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強引な誘惑
バネッサは心配のあまりどうにかなりそうだった。甥が誘拐されて二カ月がたつのに、何の手がかりも見つからない。状況を打開すべく、フォーチュン家に新たに派遣されたのは、FBIの...
強引な誘惑
強引な誘惑 (シルエット・スペシャル・エディション 富豪一族の伝説)
商品説明
バネッサは心配のあまりどうにかなりそうだった。甥が誘拐されて二カ月がたつのに、何の手がかりも見つからない。状況を打開すべく、フォーチュン家に新たに派遣されたのは、FBIの敏腕捜査官デビン・キンケイドだった。バネッサは、瞳に孤独を漂わせる彼を一目見るなり運命を感じた。捜査を手伝って親密になれたらと願ったが、デビンは素人の口出しなどいらないと、露骨に彼女を避け続ける。業を煮やしたバネッサは、彼を挑発するためキスを仕掛けた。だが、彼の反応は期待していたものとはほど遠かった。「お手軽なセックスなら望むところだ」デビンはそう言うと彼女を乱暴に抱き上げ、ベッドルームへと運んでいった。■『富豪一族の伝説』第二話をお届けします。誘拐事件の捜査と並行して、二人の関係もスリリングに展開していきます。
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富豪一族の伝説第2弾
2005/01/26 00:27
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投稿者:斜麓駆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はフォーチュン家の末娘,双子の片割れバネッサのロマンスだが,第1弾で誘拐されたバネッサの兄マシューとクローディアの息子ブライアンの捜索が中心のストーリーのため,ミステリタッチのサスペンス・ロマンスになっている。バネッサのお相手はFBI捜査官デビン(デーブ)・キンケイド。キンケイドといえばデボラ・クロンビーの警視シリーズのヒーローが思い浮かぶが,国も階級も違うので,性格的な共通性はない。やさしい捜査官というのは,どうも違和感がある。また,作中にはフォーチューン家の弁護士として,マローンという男が出てくる。マローンといえば,あの酔いどれ弁護士マローンが思い出される。このあたりのネーミングは,わかりやすいというべきか,工夫がないというべきか。
ヒロイン=バネッサは金持ちの甘えた娘という設定だが,勇気があり,ビューティで,頑固で,一途に愛する人を追いかけるという面が好感を呼ぶ。そして,サスペンスフルでミステリアスな最大の謎が,次作に引き継がれる。