電子書籍
なるほど、と思いました。
2015/05/03 14:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで無意識に当たり前だと思っていたことの異常さに気づかせてくれる本だと思います。確かに「貧しい」状態だと思いました。自分でも変だな、と感じていたこともありましたが、そういうものだとごく普通にとらえていたものもあり、はっとさせられました。常にどこでも充実したサービスを受けられる、というのは実はかなり異常な状態であると考えると、むしろ怖くなりました。
投稿元:
レビューを見る
合う合わないあるかと思うけれど、沢山の人になるべく早く読んでもらいたい一冊。全部じゃなくてもいいからまず見てみて、と言いたい。
投稿元:
レビューを見る
『ノマドと社畜』が面白かったので、こちらも読んで見ました。
日本の特殊性、外から見た日本について、著者の独自の視点で書かれていて、こんな見方もあるのかと考えるキッカケになりました。
投稿元:
レビューを見る
群れること大嫌い、自分の意見ははっきり言わないと気が済まない。
そんな性格の自分に嫌気がさすときもあったけど、そのままでいていいんだと思えた。すごく救われた。
投稿元:
レビューを見る
前作『ノマドと社畜』もとても参考になったが、本書の内容も非常に示唆的だった。特に、中高生以上や、子育てをしている人々が、考慮しなければならない視点が多くあると感じた。本書は、極めて現実的なキャリア教育の教科書にもなるのではないか。ただ検定には通らないだろうから、サブテキストということで・・・。
1-5章を読み終えて、清々しい気持ちになる人はいまい。悲観的になり過ぎずに、自らの現状の認識を補正するのに役立つ。6章に書かれている行動のヒントは、主に10代に効果があるものだろう。一読して「時、既に遅し」と感じた場合は、前作を再読すればよいかもしれない。最後の「これからの日本に必要なもの」の節に3つが示されている。それらが備わるまで日本がもつか不安になっている。
節ごとに著者の似顔絵が表示されているのは、なかなか分かりやすくおもしろい。残念そうな顔、微笑んでいる顔、怒って叫んでいる顔の3つだ。編集者のアイディアだろうか、読み進めるにあたり、読者が構えを整えるのに役立っている。
オマケ
P.173関係 米独の大学比較は興味深い。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:fWscF2JYhSEJ:www.bunch-translate.com/2012/04/venture-capital-compared-usa-vs-germany.html+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_en%7Clang_ja
投稿元:
レビューを見る
「この『ブレまくりのゴミ野郎』様たちが…」には思わず笑ってしまった。
※この本を見て「約300頁もあって、しかも何か硬そうな内容だから読むの面倒臭い」と思ってしまった人は、161〜164頁をまずは読んでみるといいと思う。
次の2点に興味がある人は読んで損はしないはず
・日本が他国と比べて如何に「おかしい」のか(まずはP61〜62に列挙されている疑問から…)
・これからの生計の立て方
ただ、著者も説いているように、何かを決めたり考えたりするのは最終的に"自分自身"であることを忘れてはいけない。
2章のP96から3章が、現在求職中の自分にはズドンときた。
所々に垣間見える著者の”地”にも注目。
投稿元:
レビューを見る
高度成長期の日本は、ノウハウを暗黙知にすることが競争力の源泉のひとつであり、そのための家族的経営や終身雇用であったが、
情報の移動が急速・安価になることでビジネス展開のスピードが早くなり、もはやムラ社会、親方日の丸、鵜呑みでついてゆくのは限界。
そもそも「死ななければならないほど重要かどうか」も自分の頭で考えられなくなっている「貧しい」現代日本。
必要なのは、海外に出ることで「外からの目」を養い、多様性・集合知を認め、自分のこととして考える力である、と説く。
ツイッター上で論じられていた主張が多面的にまとまっている、いきなりベスト盤的な1冊。
高齢化や要介護人口の増加で、女性の登用ができる仕事の効率化やワークシフトの考え方は小室淑恵さんに通ずるところも。
偶然にもお二人とも同じ年生まれ。
ただし「ノマドと社畜」よりもいつもながらの表現が満載。
いきなり「今日もウンコを踏んだ」から始まり、「ノルウェーのブラックメタルバンドに特化したCD専門店」、
「その神社の境内では未成年が男性器や女性器の形をしたアメをベロベロと舐めています。」、「俺は、いいか、ポテチは塩味しか食わねえんだYo!」とまあなんとわかりづらい例えw
投稿元:
レビューを見る
海外から見た日本のことがよくわかったが作者の経験から海外に行くという結論部がまた微妙だと思った。海外にいってしばらく仕事する、というのが一般的日本人には非現実的すぎた。
グローバル人材、働きかた、空気、世間など、まさに今考えなければいけない話題ばかりで一読の価値があると思う。
投稿元:
レビューを見る
賛同できるが所々に共感できないところがある。例を挙げると、祭り(神輿や褌)を馬鹿にしていたが、伝統や文化を批判するのは同じ日本人として悲しくなった。いうなればマリアの処女懐胎なんかあるわけーねーだろ馬鹿か?と言ってるようなもん。そして「日本式」ならとにかく批判。まあこういう人は海外に出て正解だと思う。しかし気付かされる所が多いのも事実。一読して損はない本である。
投稿元:
レビューを見る
とても面白い本だった!これで1500円なら文句ない!
これから自分がどういう風に生きたらいいかとか、今まで思ってた疑問がなくなった気がする!
もっと勉強しないとこれから自分が苦労すると思ったし、今の高校生くらいに一番読んでもらいたい。高校生の間に出会えたら、進路を考える機会になると思った。
とりあえず、オススメの本です
投稿元:
レビューを見る
途中から、別のことを考えながら読んでしまっていたが、数年前のロンドンのイミグレでの出来事がかの地のキャリア観と日本のそれを現していたことに気づいた。
そのときは初ロンドン・女子一人・現地に知人なし、ということと単に担当者が業務に飽きてきていたからか、イミグレで結構突っ込まれた。イミグレ書類には職業欄があって日本で適当に書くときと同じく「会社員」と書いていた。
担当官いわく、「オレだって会社に雇われているんだから会社員。もっと明確に」。
そのときは「あぁ、確かに。残念な日本人になっとった」と思っただけだったけれど、その後海外で働いたりするうちに、就「職」といいながら実は就「社」な世界にいると、よっぽどその会社が好きか達観していないとやってけないなぁ、とも思うようになった。
欧米式が良い、とか、そうなろう、とかそれは必ずしもこの地域に向いていることでもないだろうし国民性に向いていることでもないと思う。ガラパゴスだからって貧しいとも限らないと思う。ただ、だからといってそれでよいわけではなく、他にもそんな世界があることを知った上で現状維持でいくなら行けばいいだろうし社会の中での選択の余地が増やしていけるようにできればよいと思う。
私は幼い頃から、根拠なぞのルールや雰囲気でわかるでしょ、なやり取りにずっと疑問を感じてきただけに、そういう人でも気楽にやってけるような多様性は必要です。そのために・・・何ができるかなぁ。
投稿元:
レビューを見る
Twitter で@May_Romaとして有名なあの谷本真由美さんの新書が出た。お客様は神様と持ち上げ続けてきた弊害が随所に出てきているなあと思った。著者は、外国人の知り合いから「日本で働くのに比べたら、刑務所の方がまし」と言ったとある。その理由は、労働時間は決まっているし、モンスター何とかからいびられることはなく、健康的な食生活を送ることが出来て、ゴルフ会や飲み会がないからと書かれている。
「あそこじゃお客になるのはいいけど働くもんじゃない」と日本の労働実態について、日本で働いたことのある人たちは、いろいろと言っていると書かれている。自給いくらで、もらう以上のことをさせられている店員を見ていると、そこまで求めていないのにどうしてそこまでやらせるのか不思議だと思うことがある。駅で遅延が出て、復旧した後の過剰なアナウンスにも恐れ入る。言わないと誰かから苦情化来るからそうしているのだろうが、必要以上にやりすぎているとは思わずにはいられない。
テレビ東京系のニュースや情報番組を見ていると「モノづくり」と「おもてなし」を絶賛しても、特におもてなしに関しては、問題点を指摘しない。コメンテーターの中には、おもてなしが世界で広まるといいですねと言う人まで出る始末。まあ、視聴者が企業で働いている人たちなので、ヨイショしている面もあるだろうが。
語学力についても、著者曰く、「普段自分が会社で取り組んでいるすべての活動が英語に置き換わる、と想像すればいいだけ」と述べている。モクモク羊の場合、かなり難しいなあ。動作表現や、言い換え、さらにビジネスで通用する英語となると?マークがついてくる始末。
最後に2020年を生き抜くためにとして、いろいろ提言されている。頭の中身を柔らかくして、クラゲのように構えることなく浮遊していく力が必要なのがよく分かった。
投稿元:
レビューを見る
メイロマさんの二冊目の本。
日本社会のおかしな所を痛烈に批判している。
自分が今まで感じていた違和感がたくさん書かれていて
何度もうなずいてしまった。
個人的には187~194ページが特におもしろかった。
投稿元:
レビューを見る
Twitter上では言わずと知れた(?)、May_Roma(メイロマ)こと谷本真由美氏による、日本をぶった斬る一冊。
おそらく日本人の大多数が柱としているであろう価値基準が、どれだけドメスティックで多様性を認めず、さらには結果的に自分たちの首を絞めるものか。
などということを考えさせられました。
この本に記載されていることが、日本と海外を相対的に観た場合の全てだとは、もちろん思いませんが、少なくともメイロマさんが観た世界の価値観は魅力的でもあり建設的でもある。
この本に対して、抽象的に称賛の言葉を並べることはできますが、本の内容はぶった斬ると同時に具体的な対案も提示してあります。
それは、前著「ノマドと社畜」同様。
「海外の空気は良く知らないけど、日本の空気は読めています」
とか思っている人は、一読してみると目からウロコが落ちるかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
一言で言えば、「ここがヘンだよ日本!」。
なんだかよく分からない「空気」に束縛され、外国人から見て奇妙に思える状況でも黙々と働き続ける日本人。
世界標準というモノサシがあるのなら、その軸から大きく外れていっている、という感覚。何事も全体のスケールを把握して捉えないと、自らがどれだけ軸から外れているかは分からない、だから最後に海外に住み、日本を他者視点で捉えよう、という纏め。
モノサシから外れてしまってるがゆえに生じる変な苦痛を取り除くべきだ、という思いはこの本を読んで強く感じる一方で、最後の海外に出ていこう的なコメントにちょいと付いていけなかったのだが。実生活を通じて学ぶのが第一、というのは全く以ってその通りだが、最初に「仕事なんて生活の糧に過ぎないモノです」思考が世界の多数で、日本の精神修養的な仕事観はおかしいとか、日本のノマドブームは虚構の夢物語です的な思考を紹介された後に、「海外に出て日本の特殊性を把握する→世界のモノサシを理解してサバイバルする素養をつかむ=食うためのスキルを身に付ける」、という流れを勧められると、結局仕事じゃなくてもノマドじゃなくても修行は積まないといけない、という事なのねと。
とても参考にはなりましたし、明快でとても良い本なのですが、海外に出るという実践は自分はしないだろうな、と。