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実録 江戸の悪党
著者 山下昌也 (著)
世界に冠たる百万都市・江戸は高度で華やかな文化に満ち溢れていたが、悪知恵を働かせるしたたかな「悪党」たちが存在した。「悪」という切り口で見れば、義の人といわれる人物の悪の...
実録 江戸の悪党
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実録江戸の悪党 (学研新書)
商品説明
世界に冠たる百万都市・江戸は高度で華やかな文化に満ち溢れていたが、悪知恵を働かせるしたたかな「悪党」たちが存在した。「悪」という切り口で見れば、義の人といわれる人物の悪の側面や悪党といわれる人物の意外な事績など江戸の真相が見えてくる!
著者紹介
山下昌也 (著)
- 略歴
- 高知県生まれ。中央大学商学部卒。文献・史料を渉猟し、歴史に埋もれた人物・逸話を蒐集、歴史読み物から小説まで多くの著作を発表している。著書に「徳川将軍家の真実」「ヒコの幕末」など。
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紙の本
悪党がヒーローになるというのは古今東西、共通しているのでしょうか
2010/10/30 11:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
悪党がヒーローになるというのは古今東西、共通しているのでしょうか。
本来、悪いことをした人であるはずなのに、時代がくだるといつのまにかヒールがヒーローになってしまいます。
江戸時代には、そういった有名な悪党が数多く輩出されました。鼠小僧、日本左衛門、稲葉小僧そして歴史の授業でも登場する由井正雪など。
どの悪党も民間の言い伝えでは、「魅力ある」人物として語られています。しかし、事実は?というと、単なる強盗であったり、人殺しであったりと、とうていヒーローとは呼べない所業をしています。
江戸のまちは治安がよかったということですが、民間人の間ではお上に対する不満がかなりあったのでしょう。その不平不満のはけ口が、そういった悪党をヒーローに仕立てていったのかもしれません。
本書を読んでいると、悪党の実態はやはり悪党だということがよく分かります。
そして、時代の前後を問わず、そういった悪事に手を染めるきっかけは、「ノム・ウツ・カウ」。
これは現代の犯罪でもお決まり。
定番です。
人間の本質はそれほど変わらないのだな、と妙に納得してしまう一冊でした。
龍.
http://ameblo.jp/12484/