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悪い意味でドキドキ
2017/10/17 22:40
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
家庭が空中分解するんじゃないかと思う展開でした。茄子田太郎はあまりにいい加減で教師とは思えなかったけど、そんな一面もあるのかと思った。どうしてこうなったんだろう?
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読みやすいけれど
2017/12/10 17:51
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投稿者:yuu - この投稿者のレビュー一覧を見る
主婦に対する考え方などが、現代の考え方とは違うなぁと感じるところが多かったです。
それぞれの登場人物の立場から書かれていて、心情が詳しく表現されていました。しかし、会話が多いので、すぐに読めます。
ポケベルという言葉が懐かしかったです。
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この人の作品は、大抵読んでて憂鬱になる。
結婚に持ってた夢も打ち砕かれる。
でも読んでしまう。
リアル。
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教師である茄子田家と ハウジングメーカーに勤める佐藤家のお話。
既婚者にはいろいろ共感するシーンもあったが、みなが自分本位。
相手の立場になって考えたり、勝手に憶測だけで行動せず、言葉にすることも必要。話さないとわからないこともある。
途中までは、先が気になって読み進めてきたが、最後が何だかしっくりこない。
読者に1番伝えたかったことは何なのか?
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姉に貰った本。山本文緒はエッセイが好きな感じじゃなかったから興味がなかったけどなかなかどうして面白かった!
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終盤の綾子の壊れっぷりがすごかった…。
彼女は結局茄子田家に帰ったかどうか気になる。。
眠れるラプンツェルの汐美と本作の真弓は同い年で同じマンションの部屋の隣どうし。
そういった共通点はあるけど、物語の結末や二人の性格には明らかな違いがあって、あえて対比したのかなと思う。
山本文緒さん好きで片方しか読んでないって人はぜひもう片方も読んでほしい。
色々な違いが面白いから。
真弓は最後の方で、働いてた頃の秀明の苦労がわかって、本当の意味で働くことの大変さを実感したのだと思う。
この作品は三人称、というか複数の人間の視点から描かれた小説。
それが興味深かった。
あなたには帰る家がある、ってタイトルが印象的。
個人的には綾子が秀明に言ってるイメージが強い。
表紙のイラストの影響かな。
20年後のあとがきを読んで、巻末の作品紹介を読んでたら、他のも読み返したくなった。
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ドロドロしている。仕事、プライベートの両立はお金、成果より気の持ち様だということがわかった気がする。
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ドラマと違うんだな。
1つ言えるのは、佐藤家・茄子田家の誰にも共感できない、好感を持てない。むむむ。
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introduction───
毎週日曜日の朝、茄子田太郎は犬の散歩に出る。
私立中学で社会科の教師をしている彼にとって、日曜日は貴重な休日だ。いつもより二時間ほど朝寝坊をして、愛犬のゴブリンと共に家を出る。彼はその犬の名を気に入ってはいなかったが、息子達が勝手に付けてしまったのだ。ゴブリンとはロールプレイングゲームに出てくる、あまり強くない妖怪らしい。
─────────
今期観ているドラマの原作が気になって購入。
放映分までで止めようと思っていたのに、一気に読み終えてしまった。
山本文緒も唯川恵もそうだけれど、さらっと流れていってあとに残るものがほとんどないというか、読んだ端からこぼれ落ちていくというか。
読みやすさと読みごたえって両立しないのかもと思ったり。
映像化にあたっては、原作をだいぶ脚色している印象。
登場人物の設定こそある程度原作に沿っているものの、主題が変わっているように思う。
ドラマでは愛情をベースにした家族のありかたが描かれているのに対し、小説は個人の生き方から派生する家族のありかたに焦点を当てている。
執筆された1994年という時代背景を反映してか、女性管理職や主夫への視点も、2018年現在にくらべると多少否定的だったり差別的だったり。
そして驚くほどにどの登場人物も幼く、人間としての魅力を一切感じなかった(かろうじていい人だと思えるのは樺木くらいかな)
佐藤真弓も茄子田綾子も子どもを結婚の切り札にしている点では嫌悪感しか感じないし、佐藤真弓にいたっては、あまりのわがままぶりに怒りさえ覚えた。
薄っぺらい正義感をふりかざさないぶんだけ、まだ愛川由紀のほうが可愛いと思う。
そう感じるのは、私が未婚であることと、結婚制度に肯定的でないことも関係するのかもしれないけれど…。
あなたには帰る家がある。
小説内では、秀明と麗奈の帰る場所として佐藤家が描かれていたけれど、「あなた」を様々に置き換えて考えてみると、なかなかに意味深なタイトルだと思う。
ドラマの最終回を待って処分予定。
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山本さんの作品は好きなので何冊か読んでいますが、
ドラマが放映されるというので
この作品も読んだと思ったのですが内容を全然思い出さなかったので手に取りました。
登場人物をドラマのキャストの人と想像しながら読んでいったので
更に分かりやすかったですが、ドラマとは少し違う印象でした。
専業主婦というものは家事、育児、介護などと常に日頃から
時間に関係なく働いていて、自分の時間というものもなく、
常に家族の人のために働いているのに
特に評価もされずにいるととても孤独だなと思います。
真弓にしても綾子にしてもそれは共通しているのだと思いますが、
その解決策が二人は違っていてこれもまた女性ならではだと思いました。
前半の茄子田の印象はなんて嫌な男性だなという思いが強いですが、
後半になると本当は純粋な人で結婚の前も後もぶれなくて、この登場人物の中では一番
まともな人間ではなかったかと思えました。
その反対に秀明は優しい良い人というイメージでしたが、
何だか話を進めるごとに常に自分の楽な方にしか考えず、
自分本位で好きな事にしか関心がないみたいで、
こうゆう人はもしかしたら夫にするには
値しない人なのかなと思えてしまいました。
結婚する前と後では環境が違ってきたり、
立場も徐々に変わってくるので同じようにはいかないということは
よく分かりますが、その時々に変わっていくのを
夫婦で会話をしながら確認をしながら臨機応変に
していけばこのようなトラブルなども無かったのかとも思いました。
それにしても謎や秘密の多い茄子田家には驚かされてばかりで、
特に綾子の過去から現在に至ってはとても想像できないことばかりでした。
真弓に比べたら綾子のような人は
女性から見ても苦手なタイプだと思うし、
こうゆう女性にはなりたくもなく、
友達になるのもちょっと怖くて気が引けます。
真弓の時として秀明に冷たく口走ってしまう言葉も
自分の思い描いていた結婚生活ではなく物足りないものだったり、
一人の女性としての何か生き甲斐のあるものが欲しかったから
お金だけでなく働きたいという意欲が強くなったのかとも思いました。
秀明の浮気が無ければ働くということに対しても、
前半の考え方とはまた違った考えにもなり、
秀明もそれなりの自分の生き方を少しは考えるようには
なったと思うので少しは明るい未来が開けて良かったようにも思えました。
ただ家事はいつも妻や女性だけがするという固定観念は
もう捨てて、気が付いた人がしたり、
その場において臨機応変にして欲しいなという
思いが強く残りました。
結婚生活とは、夫婦とは、家族とはと改めて考えさせられることが
多々あり、結婚の意味は何かと思わされる作品でした。
あとがきに20年以上前の作品だと書かれていましたが、
時代に関係なく違和感なく読めました。
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男性目線で読んでいくと、
男性達の心理は共感でき、
女性達の心理はそう来るかぁ〜と勉強になりました。
2組の夫婦だけでなく、祖父母、子供たち、仕事仲間など、皆んなが色々と抱えていて途中から混乱してきて、終盤の修羅場でドカーンとなる感じがドキドキハラハラの連続でした。
スッキリはしない終わり方だったが楽しめました。
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ドラマを見ていたので、原作も気になって一晩で読了。ドラマ版とは主人公の年代が違っていて今の自分に近く、28歳。真弓という人間が、夢見がちでないものねだり、感情的であったため、自分に投影できた。また10年後くらいに読んでみたい作品だった。
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普段テレビを視聴しないので、このタイトルのドラマは知らなくて、新聞でドラマ化された小説の情報を得て原作をその後、ネットでドラマのあらすじを読みました。
小説はプロローグからクライマックスまでの過程が長く、エピローグで、どう決着するのかが楽しみの一つです。因みにTVはコメディータッチでハラハラドキドキでの連続だったようです。
登場人物の綾子役を演じたのは、女優の「木村多江」さんでした。
視たかったなぁ~(笑)
偶にはこういう本も面白い。
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ギスギスドロドロした感じがたまらなく面白く感じてしまいました
男女のそういう修羅場(?)が好きな方には面白く感じる作品だと思います
私はもし自分がそのような状況におかれたら、、、
と考えさせられました
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ドラマ後の読破。ドラマの印象が強かったんですが、こちらも楽しめる一冊。
女と仕事、男と仕事、概念をはずしたら違う夫婦ができるのだろうけど。
ラストはちょっと歯がゆいというか、微妙なところ。
黒白のない終わりっぽく感じてしまった。
ドラマでは離婚してたけど。
離婚てそんな簡単じゃない。浮気男の心理ってこんな感じなんだろうな、と思いつつ読み進めた。