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電子書籍
昭和二十年夏、女たちの戦争
著者 著者:梯 久美子
人生で最も美しい時を戦時下で過ごした5人の女たち。作家・近藤富枝、評論家・吉沢久子、女優・赤木春恵、元JICA理事長・緒方貞子、作家、評論家・吉武輝子。彼女たちには、明日...
昭和二十年夏、女たちの戦争
昭和二十年夏、女たちの戦争 (角川文庫)
商品説明
人生で最も美しい時を戦時下で過ごした5人の女たち。作家・近藤富枝、評論家・吉沢久子、女優・赤木春恵、元JICA理事長・緒方貞子、作家、評論家・吉武輝子。彼女たちには、明日の見えない日々でさえも、その日常には青春の輝きがあった。妻でもなく、母でもなく、ただの若い女性だった彼女たちは、あの戦争をどのように生き抜いたか。大宅壮一ノンフィクション賞受賞の作家が綴った、あの戦争の証言を聞く。
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紙の本
われわれは自戒しなければなりません
2019/06/20 17:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦時中、歴史と修身を教えた厳しい女先生が、ひとつの価値観を押しつけて若い人たちを死に追いやったことを悔いて、戦後、教壇を去ります。そのときに教え子に残した言葉。
「批判のない真面目さは、悪をなします。」
『昭和二十年夏、女たちの戦争』(梯久美子 角川文庫)に出てくる言葉です。
戦争を推進した国民学校時代の教育では、「素直であること」が強く求められたそうです。
それから70年以上が過ぎたわけですが、それと同じ轍を踏まないよう、われわれは自戒しなければなりません。
子どもたちを戦場に送り、子どもたちを戦争に協力させたり加担させたりするようなことがないように、しっかり警戒しなければならない時代になったようです。