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生物にとって時間とは何か
著者 著者:池田清彦
生命を正確に捉えるには、体の構造にひそむ時間の考察を欠くことが出来ない。あらゆる種類の抗体を用意することで未知なるウイルスの襲来に備える免疫システムなど、「未来に備える生...
生物にとって時間とは何か
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生物にとって時間とは何か (角川ソフィア文庫)
商品説明
生命を正確に捉えるには、体の構造にひそむ時間の考察を欠くことが出来ない。あらゆる種類の抗体を用意することで未知なるウイルスの襲来に備える免疫システムなど、「未来に備える生物」の驚くべき仕組みにせまる!
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ポパーの三世界論を道具に、自然界と意識と表現における同一性と時間の関係性を・・・
2016/02/09 02:07
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投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきによると、生命を哲学するとは、生命が孕む同一性を考えることである・・・とのこと。個人的に、物理化学で扱われている時間というものに疑問が多く、考え込んでいたところ、だったので、たいへん勉強になりました。特にネオダーウィニズムの問題点については、ひたすら頷くのみ。とてもわかりやすかった。
アフォーダンス理論については、時間論をからめて、もっと深く掘り下げて語って欲しかった・・・と思うけれど、これは読者の勝手な希望というもので。
「生物を哲学する」において、基礎としてどういう考え方があるのか、納得できる1冊でした。
池田氏はバラエティ番組などでお馴染みなので、本書など、ごくごく初心者向けか、などと、思われるかもしれませんが、普段から哲学やら論文やら、読まない読者にとっては、難解な文章だと思われます。そうした基本的な用語の説明など、されていないので、初心者は辞書を片手に、ゆっくり読む必要がありますが、そこに慣れてしまえば、書かれていることは端的かつ丁寧で、とても読みやすいと思います。良書。