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電子書籍
物陰に足拍子(1)
著者 内田春菊 (作)
兄夫婦と同居中の女子高生のみどりは、家の中に居場所をみつけられず、学校の保健室に逃避する。そこで出会った男の子に自分と近いものを感じて……。ロスト・バージンを思い出し、肌...
物陰に足拍子(1)
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物陰に足拍子 第一巻
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物陰に足拍子 第1巻 (角川文庫)
商品説明
兄夫婦と同居中の女子高生のみどりは、家の中に居場所をみつけられず、学校の保健室に逃避する。そこで出会った男の子に自分と近いものを感じて……。ロスト・バージンを思い出し、肌の温かさを無性に感じたくなる内田春菊ワールド!!
著者紹介
内田春菊 (作)
- 略歴
- 1958年長崎県生まれ。84年に漫画家、93年に小説家デビュー。「ファザーファッカー」「私たちは繁殖している」で第4回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に「キオミ」等。
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紙の本
こわいけど身にしみる。初期春菊の傑作がやっと文庫に。
2002/06/27 18:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さじまつきこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は女子高生のみどり。真っ当で、正直で、(きれいで)、やり捨てされがちな春菊ワールドのヒロインだ。その脇を固めるのは存在感の薄い兄と、その嫁。この嫁がすこぶるイタい。嫉妬と妄想でどんどん間違った方向へ自分を、みどりを、夫を追いつめていく。これぞ春菊ワールドという展開です。こわいのに、引き込まれることうけあいです。
みどりが男に痛めつけられるところ、兄嫁の狂う表情、どれも非常にイタイタしい。でも、モノローグは美しいんです。ときに大島弓子?はたまた吉田秋生?と思わせるほど、みどりの独白は詩的で心を撃ちます。春菊さんの若さでしょうか、すごく新鮮に読み返しました。祝、文庫化。いま女子高生の女の子にも読んでほしいな。
電子書籍
この頃は
2017/10/19 11:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
この頃は絵も魅力的でしたねー。
作者が嫌な女として出している兄嫁も主人公とそん色ない位の顔に描いてあるし。