読割 50
電子書籍
COLD SLEEP【イラスト入り】
著者 木原音瀬 (著)
事故で記憶をなくした高久透は、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれず、透はどこにも居場所がないような寂しさ...
COLD SLEEP【イラスト入り】
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
COLD SLEEP 新装版 (B-BOY NOVELS)
商品説明
事故で記憶をなくした高久透は、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれず、透はどこにも居場所がないような寂しさを募らせる。しかし藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして――。過去と現在が複雑に絡み合うあの超話題作が電子で登場!
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
記憶喪失
2016/10/17 10:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
事故で記憶をなくした高久透は、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。無口で無表情で無愛想で、透より6つ年上の藤島。もっと色々知りたいのに何も話してくれない藤島。けれど、一緒に暮らすうちに藤島の側に安らぎを感じるようになる透。そんな時に起こった事件。そして、知ってしまった真実とは…。記憶喪失になる前の透は、気性が荒く乱暴者だったのに、記憶喪失後は明るく淋しがりやな青年に。
電子書籍
Coldシリーズ1作目
2015/08/31 17:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
後で、痛い話になっていくのですが、これは、その基盤を作るもので、甘いです。これが甘いからこそ、あとの痛さが、余計にしみてくるのですが、これだけは、微笑ましく読めますね。
本来の性格ではないものの、透の素直な性格が、ほっこりさせてくれます。
紙の本
冷眠
2020/11/05 06:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ1巻目
旧版未読の新装版になってからの初読です。
(とはいえ、刊行はずいぶん前のことですけど)
少し前にシリーズ3冊そろえたのですが、
なかなか読めなかった。
木原作品は読もうと気持ちを整えるのに準備がいるみたい。
(でも読み始めると一気呵成)
それはともかくとして。
事故により記憶喪失になった透。
“友達”だという藤島と一緒に暮らすようになる。
透の不安や寂しさが粛々と描かれている。
藤島は「知っている」のに何も語らず(過去を知っているはずなのに何も言わない)
過去を語らないだけでなく、「今」のこともあまり語らない。
ものすごく親切な感じではあるが、何も語らない。
しかも、説明なしに過去の「何か」を押しつけたりと・・・。
色々隠しているのはもはや歴然。
でも、語らない。
透の事故についても、本当のことは語っていない。
本書の中で一番会話したのは事故の被害者の姉とではないかというくらい。
頑な状態の藤島なので、だからこそケーキを食べる表情が透の心に響いてしまうという皮肉
(コンビニ来たりとかちょいちょい透けて見えるところはありますが)
そんなあやふやな藤島を軸にしてしい記憶と自分を透は形成していってしまう。
この巻では不安定さはありますが、目に見える怖いことは起こっておりません。
記憶戻らないし、謎はあるけど日常が出来つつある感じです。
でもこのままでは済むまいと思っているので
(しかも木原作品だし)
読んでいるこちらとしては「薄氷を踏む」感じでページをめくってしまいます。
この巻は薄い氷は割れないまま終わりましたが、
「怖い」気持ちは拭えぬまま次巻持ち越しとなりました。
巻末の「白い花」
花に対して妄想するシーンはとても背徳的で甘美ですらある。
(猫を語るシーンは可愛かったのに)
同時収録の「同窓会」
COLDシリーズ3部作と少しずつリンクしていくようですが
これはこの話として独立して味わい深いです。