読割 50
電子書籍
土地の神話
著者 猪瀬直樹
田園調布のルーツと東京の近未来を読み解く。著者は都知事就任の25年前から、いまの東京ライフスタイルをつくった近代都市開発の起源を徹底的に調べ上げていた! 猪瀬流都市論の原...
土地の神話
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
土地の神話 (小学館文庫)
商品説明
田園調布のルーツと東京の近未来を読み解く。
著者は都知事就任の25年前から、いまの東京ライフスタイルをつくった近代都市開発の起源を徹底的に調べ上げていた! 猪瀬流都市論の原点となった読み応えのある傑作。
都心に勤めるサラリーマンにとって、東急沿線の住宅地、とりわけ田園調布に一戸建てを持つ、というのが一つのステイタスだが、内実は、満員電車での苦痛な通勤でしかない。そもそものルーツはかの渋沢栄一の息子・秀雄がイギリスのガーデンシティーに魅せられて構想を立てた田園都市計画。しかしこの構想は、五島慶太を始めとする野心あふれる実業家によって欲望に満ちた不動産業へと変貌する。大学の誘致、住宅地と鉄道敷設を一体にした開発、在来私鉄の買収劇など東急王国はみるみる増殖、ロマンあふれる構想はもろくも挫折した。関東大震災後、東京という街がいかにしてでき上がっていたかを検証する『ミカドの肖像』の続編ともいえる近代日本論。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
土地について語る本ではない
2019/07/21 17:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
800円以下だったので文庫本感覚で電子書籍版を購入しましたが、400ページほどあったためザックリ拾い読みしました。
題名から勝手に土地の仕組みやバブルに関する本かと思って買いましたが、おもに大正から戦後にかけての田園都市や東急電鉄の発展に関わった人物の歴史について書いています。読み終わって気づきましたが、原文は1988年に執筆されています。
1章だけでも50以上の文献を参考に挙げており、個人間の会話から俯瞰的な情勢の流れまで書かれています。もっと関心を持つ機会があったら読み返したいです。