われ、読みづらい。アメリカ映画にありがちな描写を文字でたくさん読むのはうんざりしてくるし、登場人物の多くが似たような口調で話してくるのも物語にとっかかりづらかった。 後半へ
投稿元:
レビューを見る
映画のCMを観てから読んだので、映画の雰囲気と全く違うインタビュー形式でビックリ。
でもそのおかげで、いつの間にか本当にあったことのように錯覚して、読んでてはっと我に返ることが何度か。
兵器の名前が複雑すぎてちょっと読んでて辛い部分もあったけど、引き込まれる内容でした。
投稿元:
レビューを見る
ゾンビ戦争を生き残った人たちの証言を時系列に沿って集めたフィクションドキュメントルポ。ゾンビものの面白さの一つはゾンビという非人間性の塊に遭遇した時にみせる人々の人間性という物があると思うのだけど、この作品も時系列に沿って集められた証言で語られるその時々の様子からその人間性が滲み出ていて面白い。
投稿元:
レビューを見る
2014年1月9日読了。
新年最初に読み切った本がゾンビ・・・。
映画が結構面白くて、原作も面白いという噂を聞いて読んでみた。
映画と全然違うけど、これはこれで面白い。
ゾンビ戦争の数年後にルポライターが、体験者を訪ねまわってインタビューする形式で、それぞれの視点で、それぞれの地域で起こった事が語られてて、面白い書き方です。
ホラーっぽくなくて、私にはちょうど良い感じ。
投稿元:
レビューを見る
ゾンビと人類との戦いを描く映画原作本。
世界各国でゾンビへの感染が進む中、打開策も見いだせないまま、
ゾンビ化する人間が増殖していく・・・
その様をインタビュー形式で、多くの人物の視点で描く。
映画のようなわかりやすさとスリルが皆無。
極めて読みにくい小説になっており、楽しさは半減している。
下巻に期待したい。
投稿元:
レビューを見る
人類が史上最大の敵との戦いに勝利してから10年。国連戦後委員会の職員である主人公は報告書作成のために当事者たちへのインタビューを行った。これは恐るべき敵との戦い「世界Z大戦」の記録である。
ここ数年、世界的にゾンビブームが起きている。本書もその一翼を担ったもので、2006年にマックス・ブルックス(父親は映画監督・脚本家・プロデューサーのメル・ブルックス、母親は女優のアン・バンクロフトなのだそうだ)がアメリカで刊行した“World War Z:An Oral History Of The Zombie War”の邦訳である。Zとはもちろんゾンビのこと。人類とゾンビとの戦いをリアルタイムで描くのではなく、関係者への取材を通した回想という形で描いている所がユニークだ。
主人公が取材する相手は市井の人々から政治家まで様々な立場の人たちで、国籍もアメリカだけでなくアジアからヨーロッパまで世界中にわたっている。
膨大なインタビューで浮かび上がるZ戦争の全貌。始まりは中国の奥地。ある医師が農村で発見した奇病。その感染症は人類をゾンビへと変貌させた。やがてそれは患者との接触により瞬く間に世界中へ拡大していき、遂に人類の存在を脅かす存在となっていく。
この戦いはこれまでの戦争とは全く違うため、人類は大きな犠牲を出してしまう。何しろゾンビに襲われた人間もゾンビになってしまうため、味方の消耗が即敵の増強につながるのだ。やがて寒さに弱いという相手の弱点をついて寒冷地帯に退却する人類だが、ある作戦から反撃に転じるのだった。
語る一人一人がそれぞれの人生を背負っている。世界史の中では小さな出来事でも当人にとっては一生の記憶に残る出来事だ。それは奇跡であったり惨劇であったりする。主人公が取材する小さなエピソードが少しずつ積み重なって大きな物語になっていく。モザイク状に描き出されるゾンビものというのは非常に珍しい。
最終章ではそれまで登場した人物が再登場するのがなんかフィナーレって感じで感慨深い。
ちなみに本書が書かれるまでの過程も面白い。実は著者は本書の前に『ゾンビサバイバルガイド』(The Zombie Survival Guide:Complete Protection From The Living Dead)という本を書いている。この本は「ゾンビからの身の守り方、戦い方」を詳しく解説したもので、かなり実践的な方法が書かれているという。
この本がウケて、じゃあこんな本が必要になる世界てどんな世界なんだ?そりゃきっとゾンビと全面戦争している世界だ、というノリで『WORLD WAR Z』が書かれたらしい。
ゾンビブームの流れに乗ったのかなと思うが、解説によると映画等では流行がきていたが小説の分野ではまだまだきてなかったそうで、最初タイトルも“Zombie War”にしたかったのがそれじゃマニアにしか売れないだろうということで現在のタイトルになったそうだ。うーむ、そうか紆余曲折があったんだな。
てことは単にブームに乗っかっただけの小説ではないらしい。だからこそ回想形式やモザイク状の構成といった工夫を凝らしているのだろう。人類が戦争に勝利する事は最初でわかっているのに、これだけ読ませるのだ。
余談だが風間賢二による解説も本文を踏まえた形式��書かれてて凝っている。
作中では日本も登場。非武装国家の日本では国民が国からの脱出を始めている。SFファン的に見逃せないのだがこれは『日本沈没』を基にした展開のようで、日本脱出を提言する科学者の名前が小松博士なのである。わかる人にはピンとくるよね。
他にも戦前の日本で最大の人気を誇ったコメディアンとして「松本と浜田」が言及されるなど絶妙にマニアックなネタを仕込んでいる。またZ戦争における混乱期、日本は世界で最も高い自殺率を記録したという設定も興味深い。
ところでこの小説、ブラッド・ピットの会社で彼自身が主演して映画化され、2013年6月に全米公開されている(日本公開は同年8月)。
映画化と言ってるけど「世界中にゾンビが発生」「国連職員が世界を飛び回る」という以外共通点は無く、それどころか「ゾンビがダッシュする」「噛まれたら12秒で発症」等原作に無い要素を取り入れほとんどオリジナルストーリーと言って良い。ラストのオチも全然違う(原作者はどんな気持なんだろうか)。
それ以外にもツッコミ所は多いが、パニック物なのに血がほとんど流れないし映像も派手なので単純に娯楽映画だと思えば家族で楽しめる出来。なぜか日本ではゾンビ物だという事を隠して宣伝していたが。
ブラピは本書以外にも『ゾンビの作法 もしもゾンビになったら』(ジョン・オースティン/太田出版)と『ゾンビ襲来』(ダニエル・ドレズナー/白水社)の2冊の本の映画化権を獲得しており、本書と併せて3部作として映画化する予定なのだそうだ。ゾンビ好きなんだねえ。
上下二巻。
投稿元:
レビューを見る
【8月ロードショー、ブラッド・ピット主演映画原作】中国奥地に発した謎の疫病を契機とした人類と生ける死者との全面戦争。全世界を舞台とした衝撃のパニック・スリラー大作の原作小説。
投稿元:
レビューを見る
マックス・ブルックスによるゾンビ小説。
世界ゾンビ大戦の終結から10年、その戦争を生き抜いた人々にインタビューした証言録という体裁で物語が進む。上巻は感染の発生から大規模な戦争へと移行し、人類がどんどん追い詰められていく様子がリアルに描かれている。
戦争を生き抜いたということで軍人中心で物語が進んでいくが、世界中の様々な立場の登場人物により、重層的に物語が紡がれていく。ある地域で重要な出来事や発見があり、それを受けて別の地域では、というかたちの展開はややもすれば単調になるきらいはあるが、設定が程よく練られ、飽きることなく読み進めることができる。
人類が戦争に勝ち、復興に向けて着実に歩んでいる時点でのインタビューということで、先の展開はある程度読めるが、それでもなかなかハラハラする展開が用意されていて、下巻での戦争終結に至る流れに興味をそそられる。
投稿元:
レビューを見る
映画の原作。
人がゾンビ化する病気の大流行と鎮圧を経て,生き残った人たちから当時の証言を聞き出してまとめたもの,という体裁。
病気が発生した中国から,いろいろなルートで病気が世界中に広がり,イスラエルで,南アフリカで,ロシアで,…といかにも起こりそうなことが起こる。
企画のおもしろさが大きいが,内容もそこそこ。