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長く短い呪文
著者 石崎幸二 (著)
岐城(きじろ)島へようこそ。自分にかけられた「呪い」を解くため少女が帰った先は、その一族だけが住む孤島。かつて姉を交通事故死に追いやり、今度は妹の双子にまで伸びる魔手の正...
長く短い呪文
長く短い呪文
長く短い呪文 (講談社ノベルス)
商品説明
岐城(きじろ)島へようこそ。自分にかけられた「呪い」を解くため少女が帰った先は、その一族だけが住む孤島。かつて姉を交通事故死に追いやり、今度は妹の双子にまで伸びる魔手の正体とは? 木に刺さったネジ、腕を切断された人形が示す想像を絶する真相。周到な伏線が破天荒な推理へスパークする好調シリーズ、早くも第3弾!
著者紹介
石崎幸二 (著)
- 略歴
- 1963年生まれ。埼玉県出身。東京理科大学理学部卒業。現在、化学メーカー勤務。「日曜日の沈黙」で第18回メフィスト賞を受賞。ほかの著書に「あなたがいない島」がある。
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紙の本
推理とユーモアの分離
2001/12/05 14:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごうた - この投稿者のレビュー一覧を見る
推理とユーモア。
ユーモア風味、ユーモアタッチという以上に笑いに力を入れているのだが、私はあわない。二人の女子高生登場人物の区別がつかないのは、作者が書き分けられないからだ。推理小説とちがい、笑わすにはまず筆力が必要だろう。そのうえ漫才をつくるのに、推理のトリックを考えるくらいの労力がいるだろう。あえて難しいことをやって報われていない。
でもこれまで三冊とも読んでいる。トリックだけは悪くない。
紙の本
ぶっとんだお嬢様たちの会話をお楽しみください
2001/10/06 00:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第3弾。
お嬢様学校の櫻藍女子学院高校のミステリィ研究会。1年生メンバーの須藤まみの同級生の岐城美希が、夏休みに「わたしには呪いがかけられています」と手紙を残して、故郷・硫黄島へ帰省。連絡が取れなくなった。補習で身動きの取れないまみに代わり、ミリアとユリ、そしてミステリィ研究会特別顧問のサラリーマンの石崎は、台風接近中の孤島へ渡ることに。はたして、美希にかけられた「呪い」とは何か? 島で何かが起こるのか?
1冊目は女子高生のミリアとユリのぶっとんだ会話についていけず、思わず本を放り投げそうになりながらも、読んだものですが・・・2冊、3冊と読み進むうちに慣れたというか、反対にこのふざけた会話を楽しんでいる自分を発見し、愕然としております。
ミリアとユリにかかると、大化の改新は日本で一番最初の殺人事件、平城宮は日本の館ものの始まり、奈良公園の鹿からは死体移動トリック、奈良の大仏からは日本最初の密室トリック、小野妹子に至っては日本最初の叙述トリック・・・ということになってしまうらしい。
なんじゃそりゃ? と思った方は、ぜひ、本編を読んでみてください。ただし、途中で本を放り投げたくなっても、私は感知いたしません。それにしても・・・こんな「呪い」が本当にあったら・・・イヤだろうなあ・・・。呪うほうにもかなりの根気がいる作業ではありますが。ほらほら、どんな「呪い」か気になってきたでしょう? ふふふ、これもひとつの「呪い」かも・・・ね。
初出うたたね通信社