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韓国のイメージ 戦後日本人の隣国観 [増補版]
著者 鄭大均 (著)
今日の日本人の韓国像は、一方に文化相対主義的理解があれば、他方に伝統的蔑視があり、イデオロギー的立場からの賞賛や沈黙の一方に、若い文化的関心層があって一様ではない。それで...
韓国のイメージ 戦後日本人の隣国観 [増補版]
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韓国のイメージ 戦後日本人の隣国観 増補版 (中公新書)
商品説明
今日の日本人の韓国像は、一方に文化相対主義的理解があれば、他方に伝統的蔑視があり、イデオロギー的立場からの賞賛や沈黙の一方に、若い文化的関心層があって一様ではない。それでは、戦後日本の韓国像はどのように変化してきたのか。戦後日本人の韓国観の変遷を二十年ごとの三つの時期区分で論じた名著に、今回新たに四つめの時期となる「韓流の時代」を論じる章を増補し、あの狂騒の時代を歴史のなかに位置づける。
目次
- 第1章 変化するイメージ
- 第2章 関心型
- 第3章 戦後イメージの原型
- 第4章 独裁国家の行方
- 第5章 似て非なる国
- 第6章 共存するイメージ
- 第7章 時は流れる
著者紹介
鄭大均 (著)
- 略歴
- 1948年岩手県生まれ。立教大学とUCLAで学ぶ。81年に渡韓、啓明大学校外国学大学副教授等を経て、帰国。首都大学東京・人文科学研究科教授。著書に「在日・強制連行の神話」など。
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紙の本
時代時代の韓国・朝鮮。
2010/09/22 23:35
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大体昭和30年代以降の日本における韓国(北朝鮮について書かれた箇所も結構ある)について書かれた本。今読むとこんな人もいたな、こんな事が語られていたな、と思う箇所もある。
この本には出てこないが、同じ著者の「在日の耐えられない軽さ」によると著者の父親は大正時代に日本で日本語の作品を発表した作家で、偶然だろうが著者と同じ東京都職員で裁判の判決を受けての発言で以前有名になった妹の存在が、この本に出て来る人々と同じ位興味深いものがある。