読割 50
電子書籍
長い廊下がある家
著者 有栖川有栖
限界集落を調べていた学生が、山奥の廃村に辿り着いた。そこで彼は「幽霊の出る家」を取材する3人の男女と出会う。地下に別の家と繋(つな)がるトンネル状の長い廊下が。中央には扉...
長い廊下がある家
長い廊下がある家 (光文社文庫 火村シリーズ)
商品説明
限界集落を調べていた学生が、山奥の廃村に辿り着いた。そこで彼は「幽霊の出る家」を取材する3人の男女と出会う。地下に別の家と繋(つな)がるトンネル状の長い廊下が。中央には扉があり、その西側で死体が発見された。容疑がかかる3人は、犯行時刻、東側の家にいて、鍵のかかった西側には行けない。臨床犯罪学者・火村英生(ひむらひでお)がトリックを華麗に暴く! 表題作ほか全4編。
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紙の本
大仕掛けか、と一瞬思わせて
2018/05/21 22:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
有栖川有栖『長い廊下がある家』は、火村・アリスシリーズの作品集。
表題作は、島田荘司みたいな大仕掛けか、と一瞬思わせて、もっと現実的なトリックに着地しました。
いつもおなじみの面白さと、ひねりのきいたちょっと意外な展開とが共存しています。
それにしても、未読の火村・アリスシリーズの残りが少なくなってきました。
早く次の作品集、出してよ~。
紙の本
有栖川さんらしい、とても読み応えのある4話でした
2023/07/27 16:30
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2話目の、「雪と金婚式」が、1番良かったです。謎ときと、人間味が上手く合わさって感動しました。
いつもクールな火村准教授と助手の有栖川先生のコンビ、最高です
紙の本
火村シリーズの短編集!
2017/05/14 14:24
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投稿者:ALRIGHT - この投稿者のレビュー一覧を見る
だけど「天空の眼」には助教授はほとんど出てこず・・・有栖川さんががんばるお話。
「長い廊下がある家」「雪と金婚式」はいつもの二人のやり取りが楽しめてちょっとほっとするかな。
「金婚式」はこんな老後を送りたいなぁと思うような素敵な老夫婦が主人公。オーヘンリーの賢者の贈り物を思い出しました。
「ロジカル・デスゲーム」はほかの方も書かれていたようにBBCのシャーロックで同じ設定が・・・既視感を覚えながらでも楽しく読了。
切り口が違う短編集を楽しめます。
紙の本
王道のミステリ
2016/01/24 22:18
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投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
有栖川ワールドの王道ですね。小作品ですが、館ものはやはりいいですね。アリスと火村の掛け合いもいつもどおりで、読んでいてなんだかほっとします。
紙の本
趣向いろいろ
2015/11/30 21:06
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投稿者:積み本コワイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集なので、いろいろな趣向が入るのは当たり前ですが、その中でもこの短編集はかなりごった煮の部類だと思われます。
「天空の眼」と「ロジカル・デスゲーム」がその印象を強めているのかもしれません。
どちらもいつもの話の流れから考えると違った方向なので、最後の最後までどう終わらせるのか? と違う意味で先が気になりました。
「長い廊下がある家」と「雪と金婚式」もそれぞれ趣向が違うので、先が読めなくて面白いと思います。
電子書籍
映像化は可能か?
2015/11/24 10:06
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投稿者:JACK2012 - この投稿者のレビュー一覧を見る
来年からテレビドラマ化されるという話題もある、有栖川有栖さんの火村シリーズの中の一冊です。
本作は中短編集となっておりまして、表題作も含め全部で4編が収録されておりますが、中身はバラエティにとんでいると言いますか、早い話がバラバラでありまして火村がほとんど出ずっぱりの話もあればアリスが1人だけで解決してしまってそれって火村シリーズと呼べるのか? というようなお話も含まれております。
表題作の「長い廊下」については、厳密に言えば二つの家を連結している地下通路と呼ぶべきものなのでしょうが、このタイトルにしたおかげで文学的プラス怪奇趣味的な香りがしてきまして、実際に途中まではホラー小説としても読めるようなつくりになっております。まあ、トリックについてはちょっと力技なんじゃないかというツッコミも出て来るのではと思いますが、これを映像化した場合にあの部分をどう見せるのか? という興味もわいて来ます。(この作品がテレビドラマ化されるのかどうかは分かりませんが)
それで本作の白眉は、最後に収録されている「ロジカル・デスゲーム」だと個人的には思っておりまして、この話は確率論の世界では有名な「モンティホール問題」を下敷きにしたもの(といいますかそのままなのですが)で、ただこの場合当りを選ぶと死んでしまうという非常にスリリングな話に仕立て上げられており、果たして火村はこのゲームで死んでしまうのか? いや主人公なんだから死ぬ訳は無いのだろうけど、でも最近のシリーズ物では簡単に主人公を死なせたりするから油断は出来ないし、あと所詮確率論なんだから絶対に助かるという道は無いだろうし、その場合本格ミステリーとしては成り立たないのではないのか? などと色々な思惑を読者に投げかけておいて、最後に鮮やかな解決策を見せるというもので、絵的には少々地味になるかも知れませんが、これは是非映像化してもらいたい作品です。
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短編ですが
2023/07/30 02:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
どのお話もそれぞれ、一捻りされています。自分的には、イチオシは、ロジカル・デスゲームかなぁ。どの作品も、それぞれ凝って構成。今頃、感想書いてますが、この本、かなり前に読んでるのです。しかし、あまり古い感じはないですね
電子書籍
BBCのシャーロックにそっくり!
2016/05/23 12:38
3人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マネキンのローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
火村教授と有栖川有栖のコンビシリーズは初めて読みましたが、私はあまりおもしろいとは思いませんでした。
唯一おもしろい!と思ったものはしかし、最後の「ロジカルデスゲーム」ですが、これはBBCで放映されたSHERLOCK の最初のシリーズの「ピンク色の研究 (Pink in Study) 」にそっくりですね。(私はそれこそ本物の「緋色の研究」を読んでませんのでそちらに似ているのかもしれないけど)。
最後に犯人と探偵が毒の入った瓶をめぐり、心理ゲームをする。
有栖川さん、SHERLOCKからいわゆる、インスピレーションをもらったのでしょうか??多分、BBCの放映の方が先だとは思うのだけど。。