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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2013/11/01
  • 販売終了日:2016/12/31
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • ISBN:978-4-06-185401-7

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一般書

電子書籍

頼子のために

著者 法月綸太郎 (著)

「頼子が死んだ」。17歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、自らは死を選ぶ──という手記を残していた...

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頼子のために

税込 550 5pt
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頼子のために (講談社文庫)

税込 649 5pt

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商品説明

「頼子が死んだ」。17歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、自らは死を選ぶ──という手記を残していた。手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、事件の真相解明にのりだすと、やがて驚愕の展開が! 精緻構成が冴える野心作。(講談社文庫)

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みんなのレビュー88件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

やるせない物語

2014/06/25 07:58

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

何とも悲しく、やるせないお話。法月が選んだ結末は、決して納得できるものではないですが、それで初めて「頼子のために」と「あのヒトの最後のセリフ」がカチッとハマるという悲しさ。ぜひ読んでみてください。

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紙の本

生きていかなくちゃだめだろう

2001/10/24 23:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぎゃこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 一人の少女の必死な、ある意味独り善がりで幼稚ななんとかしようとした所業が、徐々に狂わせた世界。でも、彼女の考えは本当に彼女だけのものだったのか。ラストは心が痛いです。でも、やはりこれしかありえないだろうと思います。ただし、失望しないで皆生きていかなくてはいけないのだと、綸太郎さんももっと強く生きることを考えろといいたい。心の中も渦巻くような迷宮に引き込まれないように、私たちも心してラストを迎えなくてはいけないと思うのです。

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紙の本

騙し絵のごときいさぎよさ

2001/01/10 02:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:松内ききょう - この投稿者のレビュー一覧を見る

そこにある。見えている。なのに見えない。
騙し絵が面白いのは、見えているものが一気に見えなくなり、見えなかったものが一気に見えるようになる、その瞬間の不思議さだと思う。

この作品の面白さもそこかもしれない。
著者は確かに書いている。
理路整然と順序立てて刻々と書いてくれている。
そのフェアプレイの潔さときたら。
なのに読めていない。全く読めていない。
探偵さんが謎を解き明かしてくれて、
その瞬間、「あっ」と思う。
文章という形態をとる芸術だからこそ出来る、
見事な騙し絵。

ところで、
この作品の探偵の役割はある意味悲劇的かもしれない。
探偵の地位はともかく、息子の立場は一体…。

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紙の本

最後の最後まで楽しめる。

2011/09/01 13:40

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

デビュー作の『生首に聞いてみろ』を読んだ際、
どうにもこうにもめんどくさくって
もう一冊くらいはよみたいけれど、
あまり気が進まないかも…と思っていたところ
本書をお薦めされた。

しかし『生首に聞いてみろ』で辟易していたので
なかなか手が伸びずずるずるとここまで。

が。
読んでみたら…
面白かったーーー!!!!

無駄にカタカナ語を多用したがる癖は相変わらずなのだけれど、
文章も随分すっきりしていて読みやすい。

『生首に聞いてみろ』でも散りばめられた伏線と
その回収方法の巧さに舌を巻いた。
もちろん本書でもその巧みさは健在だ。

加えて、『生首に聞いてみろ』に比べて
文章も文体も非常にすっきりしていて
比べ物にならないほどとっつきやすくて驚いたほどだ。

と内容以外のことをつらつら並べているのには
理由がある。

本書には非常に大きなトリックが仕掛けられていて、
ちょっとしたことでもネタばれになりかねないのだ。

なんとなく、なんとなーく真相は伺えるのだけれど
主役である法月綸太郎(著者と同姓同名)と
そこまで辿り着く過程が非常にスリリングで面白い。

真相がわかった後に、二つ山場が用意されているのだけれど
そのどちらもが非常に好みだった。
倫理観は別として綸太郎がとった行動は
悪くはないのでは…とさえ思ってしまう。


もう何冊か法月作品を読んでみたい!!!
そう強く思わせられた作品である。

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紙の本

探偵、法月

2001/05/16 20:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 娘を殺害された父親の手記から始まり、その謎に名探偵、法月綸太郎が事件究明に乗り出す。ムダなところが少なく、さっぱりした印象。本格にありがちな大掛かりなトリックはないが、文章も読みやすく、人物の心理もよく描けている。

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2004/11/21 22:52

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2005/09/24 11:30

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2006/07/27 20:08

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2006/05/23 13:45

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2006/12/21 17:48

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2007/08/29 21:29

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2008/05/06 17:57

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2011/12/26 18:53

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2008/07/08 16:28

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2009/06/18 19:22

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