読割 50
電子書籍
小早川伸木の恋 5
著者 柴門 ふみ
妻・妙子との離婚調停がうまくいかず、苦悩する伸木。仕事でも、美村教授の利益優先で患者を蔑ろにするやり方に納得出来ず、電話でカナに愚痴をこぼす始末。そんな中、妙子の元を訪れ...
小早川伸木の恋 5
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小早川伸木の恋 5 最後の選択 (ビッグコミックス)
商品説明
妻・妙子との離婚調停がうまくいかず、苦悩する伸木。仕事でも、美村教授の利益優先で患者を蔑ろにするやり方に納得出来ず、電話でカナに愚痴をこぼす始末。そんな中、妙子の元を訪れた仁志から「娘が帰って来ず、妙子が取り乱して困っている」という電話がかかってきて…。
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紙の本
これが柴門ふみの見る「今」ということのようです
2006/03/09 00:02
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「そうか、こういう終わり方をしたかったのか」というのが読み終わってすぐに感じたことです。しかし、同時に「これならかつてのフーミンと何も変わらないじゃないか」とも思ってしまいました。
結果は、登場人物それぞれがパートナーを替えただけで、やっていることは同じというようにも見えます。30代だからこそ考えたことと言うよりは、フーミン・マンガによく出てくる人たちが今までと同じように振舞っていただけ、と。それが端的に現れていたのが、やはり妙子でしょう。伸木にこだわり続けていたところが、ある時急に醒めて、でも相手を替えて同じことをして「でも、あたし/今までだって一度も/何も間違ってないわ」と言わせてしまう。
人間って、歳を取ればもう少し賢くなるように思っていたのですが、このマンガの登場人物のように変わらないのが今なのかもしれません。そういう意味では、やはり柴門ふみは「今」をよく見ているということなのでしょう。
でも、たまにはもう少し違う物語を読んでみたい気もします。
紙の本
丸く
2018/10/08 08:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
丸く収まったね。
妙子さんも幸せそうでなによりだ。
ラスト成長したみーちゃんの恋が多少きぬるがまあなんとかなるんだろよ。
紙の本
呆けましたな
2006/03/07 09:31
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱんくぽんく - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわずとしれた、ヒットメーカー、柴門ふみ氏のドラマにもなった最新作。
氏の作品を読むのは久しぶりだったので、1巻より読み始めたが、かなり我慢してようやく最終巻の5巻まで読み終えた。
正直、柴門氏も呆けたなというのが感想。
ありきたりなキャラクター設定、ご都合主義な展開、まあもともとストーリー展開には甘さの目立った氏の作品だが、それでも昔のものにはせりふに切れがあり、時にはどきっとするようなものもあり、感心させられたが、今回は下手なメロドラマなみに落ちた。
大学病院や離婚裁判の実体もあまりにありきたり。大学病院の内部はもっと陰湿だし、裁判の現場ももっとどろどろしたものですよ。柴門さん。
紙の本
子供不在・大人不在
2006/03/09 12:11
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
弘兼にしろ柴門にしろ、出てくるキャラクターは女好き、モテまくりで浮気し放題、離婚し放題の「崩壊家庭」の男女ばかりなのである。しかし不思議なことにそこに出てくる「子供」は両親が浮気をネタに毎晩血みどろの喧嘩を演じようと、離婚しようと、そして家庭が崩壊しようと、「パパが好き」「ママも好き」な天真爛漫で純真無垢な「かわいい子供」のままで、しかも「離婚はパパとママの問題だから。でも離婚してもパパは私のパパだし、ママは私のままだよね」と、なんともふしだらで身勝手な夫婦にとっては誠に都合のよい存在であるだけなのである。んなワケねーだろ。子供にだって人格はあるんだよ。そこんとこが、このサイモンには全くわかっていない。パパがママを裏切り、それが原因で家庭が崩壊したりしたら、普通子供は大きく傷つく。そして自分のよって立つところの家庭をぶち壊したパパ、もしくはママを深く深く恨むようになる。ほとんど人生の仇のように思うようになるもんだ。その一方深く傷つき、誰よりも嫌いな親の血が自分の中に流れているという不条理を受け止めきれず、人によっては精神に異常をきたすものも出てくるのである。こんな結婚してもいまだに「本当のベストパートナー」を探し続けるような「お子様な大人」しか出てこない漫画ってある?そしてそうした「お子ちゃまな大人」に都合のよい「妙に大人びた子供」「聞き分けのよい子供」ばかり出てくる話ってある?あるわけないよね。しかも、最後は話に詰まってやる気がなくなったのか、それともテレビドラマ化が決定されて目的を達成したがゆえに面倒くさくなったのか、あのボディコンな馬鹿女が最後はさえないひげ面の弁護士と電撃結婚して大団円って、「そりゃないだろ」って感じだな。子供を育てたことないんじゃないの、このサイモンってオンナ。もっと人生をまじめに深く見つめろよ、馬鹿。金儲けだけが人生じゃねーぞ、バカヤロー。